配信開始日 2025年9月3日

「ほぼほぼグラベル、ときどきターマック」アイス・ロード リベンジ かせさんさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5 ほぼほぼグラベル、ときどきターマック

2025年9月6日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

リーアム・ニーソン主演『アイスロード』続編。

【ストーリー】
コンボイ乗りのマイク・マッキャン(リーアム・ニーソン)は事件で亡くした弟ガーディの遺灰を、エベレスト山頂に巻くべく、ネパールへとやってくる。
現地のシェルパ女性・ダニと合流して、エベレストツアーと記された派手な塗装の乗り合いバスに乗って現地へとむかう。
バスのしっかりした足回りに感心したマイクは、運転手のスパイクと意気投合。
だが、とちゅうから乗ってきた二人が銃を取りだし、発車直後の、バスをジャックする。
二人は地元マフィアの手先で、水力発電ダム建設の利権確保のため、反対派の有力者の息子ビジェイを、乗り合わせた者たちごと殺せと命じられていた。
だが車の構造を知りつくしたマイクの機転と、ダニや乗客の協力で、なんとか二人を排除する。
折よくやってきた警察の先導でどうにか目的地の村に着くも、その警察官もまたマフィアの手先だった。
拷問をうけていたビジェイを救けだし、バスで逃げるマイクたち。
——ネパールの奥地で、決死の逃走劇が幕をあけた。

あの雪原暴走アニキ、マイク・マッキャンが帰ってきました。
今回の舞台はネパール。
道路コンディションは、ラリーレースでいうところの、グラベル(未舗装路)ときどきターマック(舗装路)。
ちなみに前回のような雪だとまんまスノー。
前回につづきリーアム兄さんが、ヒマラヤ山脈の超難度の未舗装路を、ハデにぬられた地域循環バスのアクセル&ブレーキベタ踏みで爆走します。
世界最高峰の雄大な山脈を背景に、ウィンチや工事用クレーンといった目に新しい設備を使って、激坂や断崖の谷を突破してゆきます。

なんかアマプラで見れました。
おすすめ作品にはいってて、
「なこれ。パチモノ? え? 続編?」
てなもんで。
制作したアメリカ本国でも、小規模に上映されていたそうです。
路面そんなアイスロードでもないこの続編ですが、絶景を舞台にしたまったり大型車アクションスリラーとして、個人的には楽しめました。
リーアム・ニーソン版寅さん、『トラック野郎はつらいよ』ともいえるこのシリーズ、もうちょっとつづいてもらっても、いいかな?
もし収益悪くなければ、監督、もいっちょおねがいします。

かせさん