視えるのレビュー・感想・評価
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霊能Revenge
まずはダーシーとダニーの双子姉妹の一人二役を演じたキャロリン・ブラッケンに拍手!
全く違うキャラクターを見事に演じ分けていて、ともすれば一人二役と気づかないレベル。
なんとなく妻ダニーを殺害した犯人が夫のテッドであることはわかる。
ダーシーもそれはわかっていて、Revengeをしにテッドの家(新居)に行く。
ダーシーは盲目で古美術商を営んでいて、陳列している商品は全て呪われていると
テッドの言う。そこでベルボーイの霊が出てくるとの呼び鈴の伏線。
テッドの彼女ヤナを散々霊能をつかって脅すダーシーが素晴らしい。マジで迫力がある。
この怖さは、独特の画づくり・映像の質感・家のきしみ音・音響・劇伴全てが
不穏な空気感・おどろおどろしい雰囲気を創出しており、
この脚本を見事に演出していると感じた。
ダーシーはテッドの罠にかかって死んでしまうのだが、
死に際に姉を殺した犯人オリンへ復讐し(殺しはしない)、
尚且つ死後もテッドへベルボーイの霊を呼ぶ呼び鈴を送りつけ、
霊能を信じていないテッドは興味本位でベルを鳴らし、、、、、
ラストシーンはベルボーイがテッドの横に立っているシーンで終幕。お見事!!
ダミアン・マッカーシー監督は今後も要注目だと思った。
本作は小品ながらも、なかなかエッジが効いていて楽しめるホラーであった。
Eye to Eye
全然時間が合わないから観れないな〜と思っていたら何故かバチコリジャストミートな時間にあったので飛び込んで鑑賞。
特典は本国版のチラシでした。
結構期待していたんですが、雰囲気ホラーの側面がかなり強く、盛り上がりに達するまでの時間が長すぎるせいかかなりダレてしまったなという印象です。
ジャンプスケアには頼っているものの、そこまで怖い場面も少ないときたので、不気味さでビビったくらいでした。
ヒトコワとオカルトを混ぜ合わせたような作りですが、どちらも中途半端かなーといったバランスで、ヒトコワが全開になっても良かったんじゃない?とは思ってしまいました。
キャラクターも背景が多くは描かれず、観ている側に委ねるものが多いのも気になってしまいました。
今作の素晴らしいポイントは盲目の霊能力者・ダーシーのビジュアルや格好が良すぎたところですね。
色白でスラッとしていて、佇まいに気品があって美しいときたもんですから、これだけでも儲けもんだなと思いました。
木偶含めた造形物のクオリティが高いのも素晴らしく、ゾゾっと動くリアルな感じや、動かなくても不気味にさせてくれる存在感はナイスクオリティでした。
ラストシーンではそこの回収がされるのねとは思いましたが、割と雰囲気醸し出したかと思いきやドッタンバッタン展開に持ってきた作品のオチとしてはちょい弱いかなと思いました。
好むホラーがどちらかというとスプラッター寄りな自分とは相性が悪かった気もしますが、2回目観たらもうちょっと整理できるのかなと思ったり。
鑑賞日 12/10
鑑賞時間 17:00〜18:43
ど王道オカルトホラー!!(歓喜)
そしてほどよい人怖。
よいですね。
最初はアート映画か雰囲気映画で
少し構えてましたが
ちゃんとオカルトホラーの
要素を押さえてしっかり人怖がはいる。
70年代80年代の
オカルトホラーを感じて
個人的にはこのテイストは
旨味しか感じません。
地方のミニシアターで
見る条件も最高だったなァ。
論理や理屈が多少わからなくても
いいんですよ、この楽しさ
わかってくれる方はいるだろうか。
考えれば理屈づけはできるくらいの
筋は通ってました。
お姉さんが改装でいじってた
穴の側にいたのも、
主人公のオリンへの罪悪感から
飛び降りる道を考えてかもし
れないしね。
あの最後も最初の前振りが
綺麗に回収されて気持ちよかったし
クスッと笑える演出が最高でした。
理屈や論理に悪い意味で固められた
悪党は地獄をみて頂きましょう。
うん、懐かしさと新しさに
浸れてよかった。ありがとう。
信じる者は。。。
まずSHUDDER作品あるあるの映像のチープさがない事に感動!ジャンプスケアに逃げないホラー演出、カメラワークも良かった!
自分も含め、この映画はゴーレム(木の人形)とそれを操る女vsそれに翻弄される一般人の戦いを想像したので、そういう展開を期待した人からの評価は低いと思う。全然違う映画だから。
たぶんこの映画が伝えたいのは、人の情念や神という概念、超常現象といったものにアンテナがない人(=視えない、今作におけるサイコパスの精神科医)には霊的な力は全く及ばないって事だと思う。なんか次元が違うのかな?
だから精神科医は奥さん死んだ後に変な事が起きててもあの屋敷に住んでられるし、ラストシーンのベルボーイも、現れてはみたものの「コイツ気づかないから手出しできないな...」みたいな様子。
細かいプロットに矛盾はあるけど、そういう所を観てほしい映画ではない。
シリアルキラーはどうして被害者に呪われる事なく連続殺人できてしまうのか...って思った経験がある人は、納得できる映画じゃないかな、と
寝落ちした😅
因果応報
霊能力者vs非霊能力者
無駄のない静かで美しい映画
「姉の死に疑問を抱く双子の妹」、「目が見えない」というところからスペインのギリェム・モラレス監督「ロスト・アイズ」を思い浮かべながらの鑑賞となりましたが、全く違うタイプの映画で感心してしまいました。
目が不自由なことが足かせになり恐怖を煽ってゆくのかと思いきや、目が見えないことが最強の武器になっていて、静かに淡々と進んで行く。目の見える私が目の見えない主人公に手を引かれて物語のラストまで誘われて行く感じでした。
主人公が力を与えるとんでもなくデカい木の人形が、なぜこんなにも恐ろしい風体なのか、なぜそんなに大きな手をしているのか、それがちゃんと意味を持っていて、ただ観客を驚かせるためでないことにとても気持ち良いものを感じました。
全体的に薄暗い恐怖の中、意外にもクスリと笑ってしまう場面がいくつかあったり、また亡くなったダニーの元夫の恋人ヤナの存在など、人間らしさを感じるところもちゃんと描かれている。
私はこの映画が好き。
…アンタには何のメリットが?
双子の姉が殺されてしまった盲目で超常的な能力をもつ妹が、殺害現場の家に行き…といった物語。
初っ端から不穏な展開。この状況、あなたなら開けますか?それとも…。
そんなこんなあって、姉夫婦の家にやってきたダーシー。ヤナは文字通り嫌な奴かと思いきや…いやいやダーシーの図々しさと来たら…wそしてヤナさん、よくそれに近付こうと思えますねw
とにかく終始怖い作品。
ジャンプスケアもあるにはあるが、雰囲気でもしっかり怖がらせてくれる所、オバケ怖くもヒトコワでもあり、いくつもの恐怖がうまく入り混じっている印象。
伏線回収もしっかりあるし、姉の死の真相は…!?え、もうネタバレ?と思いきや…!!
都合の良い展開も数あれど、こんなに怖い作品は久々じゃないかな?人形も、ゴーレムのような山童のような…。
ついでに、あの家のレイアウト憧れます(笑)あの感じ好きですね。あ、勿論パカッとしたのは要らないですがw
そして、こんだけ怖がらせておいて最後の最後は…ネタかなw?
評価は結構割れているようですが、個人的にはホラー系とサスペンス系の怖さや、ジャパホラと洋モノホラーの良い所をミックスさせたような、ミステリー要素も併せ持った超良作だった。
オカルト風味のサスペンスが楽しい😀
ひどい
アイルランド製ゴシックホラー
じんわりな怖さ…。
直球勝負
随分とストレートな表現が多く、スマホが出てこなければ古い作品だと思ってしまうかもしれません。
でも、それがこの作品の良さだと思います。かえって新鮮な気持ちで観ることができました。
お化け屋敷を楽しんだような感覚でした。
やっぱり暗闇は怖い。
ドアの覗き穴、あんなに大きかったら簡単に侵入できちゃいますね。でも、昔ってあんな感じのサイズでガラスが付いただけの覗き穴がありましたね。
あの家、ぐるっと中庭?の周りを囲む造りなのに、屋内はやけにちょっとしか出てこず。リノベ中だからでしょうか。
アイルランドは北欧なのか?
静かにぞっと楽しめるホラーで面白かった!けど、少し足りない。もう1ラウンドほしかった。
過度な脅しも、極端な残酷シーンもほとんどなく、静かにいい雰囲気で楽しめました。
最近のホラーは騒がしい作品ばかりで、それ以外も、ただただ陰鬱な作品しかなかったように思います。
良かったのは死霊館シリーズくらいでしょうか。
シリアスなのに、”木人”がちょっとユーモラスで、本作のアイコンにもなってていい。
主演女優が双子の姉妹二役とは全く気付かず、劇中の「似ててゾッとした」というセリフで分かったほど上手い。
髪色、髪型、性格がまるで別人で、妹は視覚障害があるので似てると思わなかった。
ただ、この雰囲気でもう1ラウンドくらいほしかったです。
木人VS夫の大格闘があって、炎上があってからの、呼び鈴…とか。
短くて何か物足りな買ったのが残念です。
結局、人間がイチバン怖い
ホラー好きの同居人に付き合っての鑑賞。あんまりコワくなくって助かった。
ホラーというか心霊風味のサイコサスペンスって感じ。低予算だそうだが、古い屋敷(というほど部屋数映らん)の雰囲気と撮影のうまさで緊張感が維持される。ただちょいと劇伴の煽り大げさ過ぎ。
結局、イチバン怖いのはニンゲン様。ユーレイと人間のキルカウント比べたら、ラストをカウントしても人間の圧勝だもの(というかユーレイは人を殺してへん。)
姉の夫役の俳優、「ボヘミアン・ラプソディ」でB.メイやった人なのね。髪型変わっただけで全然分からんかった。
伏線も非常にわかりやすく張ってあって、ラストで「ああ、来た来た」って思ってたら、ラストのカットで吹いた(笑)。
サイコ〇〇
1年前に双子の姉を殺された盲目の妹が、犯人に迫る話。
新居にと買った古い屋敷を泊まり込みでリノベーションしていたら、玄関に右目がガラスの目玉の男が現れて、車に行っていた隙に誰かが家に侵入したと言い出して始まって行く。
と思ったら、壁に貼られたその顔ってあの男ですよね…からのなんで破裂してんの?そしてオカルトアンティーク店に精神科医が現れて、お土産渡したり姉がなんたら…。
観賞前にあらすじ紹介に記された内容を頭に入れてなかったけれど、なんとなく話しが見えてきたと思ったら、えっ!そんな能力が!?
なんだか不気味な妹だし、オカルトありきで話しが進んで行くし、箱より中味が大きいし、都合良く電話が落ちる穴あいているし、この内容だと全て妹はわかっていたってことですよね?だとしたらもともとの狙いは?なんて疑問も浮かび捲りだけれど、雰囲気映画みたいな感じの割にはなかなか面白かった。
アジアンホラー的な不気味さ
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