「彼我を隔てるのは時間ではなく…」ブラックホールに願いを! uzさんの映画レビュー(感想・評価)
彼我を隔てるのは時間ではなく…
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映像はチープでも話が面白ければ、と期待したが、むしろ映像はそこそこ、話は難解だった。
事が起こって、暗号を二段階変換した時点で(劇中時間が)10分くらいしか経ってなくてビックリ。
まぁ早口だったし、理解する必要はないのかな、と思ってたら、一時が万事その調子。
理屈は通ってるのかもしれないし、研究員さんなら理解できるのかもしれないが、こちらは素人。
状況が掴めてないので、ピンチにもピンとこず。
展開に乗りきれてないため、赤城や、ましてポッと出の麻生の動機や哀しみも頭が追いつかなかった。
展開としても、シリアス基調の中にコメディやら青春ものみたいな雰囲気が混ざり、散漫。
何より挿入歌を使い過ぎ。
最初の30分だけでも2回くらいクライマックスみたいな演出が出てきて混乱した。
そしてその弊害で、本当のクライマックスが盛り上がらない。
終盤、主人公が名前で呼ばれるのは盛り上がりどこなんだろうけど…知ってたなら最初から呼べよ。
そして、なんで最初に呼ぶのが宮崎なんだよ。笑
世界の終わりが2人の話に収束する構造は嫌いじゃないが、途中を捏ねくり回し過ぎ。
一つ二つなら難解な理論もスルーできるが、あれだけ積まれるとキャラの心情どころじゃない。
もっとシンプルにして、解説を工夫してほしかった。
芝居は悪くなかったが台詞が聞きづらく、それも理解を阻害していたと思う。
エンドロールの曲と画像の雰囲気はとても好み。
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Bacchusさんのコメント
2025年12月10日
コメディならコメディに全振りしたほうがまだマシに感じましたし、ややこしさがめんどくさく感じましたよね。
それに作品と内容合っているのか?と言いたくなる挿入歌ラッシュも浮いてましたね(-_-)

