ひとしずくのレビュー・感想・評価
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ここまでよくできた作品も珍しく無条件におススメできる作品。
今年5本目(合計1,747本目/今月(2026年1月度)5本目)。
※ このサイトの都合上、評価点は0.5点単位でしかつけられませんので、下記にのべる採点対象を考慮し、七捨八入を行って、4.8→5.0に切り上げています。
久しぶりに、とても良い「あたり」作品を鑑賞したな、というのが一つ目の感想で、二つ目には、初監督の方の作品としては、及第点どころか95点以上つくのでは?というほどクオリティが高かった点です。どうしても初監督の方の作品といいますと、例えば大阪市でいえばシアターセブンや、ナナゲイさんでの放映が多く、「確かに」経験値不足や、予算不足などでわかりにくい作品は一定数存在します。しかしそれは仕方のない部分でもあり、またそうした「インディーズ映画」と呼ばれるそれらのグループから、今やだれもが知っている有名作品、例えば「ベイビーわるきゅーれ」や「侍タイム~」ができたのも事実であり、インディーズ映画だから…という方にはぜひ見て欲しい作品です。
作品も90分ほどと適正で、総務省の管轄となる「地域おこし協力隊」に応募した主人公が鹿児島のある町に行き、そこでの地方行政・住民と力をあわせ、あるいは時として摩擦を起こし、人として成長していく部分が描かれています。その「一つ一つの努力」が湖、海となるという意味において「ひとしずく」というタイトルはぴったりですし、あるいは、インディーズ映画という特性上、どうしても「一人一人の口コミ」が大切になるという部分が大きいグループである作品群を考えると、「二重の意味で」ぴったりでは、というところで、上記通り、足がけかけて6年ほどで1700本ほど見ておりますが、ここまで良かった映画というのはおそらく(初監督の方という補正を考えたとき)珍しいのでは…と思います(超有名監督さんや、いわゆるシリーズものなら「楽しさ」は保証されているので、それらと比較するのは明らかにおかしい)。
作品は、いわゆる総務省の「地域おこし協力隊」を描いたものですが(総務省といえば、「"総"務省」である故に、厚労省でも経産省…でもない事項を扱うところが「総務省」であり、まぁいわば「ごった煮省」という部分はどうしても否めない(ただ、そのことは、総務省が管轄する行政書士試験において、行政書士およびその資格持ちが要求される知識の「広さ」は極端に広く要求されることになります)ところ)、そもそも論でいえば「地域おこし協力隊」というのはいわゆる「地方」の中でも「限界に近いところ」や「崩壊寸前の町村」(通常、市は対象になることは少ない)に派遣されることが普通ですので、この意味において、「限界・崩壊寸前の地方自治体はどうあるべきか」「国として何ができうるのか」、逆の見方をすれば、「よそ者には邪魔されたくない」という当事者の思いとのぶつかりの論点も存在し、個人的には後者側の立場で見ました(「いわゆる極端な過疎地域における行政と住民、そして国の関与のありかた」の論点)。
ここ最近では群を抜いてよかった作品で、90分ほどの作品の中で述べたい趣旨が極めて明確であり、また、タイトルにこめられた「ひとしずく」の意味も二重に存在するものであり(この点は実は上映後のトークショーでこのタイトルの意味も触れられていた)、いわゆる「問題提起の映画」を好む方であれば是非見て欲しいな、といったところです。
採点に関しては、下記の減点加点まで踏まえて、4.8を5.0まで切り上げています。
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(減点0.1/鹿児島弁が聞き取りづらいところがある)
これはシーンにもよりますし、登場人物にもよりますが、標準語レベルで推測できる部分と、まるでわからない部分があり、やや配慮があってもよかったかな、と思います。
(減点0.1/いわゆる「地域おこし協力隊」について多様な取り上げ方があっても良かったか)
いわゆる「地域おこし協力隊」におけるトラブルは、この映画で描かれるように「住民側が拒否反応を起こす」パターンが代表的ですが、逆に「受け入れ側の地方行政がいろいろ嫌がらせをする」というパターンも存在し(異様に予算についてうるさい等)、このことは、この論点は複数の「問題点」を抱えるので、それらには触れても良かったとは思います。ただ、作品内で一応「予算についてうるさい人」は出てきますので、「まったく取り上げられていない」のではないため、減点幅は調整しています。
(減点0.1/「地域おこし協力隊」についての説明がやや不足)
総務省の管轄ですが、こと大阪市で放映する場合、およそもって「地域おこし協力隊」という語を聞くことがないことまで考えると(そして、東京名古屋、あるいは広島仙台…といった都市部で放映されることを考えると)、もう少し説明があってよかったかもしれません(詳しい説明はともかくも、どの省庁が何の目的でやってどうこう、といった概要)。
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(加点0.1/初監督の方の作品としては非常に共感が持てる)
繰り返しになりますが、初監督の方の作品としてはクオリティは非常に高く、そして、「地域おこし協力隊」、ひいては「さびれた地方の在り方と国の関与の在り方」といった、きわめて硬派な内容について、ほぼ正確に描かれている点については、きわめて高く評価しました。
どうしても放映されている映画館が少ない作品ではありますが、初監督の方の作品、いわゆるインディーズ映画の中では群を抜けて飛び出ている(過去に同趣旨で高評価をした「クオリア」「シャーマンの娘」「消えない虹」等と同レベル、あるいはそれ以上と言える)ので、本映画は場所はかわってもいろいろな場所で放映されれば、と思います。
※ なにより、「さびれた地方が今後どうするのか、住民が決めるのか、国がどう関与するのか」というのは、高齢化社会が進む一方である今日においては、必ずやってくる「未来」であり、このことについては「必ずやってくる未来」について問題提起をしている、というのは極めて良かった点といえるでしょう。
#山下大裕 監督『 #ひとしずく』 就職活動に行きたまった香澄。自...
#山下大裕 監督『 #ひとしずく』
就職活動に行きたまった香澄。自分が何をやりたいのかもわからずにいたが ひょんな事から地域おこし協力隊の話を聞き話に飛びついたのだが…
いきなりの地元のタクシーからの厳しい意見。よそ者の自分、地域の人々の都会との違い。様々な壁を見ずにただ進んでしまう香澄。人は一人ではない。そんな事にようやく香澄も周りも気がついていく。
平成最後映画で知った香澄役の #工藤成珠 さん。
悩みながら成長する香澄役が良かったです。
撮影時の、食事が美味しく 撮影シーンでも食べてしまったとか。OB役の #油木田一清 さんも同意。
その後に 主題歌の生演奏を #麗奈 さんが!
地域映画としても 鹿児島南大隅の魅力も伝わる映画でした。
明日以降12日まで K'sシネマで上映続きます!
#工藤成珠 さん
#油木田一清 さん
#高浜海斗 さん
#青川穂美里 さん
#麗奈 さん
泣こよか、ひっとべ!
鹿児島という風土の魅力が伝わりとても良い映画だと思った。 結局町内...
鹿児島という風土の魅力が伝わりとても良い映画だと思った。
結局町内会長の議題には最後まで答えが出せてなかった点にモヤモヤが残った。
また青川穂美里さんの演技力はもう少しどうにかならないかと気になってしまった。
色々な角度から楽しめる素敵な作品でした!
全世代・都会や地方在住など問わず楽しめる素敵な作品でとてもオススメです。
主人公が社会の一員として成長していき、町の発展に奔走する姿、そしてそれを支える町の皆さん、地元出身者やリアル地元民の皆さんで作り上げた良さが随所に感じられました。
小さなひとしずくが大きな塊となり、そして町を動かしていく、これからの日本全国の地方都市で起こり得る課題なども学べる作品でした。
舞台挨拶では約20分も用意してくださり、エピソードトークに笑いが起こり、とても楽しめました。
山下監督をはじめ、役者や地元民、関係各所のみんなの思いやパワーを体感されたい方は、新宿K'sシネマへGO。ちなみに昨日は満員御礼でしたので、平日がオススメです!
キャベツ地獄
大学を出て職を転々としている20代女性が地域おこし協力隊の活動を通して成長する話。
いいねOLは…なんてわけのわからない呟きを漏らしちゃう主人公が、東京へ地域おこし協力隊の求人活動にやって来た役場の人間に声をかけられて、3年間の契約で九州最南端の南大隅町に移住して巻き起こっていくストーリー。
根拠のない自信とプライドは一丁前の女性が、移住早々いかにもな田舎のコミュニティや行政の仕組みに翻弄されて行く流れはわかりやすくて良いけれど、なんだか妙に上っ面。
いざマルシェ!の流れになってから妙にテンポが悪いし、ステージ上で語ったことで奮闘する姿こそみせるところじゃないんですかね?
地域おこし映画としてはそれなりな感じだけれど、結局序盤に企業や役所の面接とか自治会長に問われたことへの答えってありましたかね…という感じ。
ちなみに一瞬しか映らなかったけど、自分は海よりくじら推し。どうでも良いですね。
地域おこし協力隊のお話。子どもも楽しめます。
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