「子供ミサイル走りは、特攻兵器「回天」か!」WEAPONS ウェポンズ カール@山口三さんの映画レビュー(感想・評価)
子供ミサイル走りは、特攻兵器「回天」か!
WEAPONS ウェポンズ
この映画は、
前半の事件と犯行の因果関係が関係者数だけの複雑な因果と偶然を蜘蛛の巣の様に描いているのが実に良かっただ!
後半は、
訳の分からん呪術が子供たちを「武器人間(living weapons)」に変えるたもので、失踪事件の引き金となる。
子供たちは夜中の2:17に家を飛び出し、両腕を広げて「ミサイルのように」走るのがライブ的でイイ
しかし、これはなんじゃ!
ネタバレ調査は最後に一部公開しますね。
なかなか、良い映画だった。
レビュー27
(^○^)
WEAPONS ウェポンズ
コメディアン、脚本家、監督、俳優など多彩に活躍し、2022年に発表した監督作「バーバリアン」が高い評価を受けたザック・クレッガーが、監督・脚本・音楽を手がけたホラー。
舞台は静かな郊外の町。ある水曜日の深夜2時17分、子どもたち17人が突然ベッドを抜け出し、暗闇の中へ走り出したまま姿を消す。消息を絶ったのは、ある学校の教室の生徒たちだけだった。
なぜ彼らは、同じ時刻に突如として姿を消したのか。
疑いの目が向けられた担任教師ガンディは、残された手がかりをもとに集団失踪事件の真相に迫ろうとするが、この日を境に不可解な事件が町で相次ぎ、やがて町全体が狂気に包まれていく。
物語は登場キャラクターそれぞれの視点で描かれ、モキュメンタリー風の演出も相まって、全米では公開後に観客の考察が飛び交い、スマッシュヒットを記録した。
出演はジョシュ・ブローリン、ジュリア・ガーナー、オールデン・エアエンライク、オースティン・エイブラムス、ベネディクト・ウォンら。
WEAPONS ウェポンズ
Weapons
2025/アメリカ
以下、調査ネタバレです。
この呪術は、
子供たちを「武器人間(living weapons)」に変えるためのもので、失踪事件の引き金。
子供たちは夜中の2:17に家を飛び出し、両腕を広げて「ミサイルのように」グレイディスの元へ集まるんです。
目的:延命や若返り?
まさに延命と若返りが主目的です。
グレイディスは老化や病気の進行を止めるために、子供たちの「生命力」を植物経由で吸い取る儀式を行います。
具体的に:
メカニズム: 子供の毛髪、所有物(リボンなど柔らかいもの)、術者の血を棘の枝に巻きつけ、皮膚を裂いて血を染み込ませ、枝を折る。
これで子供は「武器人間」化し、痛覚を失ったゾンビのような存在に。グレイディスは彼らを操り、自身の体に「注入」することで、若返り効果を得る(皮膚の再生、活力の回復)。
動機の深層: 表面上は「永遠の命」を求めるエゴですが、物語では家族のトラウマ(虐待の連鎖)が絡み、グレイディス自身が過去に「犠牲者」だった可能性を示唆。
延命は「生き延びるための武器」として、タイトル『WEAPONS』の象徴。
最終的に、アレックス(残った子供)が逆呪術(グレイディスのウィッグの毛と枝を使って)で子供たちを解放し、グレイディスを「解体」させるクライマックスで、この目的が崩壊した。
いや、なかなか深遠な構造の映画監督です。
以下、省略…
共感ありがとうございました。
これが通常レベルの公務員なら、アメリカに進歩はない。アレックスには魔族の血脈がありそう。続編でいろいろやらかしてくれるのかな。
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