「Hooked」ネバーランド・ナイトメア ブレミンガーさんの映画レビュー(感想・評価)
Hooked
ピーターパンもホラー映画になってスクリーンに見参。
正直ピーターパンを使ったところで?とは思いましたが、プーニバースは最初から追えているユニバースなので全通してやろうじゃねぇかという気合で鑑賞。
特典はステッカーでした。
グロさは結構目立っていましたが、マッドマウスのちょい強化版かなってくらいでそこまで目を見張るものは無かったです。
この作品にストーリーを求めてる事自体お門違いなのは分かってるんですが、ピーターパンである必要性をあんまし感じなかったのは事実です。
序盤から他作品のパロディをガッツリやっていくので、割とグロコメディな作品なのかなと最初は思いました。
初っ端の身振り手振りは「ジョーカー」と「テリファー」の合わせ技ですし、最初の子供を誘拐するシーンなんか完全に「IT」ですし、最初の殺しの悪趣味さは「テリファー」のアート・ザ・クラウンの殺し方に近いですし、パロディ多めでふざけてんなーと思いましたが、割とその後はパロディが出てこないのでちょっぴり寂しかったです。
誘拐されちゃうマイケルと姉のウェンディがメインで進んでいくストーリーですが、ウェンディが結構強く、ガンガン乗り込んでいきますし、ピーターパンもガンガンボッコボコにしていきますしで頼もしい限りでした。
危ねぇ現場に飛び込んでいくのにヘソだし服で行く危なさだったり、スマホの充電しまくりなところは短所かなと思いました。
ピーターパンの性格や能力を用いたわけではなく、ピーターパンだと思い込んでるおじさんが子供たちを誘拐していくお話なので、シンプル誘拐映画でした。
割と手の込んだ誘拐方法をする割には、殺人パターンがナイフでブッ刺しまくるばかりなので「マッドマウス」の二の舞でしたし、途端に強くなったり途端にナーフされたりとで戦闘バランスが悪かったのも惜しかったです。
ティンカー・ベルの正体はまぁそいつよねぇとは思いましたが、原作のあのティンカー・ベルはどこへやら…といった感じでとんでもないことになるので必見です。
フック船長も登場しますが、お前がフック船長なんかいとこれまたツッコんでしまいました。
マイケルの親友が着てたTシャツがガッツリ「プー あくまのくまさん」のメインビジュアルで笑ってしまいました。
今までの作品では他作品の繋がりはほとんど無かったのに、急に露骨に押し出してきたのは最高でした。
今作の一番面白かったところです。
終わり方も綺麗に終わりゃいいのにユニバースでの幅を見せるために追加したんだろうなーという感じが透けて見えたのも惜しかったです。
今作は今作でしっかり独立してますので、ユニバースとの合流はしやすそうだなと思いました。
次の出番の時にはもっと攻撃のバリエーション増やしてもろて。
鑑賞日 11/7
鑑賞時間 12:40〜14:20
