バレンと小刀 時代をつなぐ浮世絵物語

劇場公開日:2025年10月10日

解説・あらすじ

江戸の浮世絵技術を現代に受け継ぐ「アダチ版画研究所」で、現代アーティストの作品を版画にするプロジェクトに挑む職人たちの仕事を追ったドキュメンタリー。

江戸時代に隆盛を極め、ゴッホなど印象派の画家たちにも多大な影響を与えた浮世絵。1928年創業のアダチ版画研究所は浮世絵版画の技術を現代に継承し、これまで版元として江戸時代の名作の数々を復刻し国内外に届けてきた。近年、同研究所は、草間彌生、ロッカクアヤコ、ニック・ウォーカー、アントニー・ゴームリーら世界的に活躍する38名のアーティストを絵師に迎え、新たな現代の浮世絵を創作するプロジェクトに取り組んでいる。約5年かけて86作品を制作し、2025年春に東京国立博物館で開催される「浮世絵現代」展での発表を目指す。彫師と摺師たちは、古典的な浮世絵とは異なる世界観と多様な表現にたじろぎ、絵師の鋭い指摘に苦悩しながらも、職人としての矜持から粘り強く原画の美をすくいあげ、さらなる高みを求めて試行錯誤していく。

監督は「≒草間彌生 わたし大好き」「氷の花火 山口小夜子」の松本貴子。

2025年製作/109分/G/日本
配給:Stranger
劇場公開日:2025年10月10日

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(C)2025「バレンと小刀」製作委員会

映画レビュー

4.0 図工とか美術もうちょっと頑張っておけば良かったよね

2025年11月1日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

興奮

驚く

ドキドキ

目白に版画工房なんてあるんだ。
そういえば浮世絵展見に行きたかったんだよな、とこの映画を観ながら思った。

高3の時の担任が、東大を卒業して職人になる人がいると言っていたのを、今でも覚えている。
この映画と直接関係があるわけでないが、職人なろうかなとたまに思う。
なろうかなではなれないだろうが。

小学生の時に学校で一度版画をやったけど、その時は全然楽しくなかった。
大人になった今なら、あの時より楽しめそうな気がする。
知識は無いけど、美術館に足を運ぶようになったし。
上手くはできなくても楽しむのはできるんじゃないか。
そう思わせてくれる映画であった。

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くちがさん

3.0 300年前に確立

2025年11月1日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

興奮

斬新

された技術。つまりはテクノロジー、システムで

コンテンポラリー作家の作品を出力する。

こうやって文章に書き出せば、よーく理解できる無茶

だって300年前にできたiPhoneで現代の

ユーザが満足するプリントを。って言ってる

ようなもんだぜwと大雑把な例えを通じて

この映画の狂気性を語る訳だが。

そう言う無茶は実際に成功すればイノベーションも

連れてくるんだよね。と思いながら観た◎

結果、僕の中で抱えていたある一件にイノベーションが

生まれてきたw

浮世絵を支える側面で、絵師・版元・刷り師・彫り師は

認知が上がったが、まだ色についてのクローズアップは

藍留まりだね(^^)青も色々だわ◎

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tomokuni0714

4.5 非常にエキサイティングな映画だった!!

2025年10月23日
スマートフォンから投稿

今まで特に気にしていなかった「浮世絵」やそれに用いられている色の美しさに気付かせてくれる映画だった。

伝統芸術の分野とはいえ、それを継承していこうとする職人さんの多くはまだ年齢が若い為、映画の印象は軽やかな感じで、浮世絵が当時の大衆娯楽だったかのように、一つの絵に情熱を注ぐ職人さんの姿はポップで親しみの持てる存在のように感じられた。

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はなてん

4.0 浮世絵の未来

2025年10月13日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

知的

斬新

芸術に詳しくないので、浮世絵が現在も作られていることを初めて知りました。
若い方々が浮世絵に向き合い、伝統を継承しつつ、時代に合わせて新たな息吹を注ぎ込み姿は清々しいものがありました。

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