「じわじわと沁みわたる」はだしのゲンはまだ怒っている ziさんの映画レビュー(感想・評価)
じわじわと沁みわたる
強烈に押し付けてくるのではなく、じわじわと戦争の惨さや悲しみ、怒りが伝わってくる。平和な世の中に生きることが当たり前のようになって平和ボケしている今の私たちに「大丈夫なのか?次は自分かもしれないぞ。しわ寄せの最終地点は一般市民なのだから」と訴えている。被爆者の生の声は強烈にせまってくる。戦後80年の今、被爆者の声や反戦を訴え続けている人たちの声に真摯に向かい合わなければ、と思わせてくれたドキュメンタリーだった。後世に語り継がれていくべき内容だった。秀逸な作品。映画のパンフレットも読みごたえがあった。
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