「デスクメイト」ひとつの机、ふたつの制服 uzさんの映画レビュー(感想・評価)
デスクメイト
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タイトルの雰囲気が好きで気になってた作品が近所にきたので、鑑賞。
W主人公かと思ったら、小愛メインなのね。
導入で小愛や世間の夜間部に対する意識を描き、タイトル後は反発も虚しくしぶしぶ入学。
入学案内に併せて“机友”について提示し、早々に敏敏と交流を開始する。
仲を深める様子は挿入歌に乗せてダイジェスト。
この演出は全部で3回ほど使われ、そのため大味ではあるがテンポはよく、必要な情報は入ってた。
敏敏や路克と交流していく中で、非常に分かり易くいくつかの火種が撒かれる。
展開はド定番のため、これにいつ火が点くかをニヤニヤしながら見守ります。
何につけても小愛が可愛い。
ハニカミ笑顔も、ふくれっ面も、最終盤の変顔まで、終始愛くるしさを振りまいてくれる。
見栄をはるのも「バカだなぁ」なんて思いながら、恋心ゆえに納得はした。
敏敏は嫉妬心からいぢわるもするし、路克はもっとちゃんと追いかけろとは思う。
しかしいずれも年齢を考えれば悪印象まではいかず、メイン3人の好感度が作品を爽やかにしてた。
全日制との対立や、超との手紙の一件はあまり必要なかったかな。
(“ニコール•キッドマンの手紙”とか出していいのか、と思ったら…)
関係性が曖昧に終わるのは賛否別れそう。
でも、友情•恋愛•家族愛•受験など、多くを入れ込みながら綺麗にまとまっていた。
母の節約の理由もよかったが、料理は…笑
20歳のコなど脇を絡ませすぎないバランスも見事。
ベタだけど後味のよい、青春映画の秀作です。
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