「悪女に憧れるメガネっ子」ひとつの机、ふたつの制服 カールⅢ世さんの映画レビュー(感想・評価)
悪女に憧れるメガネっ子
1997年の台湾の女子高。
昼間部には理数特進クラスもあり、バリバリの進学校になる課程で、夜間部は働きながら学ぶ者たちのそれではなく昼間部のいわば2軍だった。入学式は昼間に合同で行われ、制服はグリーンのポロシャツ。左上には刺繍が施され、昼間部は太陽の黄色、夜間部は月の白。
1年時は机の引出しも共有。
机友(きゆう)というらしい。
嫌がらせにネズミの死体なんか入れる奴がいるんじゃないかと思ったら、生きてるハツカネズミを飼ってる娘がいて、ちょっと微笑ましい。
学校は2倍儲かるけど、教師もモルモット並みに働かせられているに違いない。
お金持ちの子女で垢抜けていて、夜遊びもイケてる昼間部の敏敏(ビンビンではない)は昼間部に合格しなかったメガネっ子の小愛(シャオアイ)を昼間部の制服に着替えさせ、校外に連れだす。
小愛の父親は早くに亡くなり、元教師の母親は子供を集めて学習塾をやって、ふたりの娘を育てている。鶏の唐揚げの次の日の晩御飯は食べ残しの骨と大根の煮物だったり、妹の余った母乳入りホワイトシチューだったりと超倹約家。
敏敏に引け目を感じていた小愛はアルバイト先の卓球場で敏敏の彼氏のルークと出会い、机のみならず彼氏を共有、独占しようと企むが····
高3の統一試験発表までが描かれる。
ニコール・キッドマンに憧れる小愛は
卓球メガネ女子。
卓球愛ちゃんはそういえば台湾の高身長男子と結婚して·····
敏敏役はオールナイトフジの秋本奈緒美似。
彼氏を机友に盗られる杞憂なんて、これっぽっちも感じてないそぶり。
小愛役は森七菜っていうか伊藤麻衣子似。
最後ちょっと寝てしまって、小愛が志望大学に受かったのかどうかわからなかった😩


