ひとつの机、ふたつの制服のレビュー・感想・評価
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ニコール・キッドマンとは渋いねぇ🤭
最初は低評価ながらも気にはなっていたので、1回、ネット予約でチケット買ったものの、別の用事ができたため、その日はチケットをドブに捨ててしまい、本日、別の用事があったので帰りがけにリベンジのチケット購入して、臨みました😏
いやいや、全然、面白かったじゃん😆
主役ではなかなかいないタイプの愛らしい女の子に感情移入してしまい、なぜか応援しまくっている自分がいました😅
普通なら、昼の部の女の子と彼氏の取り合いで仲違いして、最後はドロドロの殴り合いして、ようやく分かりあえるお決まりのパターンかと思いきや、いいお話やんけでした😂
まあ、昼の部の女の子も彼氏もいい人過ぎるぜって横槍入れたくなる人もいるかもしれませんが、最後は清々しく幸せな気持ちになれた事に文句を言ったら、バチが当たりますよ😌
期待していなかった事もあり、いい意味でそれを裏切ってくれた事で、4.0付けました🥳
爽やか台湾青春映画
若いということは、
それだけで素晴らしい!
限りない可能性を秘めていると思います。
台湾の教育制度について知識がありませんが、名門大学の入試をパスすることは大変なことでしょう!悩みが無いように見えていて、それぞれに悩みや劣等感を持ちながらも頑張っている.主要な4人はみんな良い子で、みんなを応援したくなります。
その後の4人の人生の続編も観てみたいです。
Accent
お互い劣等感と優越感
はじめは全日制と夜間部で机を共にする机友が、制服を交換して遊ぶ些細な嘘だった。
ちょっと悪いことを共有して、ちょっと背伸びして、なんだか優秀な学生になれた気がして。
ただそれだけなら、映画になんかなるはずもなく。
まぁ女子高校生だから、同じ男子を好きになるなんて、王道な恋が絡むと厄介だねぇ。
最初に会った時から正直に話していれば、こんなことにはならなかったのに。小愛は、後に引けないくらい嘘を重ねすぎた。
卓球の事も隠すことはなかったのに、全てで負けてる気がする敏敏に、優越感を感じたかったのかな。
しかし身から出たサビとはいえ、何も知らずに話を振った路克が悪者みたいじゃないか。
大団円とはいかない、ちょっとほろ苦い青春映画の良作。
やっぱり台湾映画は、ノスタルジックな雰囲気がよく似合う。
小愛とお母さんの歩み寄りは他にも出来たと思うし、地震エピソードはなくてもよかったんじゃないかなぁ。
冷戦のきっかけになった時の、お母さんが感情ぶちまけるシーンは良かったし、あの2人ならどうにか出来たはず。
青春だなぁ
とても懐かしい青春の甘酸っぱいような感じのする映画。
時代も25,6年前で、舞台も台湾なのでもっと昔のようにも感じる。
高校生なので思春期真っ只中よりは少し上だけど、幼さが残り素直になれずコンプレックスでいっぱいな女の子。
三角関係になって、めっちゃカッコいい男の子がさえない方を選ぶというところがありふれた少女漫画っぽいけど、演じてる女の子達が全然嫌味がなく可愛かった。
お母さんの気持ちが年を重ねると痛いほどわかる。
いいなぁ女子校!共学しか知らないから憧れる。
昔ってどこの大学に受かったかなんていう個人情報が新聞にフルネームで掲載されていたとは…
日本語タイトルはもっと考えてくれー
舞台や時代はもちろん、テイストも香港映画とも中国映画とも異なっている台湾映画。本作もシリアスな背景に昔の少女漫画的な要素も交えて楽しませてもらいました。主役級の男女が皆可愛らしいのも大切な要素。展開も正しく楽しく、109分間退屈せずに楽しめました。
しかしなんだよこの日本タイトルは。口コミに期待すべきサイズの映画なのに覚えられないよ。パンフレットの表紙にすら書かれていない、こんなのは初めて見た。原題と全く関係ない日本語タイトルでも別に良いんだけどこのタイトルはなかったかな。「デスクメイト」でどうかな。
一つ気づいたこと。ニュース画面で「北市」の表記。台北市は北市と略されるのか。
もう一つ、万国旗に大陸の旗は無かった様な。ちなみに大陸の万国旗には民国(とたまに日本も)無かったりします。
おかっぱメガネのアイ「アイの青春」
1997年の台湾の高校制度、学歴競争の時代背景があり、夜間部と昼間部で同じ机を共有するペアが交流する机バディという設定が面白かったです。友情、恋愛、大学受験、母娘の喧嘩など、高校生の青春が詰まった成長物語で教養映画の趣がありました。主人公のアイ、机バディのミンは可愛らしく、ルークは好青年。キャストは好感でした。映画館ではときおり笑いや、アイの成長シーンで涙しているかたもいらっしゃいました。
劣等感を乗り越え自分を変えようとする姿は尊い
本作を観て思うのは台湾も学歴を求めてかなりの努力が必要だということ。日本よりも韓国の学歴社会にイメージが近い。有名な進学校に入学するため高校浪人するってのは日本ではあまり聞いたことがないし、ましてや日本の有名進学校に夜間部なんてないし。
全日制と夜間部が同じ教室を使うため、同じ机を使う生徒たちが机友(実際は違う呼び方をするようだが)になるという慣習から生まれた物語。90年代後半の台湾の姿がリアルに描かれている気がした。知らなかったが、Mayday(五月天)というバンドも台湾の有名なバンド。彼らがデビューする前のライブを観に行くエピソードは、台湾の人にしたらものすごく身近に感じられるんだろう。「花道と流川のどっちか好き?」って質問で、日本の文化が台湾に浸透していることも伝わる。いろいろとリアルなんだよな。この脚本は自伝なのか?と思うくらい。
夜間部に入学した小愛が、机友である敏敏と仲良くなるのだが、全日制の生徒への劣等感と敏敏への憧れが入り混じる中、同じ男の子を好きになってしまうという流れ。小愛がいろんな場面で自らの状況を、そして自らの気持ちを偽るという話。嘘をついてしまった小愛の気持ちも理解できるが、そんな嘘はどんどん自分を追いつめるだけと理解している今の私(そして大多数の観客)は切ない気持ちになってしまう構図。でも、自己評価の低い小愛が劣等感を乗り越え、自分を変えていく姿は尊い。
正直、終わり方に少しだけ不満もある。恋の行方は?とか、どの大学に合格したの?とか。自伝的な映画だとその後の彼らの姿にも触れたりするのに。いや、でも高校時代の彼らを描くということが目的だったならこれでいいのかもしれない。彼らの高校時代を疑似体験し、切なくなったり、希望を胸に前に進もうと思えただけで満足すべきなんだろう。いい映画だった。
青春映画、泣けた
お母さんの節約はやり過ぎ
題材、設定が素晴らしく面白い作品
台北の女子校を舞台に、全日制と夜間部で同じひとつの机を共有する「机友」と呼ばれる2人の少女、そして1人の青年。
そして制服は全日制と夜間部では胸の刺繍の色が違うふたつの制服になっている。
ひとつの机から始まる友情とふたつの制服からなるストーリー。
スラムダンク、ビーチボーイズ、ルーク・スカイウォーカー、アルマゲドン、そしてトム・クルーズとおしどりだった頃のニコール・キッドマンなどのキーワード。
そして貧富の差や大地震などの史実を交えたノスタルジックな世界は、それを知る者、知らぬ者を問わず魅了する。
そして誰しもが抱く青春時代特有のコンプレックスからくる見栄や嘘という全世界共通の感情を繊細に、とても上手く作り込まれていて感心する。
ペンケースのくだりなどは秀抜だ。
ただ惜しみなくは3人の物語を上手く処理しきれておらず、結局は主人公の小愛の1人の物語で終わってしまったのが残念。
お母さんの徹底した節約精神の思いの告白には涙するし、食に対する節約には爆笑して子供たち同様に吹き出してしまう。
爽やかな後味
ビタースイート
台湾の青春ガールズムービーかと思いきや、キャラクターたちの家庭事情、貧富の差、台湾の教育事情など様々な物が絡み合って複雑なストーリー。
オッサンが観ても恥ずかしくなく、かと言って懐かしさだけでも無い。
現実の残酷さを描きつつも前に向かう明るさが良い。
主役とバディの魅力さ!周りの友人や2人が好きになる彼氏も嫌味なく良い奴。
観終わった後もニコニコしてしまう爽やかさ!
青春時代に抱くコンプレックス
期待以上の作品。共感できる作品。
予告編で観て気になり作品を観たが、予想以上に素晴らしかった。
ドラマっぽさはあったが、脚本、ストーリー、時代設定が見事。シャオアイは女子高校生だが、高校の夜間部。机友の昼間部ミンミンと友達になり手紙でやり取りし机友以上の関係になる。やがて同じ男子高校生に恋心を抱くが。
教育格差や学歴社会の厳しさや現実を直視しつつもミンミンやボーイフレンドのルー・クー、夜間部のクラスメイトでシャオアイより年上のユー・チョンユエの励ましでシャオアイの成長がスクリーンから伝わった。
ミンミンは一浪、ユー・チョンユエは年上と事情がありながらも前を向いていかなければいけない、シャオアイのやきもち、辛さも共感できる。
改めて台湾の教育格差の現実、教育の厳しさも伝わった。台湾の当時のトレンドも出てきて台湾エンタメ、文化ファンは共感するかもしれない。台湾映画ファン必見の一本です。
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