「差分を探したくなる映画」3つのグノシエンヌ mimiyaさんの映画レビュー(感想・評価)
差分を探したくなる映画
2回みました。
初見では濡れ場の多さ、主人公の身勝手さにマイナスな感情を抱きがちですが、それぞれの反応、対応、最後の結末で主人公は本当に一人身勝手だったのか? と疑問のようなの納得できない感情が残り、2回を。
タイトルのグノシエンヌは「気づき」という意味があるそうで、登場人物それぞれの気づきを考えてみると、初見の印象がガラッと変わり、2回目で奥さんの晴のある服装でうわっとなり、小物の細部まで凝ってるのにこちらが気付かされ、登場人物それぞれの視点で見てみると印象が全く変わります。一人二役してたのは一体誰だったのか? ターニングポイントはどこだったのか? 表面的な印象よりも深堀って面白い映画でした。
個人的には、まつりちゃんという浮気相手の子の最後の台詞に「それな!」と相槌を打ってました。
彼女が一番若さの無力感があってストレートで可愛いかった。
ちなみに、濡れ場がコミカルさに結びついているので湿っぽくなくくすっとできます。
また見て、やっぱりここか! を探したいです。
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