「肉体に残すもの」3つのグノシエンヌ あまよんさんの映画レビュー(感想・評価)
肉体に残すもの
全編に散りばめられた意味のある(思ったよりもリアルな)セックスシーン。俳優それぞれの意味のある変化する色気が脚本と共鳴して人ってこうだよなと妙に納得してしまった。そう、妻を寝取らせるというゲスの極み作戦なのになんだか切ない展開。でもそれも主人公の嫉妬で実に可笑しな方向へ転げ落ちて、まさかのラスト。狂気の愛に相応しく、切なくてどこか清々しい。それがなぜなのか確かめたくて何度でも見たくなる。劇伴がサティだけというのも耳に余韻が残って好き。俳優陣の演技は本当に素晴らしいのでもっと知れ渡れ!!
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