「さよならランデヴー」フレイムユニオン 最強殺し屋伝説国岡 私闘編 ブレミンガーさんの映画レビュー(感想・評価)
さよならランデヴー
国岡シリーズ最新作!
今作では国岡さんと共に行動していた真中さんにスポットを当てた作品で、今までのドキュメンタリータッチ+グリーンバレットのように綺麗な映像にてド派手なアクション劇というレベルアップ版でお届けされていました。
ゆる〜く始まるのかと思ったら序盤から謎のZ世代組織に追いかけられている国岡さんと真中さんが映り、どうやら真中さんがやらかしたっぽくて追いかけられていて笑っちゃいました。
集団vs1人のバトルで国岡さんの早技と、ドジを踏んでやられながらも抗う真中さんの対比が面白かったです。
今作では真中さんのクズっぷりが全開になっており、仕事ではやらかしまくる、酒に飲まれて後輩にウザ絡みしてウザがられる、親父に連れ帰られたりと、真中さんの成長っぷりを同時進行で味わっていけるので、クズさが良いバランスになっていました。
UberEatsの武器配達版のある世界線で面白く、その武器の配達をミスって一般人に銃を渡して、殺し屋に飯を届けにいくとかいうとんでもミスをやらかし、しかも一般人が組織と遠めながら関わりがあったりとで真中さんが窮地に追い詰められまくるのが最高でした。
国岡さんが真中さんと距離置こうかなーみたいにぼやいていた後ろで真中さんが追いかけ回されてて笑いました。
しかも霊媒師と新人殺し屋に騙されて水を国岡さんから貸してもらった80万円で買っちゃうアホムーブもかましたりとでもう見てらんなかったです笑
バトルする時はめちゃくちゃカッコよくて、字幕付きでゆる〜く会話しているのに、スイッチが入って一気に武器や拳を構えるのが最高でした。
それまでは大坂さんが前へ前へ出て国岡さんの邪魔をしてるのが面白かったのに、多人数戦を圧倒していくのが良すぎました。
そこから親父に連れ戻されてすっかり丸くなった真中さんが映されながらも、なんやかんや助けに来てくれる国岡さんが頼もしいですし、テンポよく茶々を入れてくれて小刻みに笑えますし、大坂さんが決闘を仕切り出したり、決闘罪にあたるからドキュメンタリー映画として流せないという裏の事情も明かされながら熱い展開になっていくんだから見逃せないです。
何気なくすげーと思っていたアクションの難しさがあるのがこれまた面白く、連打の難しさだったり受け身や絞技なんかの工夫は鍛錬あってこそのものなんだなと思いましたし、身近な物を武器に変えての戦闘というのも良かったです。
ドロップキックの練習もめっちゃ難しいなと思いました。
これまた何気なく見ていましたが、フォームだったり受け方だったり、全部組み合わさってとんでもない破壊力になるのだなと思いましたし、プロのぶっ飛ばし力が凄すぎてビックリしました。
調子に乗って叩きのめされる真中さんもらしいですし、万が一真中さんが逃げるんじゃないかと思って2vs1の構図での勝負の練習をする国岡さんの準備の良さが面白かったです。
ラストの2vs2の決闘のタイミングでタイトルがバチコーン!と出てくるので胸熱でした。
そこから練習の成果を見せる時だ!と思いましたが、現実はそううまくいかず、手練れである真中さん親父と弟子が強すぎて圧巻でした。
体一つでグルングルン動きまくりますし、そのタイミングで避けるのか!とか最小限の動きでの反撃とかで魅せまくってくれるので脳汁がヤバかったです。
刀を用いてのチャンバラも圧巻で、斬りかかる方も避ける方も職人技すぎました。
そこからの真中さんの覚醒、国岡さんの流石の最強っぷりが凄まじく、2人での全力格闘戦は見応え抜群で、どちらもやってやられての攻防に見惚れていました。
全伏線を回収していく気持ちよさもあり、ドーパミンが溢れかえっていました。
そこからの日常パートでまたゆる〜くなって終わっていくのもシリーズらしさ全開で最高でした。
唯一無二のシリーズでバリバリ展開してくれて最高でした。
これからもツアーズやYouTube含めたくさんシリーズが見れたら嬉しい限りです。
鑑賞日 10/12
鑑賞時間 18:40〜20:27
映画チケットがいつでも1,500円!
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