「横田慎太郎さんの真の強さ」栄光のバックホーム KONさんの映画レビュー(感想・評価)
横田慎太郎さんの真の強さ
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映画『栄光のバックホーム』を鑑賞して、非常に多くのことを考えさせられた。
特に印象に残ったのは、横田慎太郎さんが現実を受け入れる強さを持ち続けていたことだ。ただ前向きという言葉では片付けられない、「起きてしまった現実を真正面から受け止める覚悟」が、この映画全体を通して静かに、しかし強く伝わってきた。
本作は野球映画でありながら、どちらかというと母親や家族の視点で描かれている部分が多く、家族の温かさや絆が丁寧に表現されていた点も印象的だった。支える側の苦しさや、それでも変わらず寄り添い続ける姿が、非常に人間らしく胸に残った。
また、阪神タイガース時代の北條史也選手との関係性も心に残った。チームメイトという枠を超えた、兄貴分であり仲間であり友人でもあるような関係性が自然に描かれており、野球という競争の世界の中にも、確かな人間関係が存在していることを感じた。
「奇跡のバックホーム」というタイトルの通り、あのワンプレーは決して偶然ではなく、これまでの人生、人とのつながり、積み重ねてきた時間のすべてがつながった結果なのだと強く感じた。
阪神タイガースの優勝も、もちろん横田さん一人のためだけではない。しかし、言葉にできない思いや意思がチームや人の心に影響を与えることは確かにあるのだと、この映画を通して実感した。
人は現実から逃げることもできるが、現実を受け入れ、そのうえで一日一日を大切に生きることは、人間にしかできない強さなのだと思う。
この映画は、野球の勝敗以上に「人間らしく生きるとは何か」を問いかけてくる作品だった。
全体を通して、静かだが深く心に残る、非常に良い映画だっ
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