「横田オカンの映画になってるのが残念」栄光のバックホーム momoさんの映画レビュー(感想・評価)
横田オカンの映画になってるのが残念
実話ものの映画は大好き。阪神タイガースの題材も大好き。
キャスティングも豪華ときたらどうしても期待せずにはいられなかった。けれど、蓋を開けてみたら脚本が下手くそすぎた。
噂されていたらくしゃみするとか、今どきベタすぎるやろ!に始まって、話が進むにつれてどんどんおかしな方向へ。
テレビの実話再現フィルムの豪華キャスト版といった感じかな。
伊原六花が出てくるシーンはどこも表情で語る抑えた演技が良くてジーンときた。松谷鷹也もすごく良かった。横にいるのが伊原六花メインではなく、お母さん役の鈴木京香ばかり。オカンがウザすぎる、重すぎる。こんなにお母さんばっかりに語らせていては童貞マザコンにしか見えなくなってくる。挙句、息子が亡くなった後にまだまだ生きるとのたまう母。
終始鈴木京香の私を見て的な押しの強い演技にもうやめてーとウンザリしてしまった。
医者のラインナップは凄すぎる。次々貫禄のある医者が出てくる…
柄本明がエセ関西弁で川藤を、大阪の劇団にいて大阪弁ネイティブな古田新太が標準語で掛布を。キャスティング逆の方が言葉は自然だけど見た目で決めたのかなあ。なんでや?
それはさておき、エンドロールで本人映像と俳優たち両方が出てくるのがとてもよかった。
栄光の架橋の曲の余韻に浸りながら、一日一生、今日を懸命に努力して生きて楽しもうと思いながら劇場を出ました。
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