「感動の詰め込み過ぎ」栄光のバックホーム ぴよちゃんさんの映画レビュー(感想・評価)
感動の詰め込み過ぎ
試写会で拝見しました。感動のエピソードの羅列ばかりで、正直何を描きたかったのかわかりません。横田慎太郎という選手の短かった人生なのか、彼を献身的に支えた母の愛なのか、彼を懸命に支え様とした周囲の人達の善意や努力なのか、主軸がはっきりせずかえって物語がぼやけた様に感じます。豪華キャストの名優ばかりなのに、それぞれのシーンが繋がらずにブチ切れで感情移入できませんでした。最後のエンドロールで横田選手本人とこの映画で主役を務めた役者さんが一緒に写っている写真がありました。その写真の本人の全てを悟った様な穏やかで優しい笑顔に一番感動しました。
ずいぶん以前に、同じく脳腫瘍で32歳の生涯を閉じた、広島カープの津田恒実選手のドキュメンタリーを見たことがあります。横田選手も感動の物語にするのではなく、ドキュメンタリーで描いた方が良かったと感じました。
試写会の最後に観客から拍手が起こり、阪神ファン、横田選手ファンの方がたくさん来られたいるのだなあとわかって、余計に残念に感じました。
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