栄光のバックホームのレビュー・感想・評価
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あくまでテレビサイズ作品
試写で拝見しました。応援したい気持ちはありますが、現実的にはなかなか厳しいという印象でした。
作品は“死という結末がわかっている”状態で観ることになります。そのため観客はどうしても物語の展開や時間配分を冷静に計算しながら見てしまい、想像の範囲を大きく超える展開がないことで、中盤に中だるみを感じ、何度か時計を確認してしまいました。
これは実話ゆえの“強み”でもありますが、同時に大きなハンデにもなっていると思います。
全体的にキャストが弱く、ジャンルとしては24時間テレビのドラマをイメージしました。テレビサイズの物語であり、映画館に足を運ぶ層は阪神ファンが中心になるのではないでしょうか。
横田選手へのリスペクトはもちろんありますが個人的には強い感情移入をすることが難しい作品でした。
タイトルなし(ネタバレ)
鹿児島実業高校野球部のエースで四番の横田慎太郎(松谷鷹也)。
高校生活では甲子園出場は出来なかったものの、野球センスを買われて、2013年のドラフト会議で阪神タイガースに2位指名された。
が、プロの生活厳しく、一軍に上がることはできない。
スタメン選手に選ばれたのは、2016年の開幕戦。
初ヒットを打つが、その後は然したる活躍もなかったが、首脳陣の期待は大きく、翌年は一群キャンプ入りを果たした。
しかし、慎太郎を病魔が襲う。
ボールが二重に見える、ひどい頭痛に悩まされる。
診断結果は脳腫瘍だった・・・
という物語。
プロ野球を観なくなって久しい。
が、横田慎太郎引退試合(二軍の公式戦)での「奇跡のバックホーム」は一般ニュースでも取り上げられていて知っていた。
鑑賞前の予想では、そこがクライマックスと思われたが、「奇跡のバックホーム」は中盤の山場として描かれている。
引退後の活動などは初めて知った次第。
オーソドックスなスポーツ難病ものの体で悪くない。
が、やたらな劇伴がじっくり観たい雰囲気を壊しているのが惜しい。
役者陣の良い演技も多く、監督としては切れなくなった感がある。
結果としては、やや冗長な印象。
エンドクレジットがテレビドラマ風に画面下に出るのは、印象悪し。
掛布、平田、金本などを誰が演じているかは、観てのお楽しみ。
実際の映像を観て心熱くする、ドキュメンタリの方が良かったと思う。
元阪神タイガースの横田慎太郎さんの半生を綴る。
内容少し色々と詰めすぎに感じました。
よって尺が長いと思います。
最終ロ-ルでの実際の映像の方を見て
本編姿と比較し格段に感動に至りました。
やはり魂ある勇姿そのものを観ると 当然引込まれてしまいます。
最後まで彼は立派だったと思います。
(感動したところ)
・かなり容体が悪化した横田と北條とのベッド横での会話場面。横田が今の自分よりも遙かに野球のプレ-ヤ-として活躍できることの意味を北條へ強く伝え励ます所。ここは良かったと思います。
・もうダメだと彼が悟ったとき、母の賢明に息子へ 何処に行くか分からない船の話に今の状況を例える話をするところ。
一緒に行き着くところまで行って そして共に船から降りようって言う思いが、自分も死ぬ覚悟で息子を最後まで見届ける・・・それを感じました。
・家族が一つになって支えている姿はとても良かったです。
母役の鈴木京香さんの方が ほぼメインな話スジかと思いました。
ご興味御座います方は
是非 劇場へどうぞ!
こんな事があったなんて知らなかったです
人の不幸は突然始まります
病気は悲惨でも病気抱えながら頑張る姿に人は尊敬と感動を覚えるし
その病気が自分でなくて良かったとどこかで思う自分の身勝手さと罪悪感
栄光 いや努力のバックホームは生きた証になりましたね
でも本当は病気にならないでやるだけやって年取って戦力外で終われたほうが間違いなく幸せだったろうね
神の意地悪には本当になんの意味があるのかと…この頃本当に思います
栄光の架橋
阪神がアレをした時に横田選手の事を知り、その横田選手の闘病含めた人生を綴るドラマという事で、先行試写会にて鑑賞。
特典は野球チップスカードの横田選手デザインでした。
ストーリー自体は実話を元にしているのもあってしっかりはしているんですが、観客を泣かしてやろうという考えが見え見えで、露骨な演出がとにかく寒いですし、現実ならば感動的なものをエンタメに変に落とし込んだせいで感動ポルノになってしまっていたなと思いました。
実際の監督やコーチ、選手との関わりがあった人物だからこそ横田選手のエピソードをたくさん引き出せるだろうなと思いましたが、名優たちを起用しながらそのエピソードがぶつ切りでお出しされるので全然感動につながらないですし、野球選手としての苦悩よりも闘病にやはりフォーカスが当てられるので、肝心のプレーの凄さもイマイチ伝わってこないのがモヤモヤしました。
野球選手人生を終えてからはとにかく闘病ドラマが続くのですが、現実だと何度も何度も死の淵から這い上がるのは感動的なんですが、映画だと何回も死の淵が訪れるたびに死ぬなよ死ぬなよ!と感動的に見せられるんですがさすがにくどすぎて胃もたれしました。
それに加えてお母ちゃんのポエミーなセリフが連発されるので、違うそういうことじゃない、そんなんでは泣けない、ありのままを見せておくれよ…と首がグリングリン回りました。
もちろんグッと来るシーンはあるんですが、それが訪れるたびに泣きに持っていこうとするので冷めますし、役者陣の演技のバランスがバラバラだったのもなんだかなぁって感じです。
本編よりもエンドロールの方がグッときました。
横田選手や横田選手の周りの人々の優しさがあったからこその人生なんだなと思いましたし、横田選手に感銘を受けたのが横田選手を演じた松谷さんというのが明かされたのはおぉっとなりました。
それと同時に寺西くんを起用しているのはファンを呼び込むためというのは理解できるんですが、ちょっと金儲けに走ってない?となって興奮と同じタイミングで冷めてしまいました。
決して寺西くんが悪いのではなく、起用する側のブレが感じられて嫌でした。
全体的に音楽も謎なものが多く、感動的なところでオシャレなバーで流れるような音楽が流れるので話の腰を折るようでしたし、ババーンとでかい音で盛り上げようとするのも逆効果だったなと思いました。
「栄光の架け橋」は沁みました。
こんなことを言ってしまっては元も子もないのですが、実話の闘病ものって映画やドラマになるとどうしても演出が入ってしまってきな臭くなってしまうんですよね。
アンビリバボーや仰天ニュースでの特集でじっくりやってくれた方が心に響くのになとは思いました。
啜り泣きは至るところから聞こえてきたので、感動できる人にはばっちし合うと思います。
うーんハートが薄汚れたもんです。
鑑賞日 11/11
鑑賞時間 18:30〜20:45
野球に興味ないし、横田選手も知らないけど、 ドラマとして興味があっ...
野球に興味ないし、横田選手も知らないけど、
ドラマとして興味があったので見ました
主人公役の役者さんが良かった
素人っぽいけどそれがまたなんかこの役に合ってた
『横田役を元高校球児でもある松谷』って説明書きにあるけど、
エンディングロールのところで私は、
『ええっ!!』って思ったので、
油断しないで最後まで見てください
勝負と引退のこと
阪神タイガース背番号24の横田選手とその母の視点で描いたW主人公の作品です。
横田選手に扮する松谷鷹也さんは、役作りのために過酷な努力をしたようです。
実話ですが、監督の方針に従って出演者たちは、本人と似てるかどうかを氣にせず、ものまねをせずに演じたそうです。
どしゃ降りのシーン、雨で濡れているような濡れていないような不思議な映像です。
実話ながら、神がかり的なシチュエーション(引退試合のセンターからのノーバンドのバックホーム)も再現されています。
2023年の阪神タイガース優勝もエモーショナルな演出です。
顔のドアップよりも野球の映像をもっと大画面で観たいです。
鑑賞中に泣いたら負けという自分ルールを勝手に設けて挑みました。エンドロールで本人とその家族の写真が出てきた時は感極まって、個人的に逆転サヨナラ負けです。
「栄光の架橋」(ゆず)がエンドロールの最後まで流れるのですが、涙を流しながら聞くという体験をしてしまい、“アンチゆず”として屈辱的でした。しかし、これを機にアンチを引退したいと思います。
今後、もし阪神タイガースを扱ったなんらかの映画があれば、その時は矢井田瞳さんが主題歌だったら良いなあと勝手に思ったりしています。
--- オマケ ---
横田 慎太郎(よこた しんたろう)
生年月日 1995.6.9
出身地 鹿児島県
身長 187㎝ / 体重 94㎏
左投左打 / 外野手
’13ドラフト2位
鹿児島実高・阪神(’14~)
入場特典は横田選手のプロ野球カードでした。
1人の選手、人間として伝えてくれた
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