「駄々っ子」侵蝕 Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
駄々っ子
サイコな幼稚園時の娘と翻弄される家族や周辺人物、そしてそれから20年後の出来事の話、
仕事中の水泳インストラクターのママに電話がかかって来て慌てて帰ると、叩きつけられた様な状態にみえる飼い犬の亡骸が…そして犬は家族じゃないとか、新しい犬を買ってくれとか言い出す娘、と始まって行く。
もうこの時点で不快さが漂うけれど、次々にみええてくる娘の奇行に胸がざわつきドキドキ、 モヤモヤ……そしてワクワク。どうやら私もサイコですかねw
危険行動を繰り返す娘に頭を悩ませ、精神科医に診てもらおうとするママと、良く知りもせずそんなのは異常じゃない言いつつ病院<牧師様な祖母ちゃん…流石です。
サイコの気質があるのはわかるけれども、生まれながらというよりちゃんと向き合って心身の痛みについて教えて来なかった親のせいという風にも感じ取れる様なつくりなのは、こういう作品にしてはなかなか珍しいし良い感じ。
そこで幼少期完?という結構中途半端なところでぶったぎられて20年後の話しが始まっていくけれど、早々に怪しい人物が登場してくるので誰かわかりやすいし、やっていることはサイコだけれど、快楽が前面にみえまくりだから幼少期ほどの不気味さはあまり感じられず…まあサスペンスとしての面白さはちゃんとあったけど。
そしてラストもちょっと退場速度が速すぎない?
もう少しじっくりと出て行った後の様子をみせて欲しかったし、何ならそれで終わらせてくれても良いのに、メンタルな方向にはぐらかされ、あわよくば続編にでも繋げ様としているみたい終わり方で、面白かったけれどちょっと不完全燃焼だった。
私も奇行に胸がドキドキ、モヤモヤしてましたが、ワクワクまでは行きませんでしたw
お酒の神様耐性ある〜ぅ♪
さすがっす☆*(≧▽≦)
大きな声では言えませんが、私も子供の頃はアリの巣に水入れたりしてましたケド。。w
何も知らずの鑑賞で、入場の際、もらったポストカード見て「何やねんこれ??」とポカンでしたが、終わってから見返してキョワワ〜!ってなりました。

