侵蝕のレビュー・感想・評価
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愛情不足で成長すると…
精神病の子供
まるで2本の映画のよう
演技力は抜群
ホラー見れないけどサスペンスは大好きなので、ホラー要素ないか心配で恐る恐る見に行きました。
結果セーフ。
サイコパスの子どもってきっと本当にいて、最初はなんで病院入れないの?と思ったけど、母としてなんとか育ててあげたい、僅かな望みをかけて方向修正を試みていきたいと思ったのかなって少しずつ感じてきました。
20年後に飛ぶのはいいけど、どっちがどっちか途中から理解したのは私だけです?薄々性格違うと思ったけどそうゆうこと?てなった理解力がないやつに合わせるのはアレですが、20年で顔変わるんでもう少しわかりやすくしていただけるとありがたかったなと。
そして終わり方が惜しかったですね。
韓国映画は胸糞な映画ドラマはよくあるのでわかりますが少し中途半端感があり、これで終わりかという残念感が。最後が雑なのがこれも韓国あるあるです(ディスりではなく慣れたのでそれがおもろかったりしますが)
こうゆう題材、発想は日本映画ではなかなか浮かばないのでその点でいうと新鮮でしたし、何より子役から含めて全員の演技力が素晴らしかったです。
救いがない
子供が怖いと感じる瞬間
久々に喰らった!
育てる自信がない。
なかなかの秀作!でも…
天国に行けない親子も、業火に焼かれたのはより罪深き者だったように思えた
2025.9.11 字幕 MOVIX京都
2025年の韓国映画(112分、G)
原作はゴンセリ&ヨンヨンのウェブトーン『침범』
サイコパス幼稚園児に巻き込まれる家族を描いたスリラー映画
監督&脚本はキム・ヨジョン&イ・ジョンチャン
原題の『침범』は「侵犯」、英題の「Somebody」は「誰か」という意味
物語は、2000年と2020年の二つの時代を前後編で分けて描いている
2000年のパートでは、水泳教室のインストラクターをしているヨンウン(クァク・ソンヨン)とその娘・ソヒョン(ギ・ソユ、幼児期:ソ・イェナ)を中心とした物語で、ソヒョンの度重なる危険な行動によって翻弄される母親を描いていく
その20年後にあたるパートでは、遺品整理業をしているチームが描かれ、キム・ミン(クォン・ユリ)と新人のパク・ヘヨン(イ・ソル、孤児院時代:イ・ソヒョン)との確執が描かれていく
この2つの時代には同一人物がいるというテイストになっていて、ソヒョンもしくはヨンウンは20年後の誰なのか、というのを紐解く流れとなっていた
提示される可能性は、「ヨンウン=ヒョンギョン(シン・ドンミ)」で、ヒョンギョンの亡くなった娘がソヒョンであるというパターン
そして、「キム・ミン=ソヒョン」というパターンで、ミンの精神科に入院している母がヨンウンというもの
だが、正解は「ソヒョン=ヘヨン」であり、ヘヨンは孤児院時代の事件以降、別人になりすましていた
この3つのパターンに見えるような構成になっていて、ソヒョンが成長したらどんな人間になっているのかを描いている
ミン=ソヒョンだと、真っ当な人間になったように見えるものの、手癖の悪さも描かれ、望まぬ妊娠なども付随している
ソヒョンが子どもを持ったらどうなるのか、というテーマがあるものの、それがミスリードとなっていた
結局のところ、ソヒョン=ヘヨンだったわけで、サイコパスはどこまで行ってもサイコパスというふうに描かれている
それでも、テーマとしての「家族」というものに拒絶されていくヘヨンが描かれていて、家族という耳障りの良い言葉の残酷さというものが突きつけられていく
ヘヨンがあのようになってしまったのは先天的なものだと思うが、それを矯正することは誰にもできなかったことになる
ある意味、逃げ出した父(ホ・ジウォン)が正解だった、みたいな感じになっている
サイコパス少女につける薬はないのだと思うが、ヨンウンの行動(無理心中)が決定機になっていて、居場所を確保すること(=家族という安住を持つこと)がヘヨンにおける最大の安息となっていた
それが叶わないとなると、全てを壊すという行動に出るのだが、この行動の起因はヨンウンの起こした無理心中であり、さらに自分だけは生き延びるというヘヨンの本質が加味された結果になっていたように思えた
いずれにせよ、なかなか巧妙な語り口で、ミスリードがうまく効果を発揮していたと思う
当初はソヒョン=ミンだと思って見ていて、そんな彼女が子どもを持つことで変わっていくのかな、と感じていた
だが、ソヒョン=ヘヨンということがわかると、一気に話の展開が締まってくる
そこからは生存本能の争いになっていて、孤児院時代のように「炎」が生死を分けるというのも面白い
新しい人生を与えた炎によって消されるというのは皮肉が効いていて、なかなか凝った話だったなあと思った
強烈な前半とそうでもない後半
胸糞悪いエンディングを見たい方は是非
映画としての前半の強さ
「侵蝕」
タイトルからは想像出来ない内容。
前半と後半で20年の時が流れる訳ですが、前半の幼女サイコパスの部分が素晴らしく、もっと観たいと思わせる作品。
それがこの映画の弱点になってるのかな。
この映画、実は後半がメインストーリーなんだけど、前半の印象が強い為、後半が物足りなく感じる。サイコパスが自分なりに世間に折り合いを着けようとしていたり、面白い部分はあるんだけど。
まぁ、バイオレンス加減はバランス無視する韓国映画らしくて面白い。
#侵蝕
#映画三昧
幼いサイコパスはジワジワと怖い
サイコパスが登場する物語は、その異常性をどのように描くかが肝だ。頭がよくて社交性もあるのに異常な行動をとる。サイコパスとしては普通の描き方と言えるが、7歳という年齢を考えると怖さが増す気がする。
奇声を上げたり、遠めからこちらを伺ったり、悪魔と呼ばれたりするところで、幼少期の「オーメン」を連想してしまい、どんな展開になるのか予想ができなかった。
ところが唐突に20年後に話が飛んだのには少し驚いた。少女の異常性を描くのにも限界があるということかもしれない。この20年後の話もなかなかよい。悪いやつなんでしょ?と思いながら、なかなか正体を現さない感じがいい。ジワジワと追い詰められる感覚に陥る。伏線回収も悪くない。
クライマックスの対決には若干消化不良なところがあるし、終わり方もハッキリしない。もう少しアイツの暴れるところを観たかった。でも、彼女の異常性をうまく表現した終わり方で、それなりの満足感を得られることができた。これ、続編作られるくらいにヒットしたのかな。続編できたらちょっと嬉しいな。淡い期待を持っておくことにする。
駄々っ子
サイコな幼稚園時の娘と翻弄される家族や周辺人物、そしてそれから20年後の出来事の話、
仕事中の水泳インストラクターのママに電話がかかって来て慌てて帰ると、叩きつけられた様な状態にみえる飼い犬の亡骸が…そして犬は家族じゃないとか、新しい犬を買ってくれとか言い出す娘、と始まって行く。
もうこの時点で不快さが漂うけれど、次々にみええてくる娘の奇行に胸がざわつきドキドキ、 モヤモヤ……そしてワクワク。どうやら私もサイコですかねw
危険行動を繰り返す娘に頭を悩ませ、精神科医に診てもらおうとするママと、良く知りもせずそんなのは異常じゃない言いつつ病院<牧師様な祖母ちゃん…流石です。
サイコの気質があるのはわかるけれども、生まれながらというよりちゃんと向き合って心身の痛みについて教えて来なかった親のせいという風にも感じ取れる様なつくりなのは、こういう作品にしてはなかなか珍しいし良い感じ。
そこで幼少期完?という結構中途半端なところでぶったぎられて20年後の話しが始まっていくけれど、早々に怪しい人物が登場してくるので誰かわかりやすいし、やっていることはサイコだけれど、快楽が前面にみえまくりだから幼少期ほどの不気味さはあまり感じられず…まあサスペンスとしての面白さはちゃんとあったけど。
そしてラストもちょっと退場速度が速すぎない?
もう少しじっくりと出て行った後の様子をみせて欲しかったし、何ならそれで終わらせてくれても良いのに、メンタルな方向にはぐらかされ、あわよくば続編にでも繋げ様としているみたい終わり方で、面白かったけれどちょっと不完全燃焼だった。
こっちか!
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