さよならはスローボールでのレビュー・感想・評価
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絶賛はできないけど、嫌いに離れない何かw
予告編を見て想像していたよりも、何も起きず、無理のある展開に。
全般通して緩いし、爽快感など何もないんだけど、観ないほうがよかったか? と聞かれたら、観てよかったと答えるでしょう。
とはいえ、もう少しに何か引きがあってもwww
退屈
観客が退屈するように作っているとしか思えない。人生も結局は時間の浪費で、退屈でもいいじゃないかとあきらめることができる。超スローボールの場面は見ていて恥ずかしくなるくらい馬鹿らしいが、最後まで見るとその場面がすごく心に残る。
おじさんの草野球に癒される
予告に偽りなし。閉鎖する野球場を舞台に草野球のおじさんたちがただ最後の野球を楽しむ映画。
本物の大リーガーがふらっとゲスト出演してるのが見せ場っちゃあ見せ場なのだが、引退してだいぶ経つ本物故に目を見張るプレイでもなく、全然活躍しない。おかしな出方してたから後で調べてわかった。
野球を扱った映画なのに、野球のシーンは音だけで、外野のおじさん達のおしゃべりや、暇つぶしの観客がメイン。
おじさん達の会話から、仕事や家族なども垣間見えるが、途中で黙って帰るおじさんがいるくらいで、何も起こらないので伏線ですらない。
なのに、スクリーンから目を離せなくなる。おじさん達が自然体で野球を楽しむ姿がドキュメンタリーをみてるみたいで、嫌味がないからだと思う。
だらしないおじさん達が子どもみたいにがんばる姿に、同世代なら友だち、若い世代なら父親など、出演者の誰かに何となく似てる人が見つかるかもしれない。
SQUEEZE
おじさん達が草野球するだけの映画?と気になって観ましたが、本当におじさん達が草野球する映画でとても新鮮で楽しめました。
球場の取り壊しが決まり、それによりこの球場での最後の試合をやろうとする2チームがひたすら試合をするってだけの内容で、どこかから隕石が降ってきたり、他のチームが参戦して三つ巴になったりとかはせず、しっかり1対1の様相を崩さない姿勢はナイスリアルでした。
特別なプレーも存在せず、ちょっと捻った投球はあったりしつつも、投げて打って捕って走ってをしっかり表裏やっていくだけなのも本当に草野球で、そこにおじさん達の日常の愚痴も混じってダラダラしている感じ、それでもこの空間が好きなんだなぁと感じれるシーンが所々あってそこも好みでした。
どんどん日が暮れて暗くなっていってからは、メンバーのやる気も盛り下がっていき、試合がめっちゃグダグダしていくのが面白かったです。
試合としての見栄えなんてあったもんじゃないですが、なんとか決着だけはつけようと躍起になっているおじさん達を応援するに限ります。
ヌルッと終わってヌルヌル退散していく様子込みで本当に普通の草野球だなぁといったところまでまったりしていて良かったです。
映画としての見応えはと聞かれるとかなり微妙なラインですが、たまにはこういうユルっとした作品があってもいいんじゃない?と思いました。
そこでしか出会えない人たちとの縁も大切ですね。
鑑賞日 10/20
鑑賞時間 19:15〜21:05
グダグダな試合の中で感じるもどかしさも、去り行くものには永遠の至福となっていく
2025.10.23 字幕 MOVIX京都
2024年のアメリカ&フランス合作の映画(98分、G)
1980年代のマサチューセッツ州ダグラスを舞台にした「取り壊される球場」で試合を行うロートルを描いたコメディ映画
監督はカーソン・ランド
脚本はネイト・フィッシャー&カーソン・ランド
原題は『Eephus』で「止まって見えるほどのスローボール」と言う意味
物語の舞台は、1980年代のとある日曜日(10月16日)
マサチューセッツ州ダグラスにある「ソルジャーズ・フィールド」は、老朽化と再開発事業のために取り壊しが決まっていた
その日、最後の試合をするために、アドラーズ・ペイントとリバー・ドッグスの二つのチームが集まり、試合を行うことになった
アドラーズ・ペイントは、エド・モータニアン(ケイス・ウィリアム・リチャード)を中心としたチームで、対するリバー・ドックスはグラハム・モリス(Stephen Radochia)が中心となっていた
グラハムは再開発の工事担当だったが、試合に仕事の話を持ち込まれることを嫌がっていた
主審(ウェイン・ダイアモンド)によって執り行われた試合は、フラニー(Cliff Blake)がスコアラーを務め、少しの観客と選手の家族たちが見守る中で行われていった
物語は、試合に際して久しぶりに集まった野郎たちが軽口を叩きまくると言う内容で、その何気ない一言がキャラ付けをしていくと言う感じになっている
だが、選手だけで20人、審判が4人、観客が複数人いて、家族も数名いるので、誰が誰なのかを把握するのは非常に難しい
ユニホームを着た髭面のおっさんがたくさん登場するし、背番号はあるけど名前は書いてないので、数少ない固有名詞から人間関係を導き出すのは至難の技のように思える
ちなみに、冒頭ではラジオのアナウンサー(フレデリック・ワイズマン)が街の置かれている状況を話したり、当時流れていたラジオCMなども紹介されていく
なので、当時を知る人の方が楽しめる内容になっていて、そんな中で名残惜しさから「どうしても試合を終わらせたい」と言う想いで試合が行われていく様子が描かれていた
アドラーズ・ペイントは、監督&投手のエドが姪っ子の洗礼式のために退場するし、審判も時間が来れば残業しないと帰ってしまう
そんな中で試合を続行するためにフラニーがバックネット裏から審判をすると言う流れになっていて、さらに日没とともに何も見えない中で試合が行われていく
そうして、何とかキリをつけた格好で試合は終わるのだが、この試合を最後にフラニーはみんなの元を去ってしまったように描かれていた
彼はリバードッグスのユニフォームを着ていたが試合には参加しておらず、おそらくは健康面が理由で参加していないのだと考えられる
それが高齢になってからなのか、若い頃からなのかはわからず、彼自身にはモデルとなる人物がいたこと
ある意味、フラニーに対する追悼の映画にもなっていて、長年の付き合いの終わりがあったからこそ紡がれた物語のように思えた
映画内の登場人物を脳内構築するのは難しいが、映画の冒頭でスコアブックのようなキャストロールがあるので、しっかり見ておけば「どの選手を誰が演じて、何番を打ってどこを守っているのか」がすべて書かれていた
このあたりは野球用語の略語の知識が必須だが、ポジションや打順はそこまで大した問題ではないと思う
それよりも、恋人メラニー(イザベル・シャルロット)が来ているエイドリアン(ジョニー・ティラド)とか、家族が見に来ているビル(ラッセル・J・ギャノン)がどの選手なのかは把握したい情報のように思えた
いずれにせよ、試合のスコアをつけながら観戦しているフラニーの視点になっていて、彼の紡ぐ野球界の偉人たちの名言というものが「章の区切り」のようにも思えた
ベーブ・ルースは有名だが、ヨギ・ペラとか、サチェル・ペイジ、ハンク・アーロンなどを知っている日本人だとマニアに近いと思う
日本だと長嶋茂雄、王貞治などのようなレジェンドたちなのだが、そんな彼らの名言が登場してもピンとは来ないかもしれない
だが、そこで登場している名言の数々は、試合経過の中でフラニーが感じて思い出した言葉となっていて、意味のあるものとなっていた
そう言った視点で見ると、試合に参加できないものの悲哀と、試合に臨みながらも全力で向かえない者を見る歯痒さというものが感じられるかもしれない
その上でフラニーは「この時間は最高の時間だった」と結んでいた
原題にあたる「Eephus」は「止まって見えるほどのスローボール」という意味なのだが、フラニー目線からすれば「この至福の時が永遠でありますように」という意味になる
それを思うと、とても切なくて悲しい物語だったのかな、と感じた
ただの草野球の話とは聞いていたが
クダグダと始まって最期までクダグダで終わる
ホットドッグは永遠
中学校建設の為に取り壊されることが決まった野球場で、地元のおっさん達が最後の試合をする話。
40km先まで行かないと中学校が無い町にある野球場ソルジャーズフィールドに、地元のザ・草野球2チームと2人の審判、そしてこの球場が好きな野球観戦&スコアリングが趣味のおっさんがやって来て巻き起こって行く。
雑談とヤジを聞きながら、下手くそでも楽しく野球をやっているおっさんたちの様子を観戦して行くだけの作風で、ほのぼのとなかなか良かったんだけど…草野球とはいえどんだけ試合時間長いんだよw
しかもアメリカでは9回まであるんですね…。
そして日没後はただただ怠いし、これといってみどころらしいものもないし、どんどんテンションが下がって、結局冗長になってしまって残念だった。
日没ノーゲーム、とはならず
予告編を観た印象は、ほのぼのと、そして淡い感動が訪れる作品なのかと思いましたが、最初から最後までオッサンたちがグデグデの草野球をやり続けるのを観続ける作品でした。
プレーしているご本人たちにも「今日でこの球場ともお別れだから」みたいな感慨もさしてうかがえず、いつの間にか夕暮れに、そして闇が訪れますが、何故か試合終了とはならず、白い息を吐きながら車のヘッドライトを頼りにゲームは最後までやり切るのでした。
野球愛に最も溢れていたのはスコアブックを付けているおじさんだった気がします。
途中ふらりと現れリリーフをして、不意にいなくなった方は実在していたのでしょうか?検索してみたら元メジャーリーガーだったようですが、作品との繋がりは不明(不勉強なのと、元来野球に親しみが無いのがいけませんね、ハイ)。
観ながらスッパイものがこみあげてきたと思ったら、作品とコラボのひと缶1,000円のビールに含まれているオレンジピールとコリアンダー含みのゲップだったようで……
野球が好きな人や、実際にプレーしている方たちにはささる作品だったのかなぁ。
お前らとずっとこうしていたいんだ。ってのが痛いほど伝わる。
ただひたすらにおっさん達の野球
予告を見てちょっと観てみたい。と思って足を運んでみましたが。
感動するシーンはほぼありません。
取り壊しの決まった小さなスタジアム(草野球場といったほうがいいか?)、取り壊された後は新しく中学校が建つらしい、現在は約40kmも離れた所の中学に通っていることもあって、地域のお母様方は中学校が出来る事に賛成の様子。
本編はスタジアムが取り壊される前に控えたラストゲーム、本当にただ「草野球」で「ただのおっさん達」がダラダラと愚痴や野次を飛ばし、体の現状を報告しあいながら草野球をするだけの映画。
彼女が応援に来てくれるも格好いい所が見せられず腐る若者、子供が応援に来るも良い所を見せられないお父さん、姪っ子のめでたい日だと試合中に呼び出されて球場を去るおっさん、ボールバケツもなくファウルボールを探しに行くおっさん、「俺には仕事もあるしもう帰りたいんだ」と愚痴りだし、本当に帰るおっさん、ビールを飲みまくって酔っぱらうおっさん、時間が来たからと試合中にも関わらず帰宅する審判のおっさん達、電気代を払っておらず日が暮れてから照明もなく試合をするおっさん達、ラストゲームという事もあり「引き分け」でゲームセットなんて嫌だと駄々をこねるおっさん達、苦肉の策で皆が乗ってきた車のヘッドライトを証明代わりにするも所々見えずにグダって行く試合。
そして…後に中学校ができた。とかのエピソードもなく、真っ暗な中スタジアムをさっていくおっさん達で終了。
途中、レジェンドたちの名台詞が挟まり、時間の経過も表現するも…。
観る人を…選ぶ映画かもしれません。
ただ本当に、古き良き?おっさん達の草野球を垂れ流しているだけの映画です。
※噛みタバコを吐き出すシーンなども多々ある為、そういった表現が苦手な方は控えた方がいいかもです。
良くも悪くも「アメリカ草野球」で日本の野球アニメ、映画とは違いますので、ジョーク的な野次等も多く含まれています。
好きな雰囲気の映画だが、途中寝そうになってしまったぐらいだった。
草野球
楽しめる人を選ぶ作品だけども、楽しんだよ
みなさんのレビューを見たら、う〜ん……観るかどうか考えちゃったけど...
なんかいい
【”盗塁するデブを照らす夕陽って、最高に綺麗だな。”今作は、取り壊しが決まった野球場で、最後の草野球の一戦を交えるオジサンたちの姿をゆるーく描いた、米国の野球文化への愛と苦笑が入り混じる作品である。】
ー 原題は”EEPHUS”である。初めて聞く単語なので調べたら”山なりのスローボール”って意味らしい。
成程ねぇ、映画の中でも”山なりのスローボール”が披露されるし、映画自体が”山なりのスローボール”見たいだったもんな。クスクス。ー
■中学校建設のため、取り壊しが決まった球場”ソルジャーズ・フィールド”では、最後の草野球の試合が行われた。(ムッチャ、簡単な粗筋。だって、粗筋は”オジサン達が草野球をしました。終わり。”なんだもん。)
◆感想<Caution!内容に触れています。>
・と、書くと猛烈に感動する展開が繰り広げられるのかと思いきや、内容がマア緩い、緩い。青いユニフォームのチームは、ナント、試合開始時間になっても選手が8人しかいない。一人遅刻である。オイオイ。
・パイプ椅子に座って、慣れた感じでスコアを付けるお爺さん、フラニー。
・試合は、両軍の選手の野次やどーでも良い会話などが挟み込まれ、遅々として進まない。マア、野球って試合時間が長いけれど、この映画の試合は度を越して長いのである。お喋りしていないで、さっさとファスト・プレイしなよ!クスクス。
・青いチームのピッチャーのオジサンの投げ方が、個人的にツボにはまる。両肩を羽みたいに広げてから投げるのだが、何か可笑しいのである。
序でにこのピッチャーは、鬼の様にビールを飲みまくり、途中で”俺、もう投げれない”などと言い、休憩したりするのである。野球を舐めてんのか!クスクス。
と思ったら、他の選手たちも、ベンチでプシュプシュとビールを開けてぐびぐび飲むのである。一体何本飲んでるんだ!
超太ったオジサンが試合前にビール2ケース持ってきてたけれど、全部なくなったんじゃない?
・赤いユニフォームのピッチャーも、途中で姪の洗礼式に呼ばれて試合中なのに帰ってしまうのである。オイオイ。
で、登場した観客の”昔、ソルジャーズ・フィールド”で投げていたという白髪長身のオジサン、リー。だけど、直ぐに何処かに消えてしまうのである。
■ちょっと良いなと思ったのは、スンゴイ試合が遅れているのに、7回になると誰かの選手の娘さんが、”私を野球に連れて行って。”を歌い、選手一同が整列して一緒に歌うシーンかな。アメリカだなあ、と思うシーンである。
・だーが、試合は更に伸びて審判は帰っちゃって、代わりにフラニーが双眼鏡で試合を見ながら、審判をするのである。クスクス。
で、到頭、夜になっちゃって、”どーすんのかなあ。”と思っていたら、皆の車のヘッドランプで球場を照らして、バッチオーライである。
けれども、一人は自分の車で脱走するのである。オイオイ。
<イヤー、今作は今までソコソコ映画を観て来たけれども、その”ゆるさ”では生涯ベスト5に入るなあ。そして、試合がナント押し出しで終わって、フラニーは森の中に消えて行くのである。
成程なあ。リーもフラニーも、野球の神様か何かだったんだね!
今作は、取り壊しが決まった野球場で、最後の草野球の一戦を交えるオジサンたちの姿をゆるーく描いた、米国の野球文化への愛と苦笑が入り混じる作品なのである。>
全56件中、21~40件目を表示















