劇場公開日 2025年10月17日

さよならはスローボールでのレビュー・感想・評価

全42件中、1~20件目を表示

3.0草野球をするおじさんたちを眺めるだけの映画なのに

2025年10月18日
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鑑賞方法:映画館

この作品は、長年地元で愛されてきた野球場が中学校建設のために取り壊されることになり、そこでおじさんたちが最後の草野球をする――ただそれだけの映画。

特にドラマチックな展開も、感動的なエピソードも、手に汗握る試合シーンもない。
始終グダグダな試合運びで、決して野球がうまいとは言えず、突き出たお腹、もたついた足、空を切るバット……カッコいいシーンなんてひとつもない。
正直、途中から「私はいったい何を見せられているんだろう」と思ってしまった。

けれど、不思議なことに時間が経つほどに、胸の奥にじんわりと哀愁が広がっていく。
言葉には出さないけれど、「最後の試合が終わってほしくない」という彼らの気持ちが伝わってきて、当たり前のようにそばにあった大切な時間や関係が終わっていく寂しさが、自分の記憶とも重なって蘇ってくるのだ。
そんな彼らを見て、日常の何でもない時間の積み重ねこそが、実はかけがえのない特別なものなのだと気づかされた。

鑑賞後は、少しだけ胸にほろ苦い余韻を残しながら、自分の“今ある日常”を静かに噛みしめたくなる一作だった。

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AZU

3.5この空気感は、体験してみないと分からない

2025年10月30日
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鑑賞方法:VOD

脱力系、オフビート、大人たちの放課後。本作を形容する言葉は数多くあるが、結局のところ実際にその目で体験しないとオムネス・フィルムズ一味の目指すテイストはわからない。おそらく彼らはストーリーの束縛から遠く逃れ、その瞬間に立ち現れる構造や空気感によって何か特別なものを表現しようとしている。いかに思いきって身体を預け、草野球の持つ時間軸、中年大人たちの心によぎる「今日が最後」という切なさに触れられるか。それが本作を楽しめるか否かを分けるポイントだろう。かくいう私は、放たれる心地よい映像世界が不思議な角度で自身のキャッチャーミットにズバンと収まった。一見、何もない。しかし何かがある。噛めば噛むほど味が出る。観客に委ねられているといえばそれまでだが、我々もまた仲間として球場内に立って時間と空間を共有し、この二度とは戻らない「最後」を味わっているかのよう。世界も人生も、さよならの積み重ねでできている。

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牛津厚信

3.0「草野球のみなさん」

2025年10月31日
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鑑賞方法:映画館

知的

今年325本目。

取り壊しが決まった球場の最後の試合。日本で言う草野球のみなさん。昔やっていた人が大人になってもやるって素敵。スコアの付け方もし分かる方がいらっしゃったら頷く作品だと思います。

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ヨッシー

3.0さよならゲーム

2025年10月28日
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楽しい

単純

驚く

事前にただおっさんたちが草野球をするだけの話と聞いていたので、観たらまんまで驚いた!
とは言え、残念とかではなく閉鎖の決まった球場で冴えないおっさん達が何がなんでもこの試合だけはやり切る狂気にも似た気迫がガンガン伝わって来た!
自分は野球を含めオリンピック、スポーツに全く興味がない、中学の時の暴力体育教師のトラウマのせいだ!
しかし、スポーツ映画にハズレなし!

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MOVIE FUN MAMIKO

3.0さよならはベビーブーマーへの挽歌

2025年10月28日
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LukeRacewalker

4.0さて、これからどうしようか……

2025年10月28日
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Scott

4.5休日にこうしてスケジュールを調整して、少なくとも球場に集まって来られる程度には健康体をキープしている時点でまず偉いのである

2025年10月26日
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鑑賞方法:映画館

笑える

幸せ

癒される

地元で長く愛されてきた野球場<ソルジャーズ・フィールド>は、中学校建設のためもうすぐ取り壊される。毎週末のように過ごしてきたこの球場に別れを告げるべく集まった草野球チームの面々。言葉にできない様々な思いを抱えながら、男たちは“最後の試合”を始める…(公式サイトより)。

公式サイトのイントロダクション文以上でも以下でもない、特に何も起こらない映画。だが、中年になってもなお、特にチームスポーツを楽しんでいる人なら共感ポイント目白押しの作品だ。

スポーツは最終的にはどっちが強いか決める。それはメジャーリーグでもおじさん野球でも同じである。だが、おじさん野球の場合は、休日にこうしてスケジュールを調整して、少なくとも球場に集まって来られる程度には健康体をキープしている時点でまず偉いのである。次に、ビール腹だろうが、腰が痛かろうが、いま持っている技術と身体能力で、勝利に貢献しているかどうかはいったん置いておいて、とりあえずその場は一生懸命やっているのも偉い。何よりも、粗野で低俗な言葉を吐きながらも、20人近いメンバーと人間関係を良好に維持できているところも偉いのである。

試合の合間に交わされる、浅そうで深そうでやっぱりそんなに深くない科白のひとつひとつも絶妙だし、選手の散漫な集中力を示すような、野球とほとんど関係のないカットも秀逸。ピザ屋のおやじはこの仕事は好きじゃないし、ガキは隠れて煙草を吸おうとするし、球場つぶしてできる学校なんて要らないと強がる。突然、ドラマチックなBGMが流れたり、そこまで必要とは思えないスローの映像演出も妙で可笑しい。もやは勝利を決するために野球をやっているのか、野球をやっていること自体が目的なのか、よく分からなくなる展開も素敵である。後半、やや愚鈍な展開になるのは、たぶん、選手たちの「ダラダラ」を観客に追体験させるためであろう。

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えすけん

4.5おじさん達の哀愁

2025年10月25日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

癒される

カワイイ

ほんとに自然な感じの草野球チームの色々なおじさん達。
年齢も職業もバラバラだけど、野球が好き。
秋の公園の木々が色づく寂れた古い球場で、球場が取り壊しになる前の最後の試合。
グダグダ感とおじさん達のダルダル感と哀愁が漂い、なんかじんわりきた。
いくつになっても小学生のようにいちびるおじさんが可愛い。

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いちごのチョコレート

3.5退屈

2025年10月25日
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知的

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yanpaken

3.5おじさんの草野球に癒される

2025年10月25日
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鑑賞方法:映画館

幸せ

癒される

予告に偽りなし。閉鎖する野球場を舞台に草野球のおじさんたちがただ最後の野球を楽しむ映画。

本物の大リーガーがふらっとゲスト出演してるのが見せ場っちゃあ見せ場なのだが、引退してだいぶ経つ本物故に目を見張るプレイでもなく、全然活躍しない。おかしな出方してたから後で調べてわかった。

野球を扱った映画なのに、野球のシーンは音だけで、外野のおじさん達のおしゃべりや、暇つぶしの観客がメイン。

おじさん達の会話から、仕事や家族なども垣間見えるが、途中で黙って帰るおじさんがいるくらいで、何も起こらないので伏線ですらない。

なのに、スクリーンから目を離せなくなる。おじさん達が自然体で野球を楽しむ姿がドキュメンタリーをみてるみたいで、嫌味がないからだと思う。

だらしないおじさん達が子どもみたいにがんばる姿に、同世代なら友だち、若い世代なら父親など、出演者の誰かに何となく似てる人が見つかるかもしれない。

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minavo

4.0SQUEEZE

2025年10月24日
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おじさん達が草野球するだけの映画?と気になって観ましたが、本当におじさん達が草野球する映画でとても新鮮で楽しめました。

球場の取り壊しが決まり、それによりこの球場での最後の試合をやろうとする2チームがひたすら試合をするってだけの内容で、どこかから隕石が降ってきたり、他のチームが参戦して三つ巴になったりとかはせず、しっかり1対1の様相を崩さない姿勢はナイスリアルでした。

特別なプレーも存在せず、ちょっと捻った投球はあったりしつつも、投げて打って捕って走ってをしっかり表裏やっていくだけなのも本当に草野球で、そこにおじさん達の日常の愚痴も混じってダラダラしている感じ、それでもこの空間が好きなんだなぁと感じれるシーンが所々あってそこも好みでした。

どんどん日が暮れて暗くなっていってからは、メンバーのやる気も盛り下がっていき、試合がめっちゃグダグダしていくのが面白かったです。
試合としての見栄えなんてあったもんじゃないですが、なんとか決着だけはつけようと躍起になっているおじさん達を応援するに限ります。

ヌルッと終わってヌルヌル退散していく様子込みで本当に普通の草野球だなぁといったところまでまったりしていて良かったです。
映画としての見応えはと聞かれるとかなり微妙なラインですが、たまにはこういうユルっとした作品があってもいいんじゃない?と思いました。
そこでしか出会えない人たちとの縁も大切ですね。

鑑賞日 10/20
鑑賞時間 19:15〜21:05

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ブレミンガー

2.5おじさんたちの草野球

2025年10月23日
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消えゆくふるさと、青春の日々、過ぎ行くかけがえのない時間。いいテーマなんだけどな。いまいち入り込めないストーリー展開が、残念過ぎる。

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DnaH

3.0グダグダな試合の中で感じるもどかしさも、去り行くものには永遠の至福となっていく

2025年10月23日
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Dr.Hawk

3.5淡々と…

2025年10月22日
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癒される

田舎のおじさんたちの、ゆるいゆるい会話。なんか退屈だけど、嫌いじゃない。

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akkt0624

5.0ただの草野球の話とは聞いていたが

Mさん
2025年10月21日
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思っていた以上にゆるい映画だった。
大抵の人が退屈しそうだし、低めの評価もわかるけど、私はとても好きでした。
「私を野球に連れてって」のシーンは心に沁みました。つい先日大谷の3ホーマーを見たばかりだったので、「それでも「同じ」野球なんだよなあ」と感慨深かった。

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M

1.0クダグダと始まって最期までクダグダで終わる

2025年10月21日
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少し期待していたけれど、全く面白く思えなかったです。
途中で意識を失うこと数度。

クダグダとお話しが始まって、最期までクダグダで終わる感じです。
まあ人生ってそんなものだ、という強いメッセージ性があったようにも思いますけれど、それも含めても、私にはつまらなかったです。

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ねこたま

1.5ホットドッグは永遠

2025年10月21日
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楽しい

中学校建設の為に取り壊されることが決まった野球場で、地元のおっさん達が最後の試合をする話。

40km先まで行かないと中学校が無い町にある野球場ソルジャーズフィールドに、地元のザ・草野球2チームと2人の審判、そしてこの球場が好きな野球観戦&スコアリングが趣味のおっさんがやって来て巻き起こって行く。

雑談とヤジを聞きながら、下手くそでも楽しく野球をやっているおっさんたちの様子を観戦して行くだけの作風で、ほのぼのとなかなか良かったんだけど…草野球とはいえどんだけ試合時間長いんだよw
しかもアメリカでは9回まであるんですね…。

そして日没後はただただ怠いし、これといってみどころらしいものもないし、どんどんテンションが下がって、結局冗長になってしまって残念だった。

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Bacchus

3.0日没ノーゲーム、とはならず

2025年10月20日
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予告編を観た印象は、ほのぼのと、そして淡い感動が訪れる作品なのかと思いましたが、最初から最後までオッサンたちがグデグデの草野球をやり続けるのを観続ける作品でした。
プレーしているご本人たちにも「今日でこの球場ともお別れだから」みたいな感慨もさしてうかがえず、いつの間にか夕暮れに、そして闇が訪れますが、何故か試合終了とはならず、白い息を吐きながら車のヘッドライトを頼りにゲームは最後までやり切るのでした。
野球愛に最も溢れていたのはスコアブックを付けているおじさんだった気がします。
途中ふらりと現れリリーフをして、不意にいなくなった方は実在していたのでしょうか?検索してみたら元メジャーリーガーだったようですが、作品との繋がりは不明(不勉強なのと、元来野球に親しみが無いのがいけませんね、ハイ)。
観ながらスッパイものがこみあげてきたと思ったら、作品とコラボのひと缶1,000円のビールに含まれているオレンジピールとコリアンダー含みのゲップだったようで……
野球が好きな人や、実際にプレーしている方たちにはささる作品だったのかなぁ。

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ニコラス

3.0お前らとずっとこうしていたいんだ。ってのが痛いほど伝わる。

2025年10月20日
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鑑賞方法:映画館

だらだらと最後の草野球をする仲のいいオッサンたちを眺める作品。試合経過も個々のキャラクターの掘り下げもテキトーで、グラウンドにある緩い温かい雰囲気のみを、慈しむ作品だ。多分みんな明日は町で、バーでビール飲んだり、仕事で会ったり、するのだろうけど、いまココで野球をするのは、みんなの人生で最後になるという哀愁。真っ暗になっても、誰も止めようとと言わず、車のヘッドライトでバッテリーを照らしてゲームを続ける。いや、止めたくないんだろうな。この瞬間が永遠に続けばってみんな思いながら、9回の裏まであがくんだ。

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t2law

3.5ただひたすらにおっさん達の野球

2025年10月19日
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斬新

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