「清廉潔白、正義のドニー・イェンを満喫」プロセキューター minavoさんの映画レビュー(感想・評価)
清廉潔白、正義のドニー・イェンを満喫
清廉潔白、正義の人をやらせたら世界でもトップクラスだと思うドニー・イェン。今回は設定からして、元敏腕刑事からの検事でもちろん腕っぷしも強いという文武両道ヒーロー。
冒頭からアクション、アクションでやり過ぎなんじゃないかと思いつつ、いやいやドニーイェンの映画なんだからこのくらいやってくれないと!とか、思ってるとマイケル・ホイ!ゲスト的な配役かと思いきや、結構ガッツリ絡んでる😆
事件解決に向けて、パタパタ進んでるところに流れる劇伴が、オレのブライアン・タイラーぽくて、熱くなる。
後半のアクションシーンで電車の中の格闘が最高だった。カンフーというよりは、いい意味でプロレスぽい。というか、ドロップキック、ドラゴンスクリュー、バックフリップなど、プロレス技を実戦で使ってる。
エンディングロールのアクション監督は大内貴仁さん。この方、香港で活躍されてる日本人としては珍しく倉田保昭門下じゃないらしい。だから、空手、カンフーとはちょっと違ったアクションなのかと思った。この映画のドニー・イェンにはばっちりハマってる。現在は谷垣健治さんとジャパンアクションギルドで同じチームとのこと。エンディングロールには谷垣健治先生、と表記もあった。
エンディングロールのスタントで日本人の名前がここまで多いのははじめて見たかも。倉田保昭さんから始まった香港映画で活躍する日本人の存在感が誇らしい。
チラチラ映り込むモチーフにドニー・イェンのメッセージ。世界にドニー・イェンの存在を知らしめたスターウォーズからミレニアムファルコン。裁判所の遠景にはためく中国の国旗。
中国返還後の香港もまだまだ混乱してそうだけど、まっすぐな正義を掲げるドニー・イェンの活躍にうれしくなる。
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