「アクションが良ければあまり問題ではない」プロセキューター kenshuchuさんの映画レビュー(感想・評価)
アクションが良ければあまり問題ではない
ドニー・イェン主演のアクション映画と聞くと観ないと!となってしまう。
主人公の霍は刑事から転身した異色の検事。普通に考えると7年で検事に転身するって相当な努力が必要だよな。「事実に基づく」って書いてあったけど、この検事のことなのか、麻薬密売組織の検挙のことなのかがよくわからない。たぶんこの事件のことなんだろう。こんな検事がいたとは思えない。
何しろ、検事として容疑者を起訴したはずなのに、法廷で無罪の可能性があるんじゃないかと主張してしまう。さらには被告の弁護人にちゃんとやれとしかりつける始末。そりゃ検察の上司だけじゃなく、裁判官にも注意されるわな。とにもかくにも、無実なのに有罪判決が出ている若者のために無罪となる証拠を探そうとする。もうそれ弁護士の仕事だよ、と笑ってしまった。もちろんその先には麻薬を密売している組織を検挙するためという目的があるのはわかるけど。法廷劇としての面白みはかなり低い。
ただし、アクションはすごい。地下鉄の車内で繰り広げられる敵との格闘シーンは見どころたっぷり。車内に立てられているポールの使い方がとても効果的だった。他にも、ドニー目線の映像で観るアクションは新鮮だった(ただし、ゲームっぽいし、CG感がすごすぎるけど)。こんだけ戦える検事がいたら笑っちゃうよな。このアクションを見せるのに、主人公が検事である必要があったのかは疑問が残るけども。
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