「ドニーの兄貴!お見事です!」プロセキューター ケージさんの映画レビュー(感想・評価)
ドニーの兄貴!お見事です!
ドニー・イェンって過小評価され過ぎじゃあないだろうか?
「トワイライトウォリアーズ」で息を吹き返した香港映画だが、ドニー・イェンがいなければ既に死んでいたかもと思うぐらいだ。
隆盛を誇った香港映画が衰退していくなか、昔ながらの香港映画の良さをブラッシュアップさせながら支えてきたスーパースターなのは間違いないだろう。
本作も検事×アクションと、やっちまった映画になるところを監督・主演・プロデュースで一級エンターテイメントに仕上げていて見事と言うしかない。
当然、アクションは60オーバーなのが信じられない超絶な出来栄え。
マイケル・ホイやフランシス・ンを配置する心憎さや、余すことなく描き切るドラマ演出もお見事だ。
ドニーの強さも超絶だが、悪も超絶に悪だし、貧困も超絶に貧困なのがストレートで気持ちがいい。
そんな超絶ドニーに対し、悪も決して負けておらず、圧倒的な人数、容赦ないやり口、これまた超絶な強さの殺し屋など、常に互角の攻防を繰り広げアクションを盛り上げる。
それにしても今年、香港映画の元気がいいのが嬉しい限りである。
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