「Objection」プロセキューター ブレミンガーさんの映画レビュー(感想・評価)
Objection
ドニー・イェン兄貴が新たに演じるのは検察!
そんでもってアクションもしっかりやると来たもんですから一体どうなっちゃうんだろうとワクワクしながら鑑賞。
特典は異議ありステッカーでした。
麻薬密売での裁判や捜査周りは実話をベースにしているだけあって中々に胸糞な話かつしっかりとした模様がお届けされるので勉強にもなるし、やりたい放題の裏組織との繋がりなんかも明かされて興味深かったです。
対してアクションシーンは最初からフルスロットルで挑んできてくれるので見応え抜群です。
いきなりド派手なアクションが展開され、蹴り殴りに銃撃戦、主観視点での大迫力っぷりにイェン兄貴の凄まじいフットワークに魅せられっぱなしでした。
首などの怪我を負ってしまったのもあり、警官から検事に転職し、その正義心はそのままに法に立ち向かっていくというのも変化球でありながら面白かったです。
不当な裁判を繰り広げられている中で、本来は犯人を責めるべきである検事のポジションにいるイェン兄貴が弁護士よりも率先して助けようとする姿勢はコメディになっていつつも正義感の証明になっているのもとても良いです。
警察との協力や、被害者家族との関係などなど、コンパクトにまとめられながらも重い話を茶化す事なく進めてくれるので観やすさという面でもとても良かったです。
アクションはやはりハイクオリティで超楽しいです。
麻薬組織の一味をとっ捕まえるために全速力で追いかけ、壁蹴りアクションから肉弾戦の連発が展開されるのも景気が良く最高です。
駐車場でのやり取りからの襲撃への対処もスムーズで、ショートカットを爆速で考えてから動きに移したり、受け身がとにかくうまかったりで圧巻されました。
明らかに1人じゃ対処できないだろうってくらいの大人数と太刀打ちするイェン兄貴も流石で、いやムリだろ…って状況ですら何故か抜け出して反撃しているので訳わかんなくてまた最高です。
電車バトルではポールを使いながらクルックル回る爽快感が素晴らしいですし、圧倒的パワーで窓ガラスをバンバン割っていく敵との真っ向勝負ですら手数の差で圧倒してしまうんですからエゲツないです。
全体的にやられ役の面々も本当に素晴らしいので、その面でも頼もしかったです。
オチもとてもスッキリしつつ、しっかりと実話の話をまとめて、尚且つフィクションならではの味付けもしてくれていてエンタメしていました。
イェン兄貴はいつまで経っても最高ですね。
鑑賞日 9/29
鑑賞時間 13:30〜15:40
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