ハウス・オブ・ダイナマイトのレビュー・感想・評価
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核攻撃シミュレーション映画
ある朝突然、アメリカに核ミサイルが打ち込まれたらホワイトハウス、軍はどう動く?
現実に全く有り得ない話ではなく、固唾を呑んで見守りました。
迎撃ミサイルってあまり精度が高くないことを初めて知りました。
コイントス並の確率で500億ドルか…お高い!
彼の国が支援欲しさにアメリカ相手に核ミサイルをぶっ放すことはない(そこまでアホじゃないはず?)と思いたいですが。
報復攻撃はするも地獄、しないも地獄。
現実のトランプ大統領なら迷うことなく即、報復攻撃しそうで恐ろしい。
核保有国のスタンスについて思うこと。
世界の秩序を守るために核が必要なのはわからなくもないが、抑止力的な使い方ができないならもう核放棄するしかないよね。
使わないための対話ができなくなりつつある昨今。
実際はあんな風に攻撃体制をばっちり備えているし、その時が来たらもう腹括らないといけないのではないでしょうか。
日本は2回も予告なく落とされて、シェルターに避難したり親族に警告する猶予さえなかったのに、あいつらいざ打ち込まれたらあんな風にジタバタするんかい!と(映画だけどね)と思ってしまったわ。。
K.ビグロー監督、相変わらず骨太で終始緊張感を維持する演出はさすが。
元夫のジェームズ・キャメロン監督は現在、広島長崎の原爆映画を製作中のようですが、何か新しい視点で撮ってくれないか期待してしまいます。
なんだぁ~、ネットフリックスで観れたんだ~
片時も緩まない緊迫感と緊張感に良い意味で疲労困憊した2時間
危機発生から15分間。
関係者の誰が何を思い何をしたか。
アメリカ合衆国の危機管理体制の厚さ、マニュアルの厳格さに驚嘆し、
しかし、その万全の備えを持ってしても突発的な緊急事態に対処することがいかに難しいかを実感しました。
翻って我国が同様の事態に陥った際の対応を想像すると暗澹たる気分なります。
良し悪しを別にして、危機に際して自ら対抗手段を持たないという選択をしている以上、有事にはそれを受け容れる覚悟をしなくてはならないということを。
また、日本ではマニュアルというと余り良いイメージを持たれない気がしますが、こと危機管理においてはプランB、プランCと多重に想定された厳格なマニュアルに従って、関係者全員が考えずに動くことが重要であることを改めて認識しました。
とは言っても、多くの関係者それぞれが職務上の責任感と人間としての感情の間で揺れ動く心を抱えて苦悩する様は観るものの胸を熱く掻き立てます。
よくできたエンターテインメントでした。
核は抑止力?
トークしよ
タイトル「爆薬庫の家」のごとく、一触即発の世界
緊張感の連続
よかった!
トランプさん、こんな映画をつくっている人たちがいますけど。
キャサリン・ビグローももう73歳なんですね。この人の作品は実話を下敷きにしてドキュメンタリー風にみせるものが多い。「ハートロッカー」も「ゼロ・ダーク・サーティ」も「デトロイト」も。本作はもちろん実話ではないが、米国がもし攻撃を受けた場合の対応体制を取材し綿密なドラマとして構築した。この人の作風の特徴は、事実関係を淡々と追っているだけのようで、実に冷徹な視点というか第三者的な感覚で全体がコントロールされているところ。登場人物が時として感情をあらわにするようなシーンもあるが、決して流されてはいない。むしろそれを突き放して眺めているような独特のクールさがある。
さて、本作では、西太平洋のどこからかICBMが発射される。衛星はシステム的な妨害を受けて発射時の情報が捕捉できていない。つまりどこから来たものか分からない。当初はそのまま太平洋に着水すると思われていたがそのうち水平飛行になりアメリカ本土を目指していることが明らかとなる。到達見込みは19分後。この事態に、大統領、ホワイトハウス、危機管理部門、軍などのメンバーが対応する、あるいは対応できない姿が描かれる。NSC(国家安全保障会議)ではなく、戦略軍中心の実務者会議で情報共有と具体的意思決定が進んでいくところがリアルだし、事態対応の一方で「政府継続プラン」(政府の重要メンバーを核シェルターで保護する)が発動するところもリアル。これらすべてにSOP(手順書)が存在しその通りに物事が進められるのが如何にもアメリカ流。先行レビューに40歳代と思われるジェイク・バリントンが大統領と直接話したりロシアの外相と交渉したりするのがおかしいとあったが、あれは安全担当大統領補佐官が病欠のため次席補佐官が繰り上がって役割を果たしているだけ。それも多分、SOPで定められている。「沈黙の艦隊」みたいなテキトーなことはない。
リモート会議がお話の骨格だが、誰かの発言中に他の人が発言した、それが重要なファクターとしてその発言者のシーンで再び取り上げられる、これが繰り返されかなり輻輳した構造となっている。単に同じ話が3回繰り返されるというだけでなくストーリーに圧倒的な厚みがある。
一方で、レベッカ・ファーガソン演じる危機管理部門の大佐や国防長官のように情報を勝手に家族に流して逃がそうとする姿も描かれる。これもおかしいとのレビューもあったけど、管理面でどうのこうのということではなく、彼ら彼女らも単なる組織の歯車ではなく人間的な側面を持ち合わせているんだということを言いたかったと見るべきだし、そういうところも含めて事象と感情の流れをクールにドラマ化するのがビグロー流なのだと思う。
でも今これと同じことが実際にアメリカで起こったらどうなるのだろう?トランプ本人はともかくとして、右翼と嘘つきとイエスマンで固められたホワイトハウスが正しく機能するとは思えない。怖いです。
抑止力って
現状のアメリカの防衛システムを基に、実際に他国からミサイルが飛んで来たらどうなるのか、ということをシミュレーションした作品。軍事専門家は、かなり実際に忠実だと評価しているそう。ミサイルの発射に気づいてから着弾までは20分弱しかないため、その間の模様を各関係者の視点で、その人達の個人的な事情を絡めながら見せるというストーリーです。なので、同じ話が何度も出てきますが、別のシーンでオンラインで会議に参加していた人が、別のシーンではその人をメインにしていたり、という感じ。オンライン会議からいきなり退出してしまった人が、実際はどうなっていたのかを種明かししたり。
とにかく20分弱ではできることは限られていて、迎撃ができなければ即被害につながるということ。実際のシステムに忠実な映画を敵側がみれば、参考になるでしょうけど、敵側も実行に移せば、それはそれで自分たちも大変な目に遭うのはあきらかなので、安易に実行するとは思えないですけどね。
元々Netflixの作品で、一足先に劇場公開をしたんだとか。劇場で見そびれた場合は、ぜひNetflixで。
2020年代最高
そんなワタワタする?
緊迫感はお預けだった(泣)
出所不明の1発の核?ミサイルが米国に突然飛来するという面白そうな設定で、しかも「ハード・ロッカー」のキャスリン・ビグロー監督作という事で期待して鑑賞。
同じ現代戦争がテーマの「沈黙の艦隊」とは違い、米国あるあるなシリアスな展開。果たしてどうなるのか!?と最後まで生きを飲む展開が多角的に様々な人の視点から展開。
が、Netflix映画という事だけ事前に知っていてAppleTVの「F1」のように完成された映画作品が3話?構成かなにかと思いながらワクワクドキドキ鑑賞してたら、まさかの一部先行での劇場公開で続きはNetflixだった…。Netflix未加入(泣)
【更新】Netflixで映画の続きの配信予定はなく、3部構成の完成作品でした!それならそれでラストの衝撃、終わらせ方はさすが社会派監督キャサリン・ビグロー!と思いました。
「トロン:アレス」の天才プログマーの姉役のグレタ・リーも重要な役で出演。意図せず2週連続で彼女の作品鑑賞となった😁
1945年のあの日に思いを馳せよう。
ありそうでなかった構成
バツグンの緊張感と臨場感
彼女らしい作品です
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