ハウス・オブ・ダイナマイトのレビュー・感想・評価
全138件中、41~60件目を表示
結果は見せないよ。
というわけで謎の核弾頭がアメリカに着弾するまでの数十分を3つの目線にわけて、タイムラインを3度見る事になります。話完結しないとイラッと来る人には向きません。
あの街は丸ごと吹っ飛ぶのか?
報復はどうするのか?
家族は無事か?
3つの目線と、、あとは各自の想像力で。見てる人も判断力と家族愛を試される映画です。
想像力ある人辛いなぁ、今の時代かなりリアルなお話です。人って追い詰められると自分や周りを落ち着かせるために、つまらん冗談いいがちですね。失笑する余裕もないDEFCON1 です。ちなみにDefense Readiness Condition(防衛準備態勢)の略で 1はほぼ戦闘準備体制。
推しのレベッカファーガソン見にきたけど先週見たトロンのグレタリーも出てて得した気分です。
ギリギリの世界
最近観た映画の中で一番怖かった。
この世界にヒーローはいない、
ただ今起こってる事を見守り続け右往左往せるだけ。
奇跡も起こらないと言う現実に
ただただ恐怖を感じました。
エンディングもスパッと終わり、
それが逆にその後を想像させて怖くなった。
弾道ミサイルが撃たれました。
と言うニュースが流れても、
あぁまた北朝鮮か…で終わってたけど、
一つ間違えばこんな恐ろしい事になるのだなと、
改めて思ったし、
そもそも弾道ミサイルの発射が、
ニュースだと聞き流す程度だったのに、
この映画を観ると
いかにヤバい事なのかがハッキリと分かりました。
仮に舞台が日本だと、右往左往する時間もなく
この世界はギリギリのバランスで出来ているのだなと
感じました。
これからこの世界で生きて行くのも
怖いくらい恐ろしい映画でした。
湖に落ちても…
【ハウス=第二次世界大戦後の世界】
核ミサイルを互いに向け合いながら“平和”を口にする――そんな現代社会の偽りを鋭く突いた社会派スリラードラマ。冷戦以降の「核抑止=平和」という歪んだ論理に真正面からメスを入れている。
アメリカが他国に核を向け続けながら、いざ自国にミサイルが飛来した途端に右往左往する。その無様さが皮肉とともに描かれ、痛快ですらある。たった一発のICBM(大陸間弾道弾)すら防げない現実――それは、複数の核攻撃にはまったく無力であると自ら認めているようなものだ。
物語は、発射から着弾までのわずか19分間という極限状況で、指導者たちが「撃つのか」「迎撃するのか」「話し合うのか」を迫られる。その混乱と恐怖、そして覚悟のなさがリアルに描かれ、観ていて息が詰まる。理性も倫理も失われ、ただ「生き残りたい」という本能が暴走する人間たち――まさに“火薬庫(ハウス)”の中で暮らす私たちの写し鏡だ。
女性監督の緻密な演出と冷徹な視点が光る作品で、戦争映画でも核映画でもない、「現代の人間ドラマ」としての完成度が高い。静かな演出の中に燃え盛る怒りと警鐘が込められた、必見の社会派スリラーだった。
平和
起こらない事が起こった場合。。人は??
独特な構成
キャサリンビグロー節!!
緊張感マシマシな作品!すごいなーこの映画、監督誰だったけと思いながらエンドロールでキャサリンビグロー!!やっぱり!そうだよねーと納得。
軍上層部、政府高官、大統領みんな一人の人間、立場上厳しい訓練、シュミレーションはこなしているが、所詮一人の人間。現実にスーパーマンはいない。歴史上、大犯罪者になる頭おかしい人はたまに出現するが、やはり何万人の命、家族、大切な人の命を割り切って行動できる人なんていないのだ。この世界がいかに異常なバランスで成り立っているか。近年戦争が身近に感じる分、まるでフィクションとは思えない。
北朝鮮のミサイルはよく日本を飛び越えるが、そのたびにいかに世界中が緊張し、対応していることを認識しなければいけない。いつ威嚇射撃ではなくなるかを。
改めて日本は被爆国として、核開発、核保有、核使用の反対を世界中に発信しなければいけない。
各国のリーダーは核使用をためらわず決断できるのか?
その時は世界が消滅する。
とても絵空事とは思えない。
レベッカファーガソン同い歳ですが、綺麗すぎ、かっこよすぎ。最高!!
楽しめた
訓練と実戦
嫌な緊張感
さすが、キャスリン・ビグロー!な一作。 レベッカ・ファーガソンのキ...
独特の構成
地味に怖い。 敵が誰なのか、どこから発射されたのか——それすら分か...
61%の確率で保っている世界の均衡
Netflixで、先日配信が始まり、一部劇場公開もされた、核爆弾発射に伴う、社会派のサスペンス。最近は、ロシアのウクライナ侵攻、ガザ地区とパレスチナの戦闘と、きな臭いニュースが毎日の様に、メディアで報道されている。そんな世界情勢の中での本作。決してフィクションではなく、いつか近い将来、核ミサイル発射の秒読みが来るのかもしれない怖さを感じた。
本作では、ミサイル着弾が確定してから19分間という短い時間の中を、3つの章で描いている。第1章では、国防の最前線で指令を出す人々、2章では、国家防衛式センターでの、軍のトップの官僚たち姿を、そして、第3章では状況を総括しながら最後の決断に迫られる大統領と、国防に関わる3つ立場の人々の苦悩と葛藤、恐怖そして絶望が映し出されていく。着弾の危機迫る中、秒読みでの指示や対応、言動について、緊迫感と緊張感のあるシーンが続き、女性で初のアカデミー賞受賞監督のキャスリン・ピグローが、見事に描き切った。
いつもの日常時間が過ぎるはずだったある日。突然、出所不明の核爆弾搭載のミサイルが発射された。最初は、いつもの北朝鮮辺りのミサイル発射実験と構えていたアメリカだったが、ミサイルの方向が、いつもの実験コースから外れ、アメリカ本土に着弾する可能性か高まる。どこか何の目的に発射したのか、全く情報が掴めない中、着弾場所がシカゴと断定され、アメリカ政府、国防組織は混乱に陥る。
タイムリミットが迫る中、アメリカは、迎撃ミサイルを発射した。しかし、確実と思われていた迎撃ミサイルが失敗に終わり、核ミサイルはシカゴへ向かって飛び続ける。手の打ちようがなくなる中、アメリカ国防総長が下して、大統領命令の指示を仰いだ方法とはいったい…。この中で、迎撃ミサイルの的確率は61%という低さには驚かされた。ある意味、現在の世界情勢は、この61%を頼りに均衡を保っているということだ。
出演者もなかなか豪華。大統領にはイドリス・エバンス、軍の大差にはレベッカ・ファーガソン、国防長官にはジャレッド・ハリス、大将にはトレイシー・レッツ、また、迎撃失敗の責任を感じる少佐にはアンソニー・ラモス等、他にも多くの俳優が集結して、個性豊かな俳優陣が、タイムリミットに向けての緊迫感迫る演技を見せている。
アメリカの軍人役人大統領いくら何でもメンタル弱過ぎ
表現したいことはわかる
たった一発のミサイルで簡単に、全面核戦争になるかもしれない
そうしたら人類全体で破滅するかもしれない
そんな危うい世界に私たちは生きてるんですよ わかってますか?ってこと
物語はどこの国が発射したかわからない大陸弾道ミサイルがアメリカ本土に向かって飛翔していることを、アメリカ軍やら連邦政府やらが把握してからの、軍や政府のあわて狼狽する様を延々と見せつけられる。
しかし訓練された軍人があんなにオロオロするのか、敵国からの先制攻撃の事前シミュレーションなど徹底的にやっていると想像されるアメリカ連邦政府や大統領がこんなに狼狽するものなのか。
本当のところは知る由もないので、わからないけど、登場する人物がそろいもそろってメンタル弱い。
私は疑問に感じてしまって没入出来なかった。
実際のアメリカはさすがにもうちょっとシステマチックに動くんじゃないだろうか。
結末もふわっとして解釈を観客に丸投げするタイプの映画。良くも悪くもそういう映画。
迫られる決断に
全138件中、41~60件目を表示












