ハウス・オブ・ダイナマイトのレビュー・感想・評価
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劇薬につき消化不良。
前編1秒たりとも緊張感が途切れることなく物語は幕を閉じました。
我々が生きてる世界が如何に危ういものかを痛烈に問題提起するのは結構。
それ自体を否定するつもりはないし、我々一人一人が考えていくべきことなのだろう。
だがあえて言う。
この作品は映画の体をなしてない。
一度観たら二度と観ることはないだろう。
この問いを投げつけるなら監督なりの答えを最後に視聴者へ見せるべき。
タイトルなし
あまりないシチュエーションだけに興奮、刺激的。でも、1回の迎撃ミサイルだけで打つ手ないとか信じられない。それにこのあまりの時間のなさ。
個々の日常と政治を繋いでいる脚本はよくできているけど、政治の愚かさばかり描いて、組織のあり方や過程など描かれておらず、ひどい出来。
今の核の仕組みって、すでにこんな危ないことしかできないのか、そして正体不明核爆撃のような、予測不能なことがあるのか。ダイナマイトの家とはそういう意味か。
それとも流れるのはひたすらブルシットジョブなので、揶揄なのか。
しかも、プライベートが大事でないとは言わないけれど、大事な会議中に娘を逃がすことを優先する。
大統領も国務長官もやる気なし。バスケットがうまいなんてこんな時に役には立たない。
そうだ
この監督、落ち着きがなくて、セックスの上り詰める快感だけ撮ってる人だ、言ってみれば。その意味ではつまらない。
核手順書は車の中で官僚的に読まれる。それでもこれは異常と感じる大統領はまっとうか。
迫力の緊迫感!
人類の“最後の十数分”と、決断の向こう側
『ハウス・オブ・ダイナマイト』は、シカゴに向かって発射されたミサイルが止められないまま、爆発までの十数分間を多視点で描く戦争ドラマだ。
だがこの作品に、派手な戦闘や爆破の映像はない。
描かれるのは、その瞬間を迎える前に人間たちが何を思い、どんな選択をするのか――滅びの直前に残された心の記録である。
司令室では、迎撃の可能性を探る指揮官たちが焦燥と責任に押しつぶされそうになりながら、決断を迫られる。
彼らの沈黙や短い視線のやり取りには、「自分も家族も死ぬかもしれない」という恐怖が潜んでいる。
特に印象的なのが、ロシア大統領へのミサイル発射確認のシーンだ。
アメリカは真実を知ろうとするが、ロシアは「情報を渡すこと自体が罠かもしれない」と疑う。
そしてアメリカも、ロシアの否定を完全には信じられない。
わずかな通信の間に、国家間の信頼の崩壊と、人間の理性の限界が凝縮されている。
全編を通して、ミサイル着弾の時間が繰り返し映し出され、DEFCON 1 の表示も突き刺さる。
そのたびに緊張が高まり、観客の呼吸まで支配していく。
時間が減るごとに、登場人物たちの表情も少しずつ変わっていき、
観る側もまた、自分自身がそのカウントダウンに巻き込まれているかのような錯覚を覚える。
この“見せ方”こそが、本作最大の演出だ。
そしてラスト。
爆発の瞬間は描かれない。
代わりに、アメリカ大統領が報復攻撃を行うか否かの判断を迫られる場面で幕を閉じる。奥さんに答えを求めたが、彼女はアフリカ?のサファリ中で、「核はダメ」というニュアンスの返答をする。しかし通信は不安定で、彼女の声はノイズにかき消される。
彼が下すかもしれない“報復”は、罪のない人々、そして動物たちの命まで奪う。
映画は戦争を人間の悲劇として描くだけでなく、地球そのものへの暴力として提示している。最後は画面は暗転し、答えは示されない。
『ハウス・オブ・ダイナマイト』は、戦争の開始も終結も描かず、
その“狭間”に立つ人間たちの揺らぎを描いた異色の戦争映画だ。
銃弾ではなく沈黙で、爆発ではなく判断で、戦争の本質を語る。
時間が減っていくというシンプルな演出が、これほどまでに恐ろしく美しい映画は滅多にない。
さすがのキャスリン・ビグロー監督
決断
核兵器着弾までの18分が思わず息を呑む。
冒頭から独特の緊張感を漂わせ重低音で
ガシガシ攻め込んでくる。
映像もBGMも良く追体験的没入観。
ミサイル一つで当たり前の日常の平穏が
崩れていく。
普通に住んでいる私達は、弾薬庫のような
世界で生活しているんだよという
キャスリン・ビグロー監督の
痛烈な訴えを感じた。
核保有は抑止力なのか、それとも
平和のシンボルなのか………。
日本に置き換えてもと考えさせられる
恐ろしい映画でした。
ポリティカルスリラーとしては一級品だが
問題提起の役割としての映画だと割り切れば一級品。
アメリカで国防関係の職に就く人々の心象描写を挟みつつ、核戦争へ陥る崖っぷちの緊迫感と恐怖を観客に突き付ける。演出や音楽、キャストも良い。弾道ミサイルを撃ち落とそうとするシーンの緊迫感は凄い。
大統領役だけは...少し前に、米大統領と英首相が活躍するコメディタッチのアクション映画「Heads of State」でもイギリス首相をやっていた彼なので、ちょっとアレ。他の役者にすべきだったのでは。
観客としては次の展開を望んでしてしまうので、どうにも、あと3歩足りない。よく考えたら、観客に見せる物語としては破綻しており、編集中の断片を見せられた感じがする。残念だけど、またどこかで見返したいという感じは無い。
映画館で観てたらキレてそう
これは「シン・ゴジラ」のパクリです。
国難に対して、アメリカ政府がどのように対処するのかを描いています。
シン・ゴジラは登場人物の家族などを深堀りしていないのがアメリカでは受け入れられにくく、ゴジラ-1.0は、その部分で明確にキャラに集中しているので受け入れられやすい。という解説をされていた方がいましたが、この映画はシン・ゴジラ風リアル政治手続き国難映画にキャラの家族背景など深掘りしようとして、思いっきり中途半端な描き方で深掘れずに終わっています。
もっとも低評価するポイントは、ラストです。
酷い脚本もここに極まれり!ってキャッチコピーとして使ってもいいくらいの酷さです。
予告が面白そうだったので映画館で観ようか迷いましたが、NETFLIXで見て良かった。チケット代ドブに捨てるところでした。
「ハウス・オブ・ダイナマイト」。この題名は核ミサイルを保有する多く...
「ハウス・オブ・ダイナマイト」。この題名は核ミサイルを保有する多くの国を抱える現代の地球を表現したものからとったもの。ある日1発の核ミサイルがアメリカのシカゴを目標にして出所不明の地点から飛行しているのを米国防省が探知するところから始まる。到達時間は約18分。その間に起きたある3つの視点からの緊迫した様子をとらえたドキュメンタリータッチのキャサリンビグロー監督作品。国防省や兵士たちの緊張感や焦燥感がヒリヒリと伝わってくる描写。最高責任者の大統領の焦りと苦悩の描写が緊迫感を増していた。国防のために最後の手段(報復)をするのかどうか果たして…。ビターなラストだったが嫌いじゃない終わり方だった。何としても核廃絶を訴えていかなければこの映画の二の舞になるかもしれないと恐怖が走ったサスペンス作品。
“その時”は突然いつ起きても絵空事ではない
北朝鮮から日本近辺に向けて初めて長距離弾道ミサイルが発射されたのはいつだったか。
あの時は恥ずかしいくらいパニックになったが、以後もしつこいくらいミサイル発射は続き、今ではニュース速報は流れるが、誰も騒がなくなった。
何だ、またか。どうせまた日本近海に落ちる。…
北朝鮮がどんなに油断ならぬ国とは言え、確かに今日本を攻撃する意味は無い。何のメリットも無く、ただ世界中を(特にアメリカを)敵に回すデメリットでしかないからだ。
“そんな事”は現実的にあり得ない。
しかし、そうだと誰が決めた…?
いつ突然、その時が来るか、それは誰にも分からない。
本作は日本にとっても通じるものがあるシミュレーション・ムービーなのである。
突如アメリカ本土に向けて核ミサイルが発射…!
何処の国か不明。着弾まで20分も無い。着弾したら被害は甚大。
未曾有の危機に追われるホワイトハウス、軍、大統領…。
骨太なポリティカル・サスペンス。監督を務めるのはこの女性(ひと)。
『ハート・ロッカー』『ゼロ・ダーク・サーティ』『デトロイト』…。キャスリン・ビグローが期待に応えるカムバック!
何か予兆があって緊迫状態が続き、遂に発射されたミサイル。スリルとカタルシス盛り上がるクライマックス!…というのではなく、
開幕して早々。いつもと同じ変わらぬ一日が始まった…筈だった。
“それ”を突然レーダーが感知。
最初は何かの間違い…? 演習…?
誰だって普通はそう思う。
しかし、“いつもと同じ変わらぬ一日”でも“普通”でもなかった。
“それ”は間違いないものだった。
幾つか思い当たるが、何処の国か不明。
目的も不明。誤射…? 威嚇…? 攻撃…? 戦争…?
見えざる/分からぬ脅威。
着弾まで20分も無い。そんな猶予も無いものなのか…?
そうなのかもしれない。ミサイルは超速で飛ぶ。何処から発射されたか分からず、気付いた時はもう狙われている。いや、手遅れ。
発射ボタンが押されれば時間など無い。あっという間に…。
これがリアル。我々が知らぬミサイル攻撃の世界。
ウクライナの人々は絶えずこの脅威に晒されている。
見る者を突然脅威とスリルに落とし込む。
キャスリン・ビグローの演出は8年ぶりでも微塵も柔らかくなっていない。さすがは硬派な姐さん!
突然のミサイル発射、危機と着弾まで。
リアルタイム群像劇にはもってこいだが、これを一本の流れとして描かないのが思わぬ変化球。
ホワイトハウス対策部、軍関係者及び専門家、そして大統領。時をそれぞれ遡り3つの視点から描く。
ホワイトハウスの地下にある“シチュエーション・ルーム”。
有事に対し危機管理や対策を行う施設だが、そんな所があるとは…!
ここで指揮を執る海軍大佐のオリヴィア。指示は的確で部下ともコミュニケーション取れ、家庭では良妻賢母。体調芳しくない息子が気掛かり。
突然の脅威。対処、対応、対策を担う。
脅威に直面しながらも冷静さを失わず、でも内心は家族の事を心配し、この脅威に尽力する…。レベッカ・ファーガソンがタフに熱演。
シチュエーション・ルームから連絡を受けた国防長官。各所からの報告を受け、こちらも対応に追われる。
一方、国家安全保障問題担当大統領副補佐官。暴挙をしでかした国を推測。ロシア…? 北朝鮮…?
韓国系の北朝鮮担当官と連絡を取る。ロシア外相と応対する。攻撃出来る装備は持ち、疑わしき点もあるが、決定的攻撃の理由は無い。
オリヴィア視点ではシチュエーション・ルーム内での情報収集や状況変化。長官や副補佐官視点ではさらに前線の対応や各国との駆け引き。大統領視点では、ある決断迫られる…。
バスケ強豪校の子供たちの試合中に報告を受けた大統領。SPに誘導されすぐさま移動。電話などを介し各所とやり取り。
ミサイル着弾地はシカゴ。被害はもう免れない。
大統領に求められるのはその後。“敵国”の様子を窺うか、“敵国”を特定し報復か。
アメリカや国民が攻撃された。反撃しなければ国民は納得しない。しかし、こちらが報復すれば“敵国”もまた…。核による終末戦争が現実のものになる…。
担当官から連絡受けた北朝鮮の動向やロシア外相との話から、副補佐官は大統領に報復しないよう訴える。
こんな決断迫られるとは…。大統領は…。イドリス・エルバが熱演と共に苦悩を体現。
某独裁者なら迷わず報復するんだろうけど。
着弾直前まで話が進んだ所で、時間を遡って別エピソードに。
当初は戸惑うが、各々の視点で描く事によって緊迫した状況やスリリングな対応や苦悩を畳み掛ける。
ミサイルで迎撃。だが…。ミサイルにミサイルで迎撃するのは、弾丸を弾丸で打ち返すのと等しい。大金で備えた防衛策の成功率は61%…! そんなに低いのかと驚くが、その難しさを何かで聞いた事がある。
オリヴィアと話している途中、長官と連絡が途絶え…。長官視点でまさかあんな事になっていたとは…! 各やり取りも繋がり、伏線回収も見事。脚本と編集の妙。
怪しきは北朝鮮…? ロシア…? 現実感たっぷりのリアリティーも追及。
人によっては期待外れもあるかもしれない。
別視点とは言え同じシチュエーションの繰り返し。
着弾したその後は…? そもそも着弾シーンは描かれない。
ラストシーン。決断やその後は描かれず、急に終わる尻切れトンボ感も否めない。
本作が単純なエンターテイメントだったら物足りないだろう。見せ場となる爆発シーンやパニックは欲しいし、敵国の正体や目的、大統領の決断や各々の動向など最後まで見せて欲しい所。
だけど本作はそんな単純な作品ではない。
その時、あなたならどうするか…? 世界はどうなるか…?
明確な答えや結果は無いに等しい。
我々は核ミサイル一発で崩壊する危うい世界に住んでいる。タイトル通りの“ハウス・オブ・ダイナマイト(ダイナマイトの家)”。
見る者に、我々に、世界に、問う。
“その時”…。
遠い未来かもしれない。
近い将来かもしれない。
明日かもしれない。
今かもしれない。
“その時”は突然いつ起きても絵空事ではない。
リアル・ドクターストレンジラブ
【逆Dr.ストレンジラブ】
キャスリン・ビグローは、
常に〈エンターテインメント〉と〈社会性〉という二つの軸のあいだで作品を紡いできた監督である。
その軸の均衡がわずかでも崩れると、
彼女の演出は途端に〈ピント〉がボケて、
鋭利さの裏に曖昧な残響を残す、
そんな印象を長く抱いてきた。
『ハート・ロッカー』や『ゼロ・ダーク・サーティ』では、
戦場の現場感覚や緊張の持続において手腕を発揮したものの、
点描的なエピソードが一本の物語線として結実しきれず、
人物の内面と社会的主題のあいだに微かなズレが生じていた。
『ゼロ・ダーク・サーティ』はジェシカ・チャステインの演技力によって作品が助けられ、
『ハート・ロッカー』以前の友情ドラマ的作風はシナリオの骨格に支えられていたが、
いずれも構造的な〈統合〉という意味では、
あと一歩の余白を残していたように思う。
その停滞を打破したのが『デトロイト』だった。
(youtubeでも話してます)
社会的背景を物語の中核に据えながら、
登場人物たちの恐怖・怒り・悲しみといった感情を、
痛切なリアリティをもって掬い上げていた。
正義と【正義】が衝突するなかで、
人間の尊厳と暴力の構造を冷徹に描き出しながらも、
エンターテインメントとしての緊張と速度を失わなかった点において、
ビグローは自身の到達点を更新してみせた。
観客は〈事件を観る〉のではなく、
〈人間を感じる〉体験へと導かれたのである。
そして本作『ハウス・オブ・ダイナマイト』
これはいわば〈逆ドクター・ストレンジラブ〉、
あるいは〈リアル博士の異常な愛情〉と呼んでもいいだろう。
前半は一見、散漫な印象を与える。
いくつかのモチーフや問いが宙に浮き、
焦点が定まらないまま進行する。
だが後半に転調をみせる。
南部のイベントで掲げられるレベル・フラッグ、
北朝鮮の分析、
そして家族をめぐる断片的な描写が、
有機的に結びつき、
一本の情感の線としてジワジワと立ち上がる。
点で配置された出来事が意味を帯び、
登場人物たちの沈黙や逡巡、繰り返される会話が、
社会的な重層性と人間的な共感を同時に喚起していく。
ビグローがこれまで〈現場の臨場感〉として映してきたものが、
本作では確かな人間ドラマの血肉へと変換されている。
結果として『ハウス・オブ・ダイナマイト』は、
ビグローが長年追い求めてきた〈社会性と娯楽性の統合〉というテーマに、
最も肉薄した、あるいは最も俯瞰から見据えた作品となった。
点描が線となり、
線が感情へと転化する、
その運動こそ、
彼女の映画作法の核心である。
もし本作においてその変換が完全に奏功したとすれば、
ビグローは名実ともに〈アカデミー賞監督〉
と呼ばれるのにふさわしいと言えるのではないだろうか。
そうだった。ビグロー監督の映画!
ミリタリー映画的要素に期待し、配信開始を待っていた。
しかし、、、そうだった、キャスリン・ビグローの作品はいつも見終わった後、心にドシンと衝撃を与えられる。
ビグロー監督らしい、答えの出ない問題提起型の作品。
こういった王道でない作品に対し、期待はずれや拍子抜けといった感想はあるのは、当たり前だとは思う。
ただ、そういうことでは無い。
彼女の問いかけに対し、各々が考えたい。答えの出ない問いに対して。
もしもの話、というよりは今の状況、現実において、よく考えれば異常なことがおこっているという事を再認識させられる映画だった。
私ならどうする
緊迫感が凄い。オススメします
大統領、お好みのコースは?
消化不良
緊迫感のある演技演出は素晴らしくこちらも手に汗握りながら観ましたし、国家レベルの判断がどのようなプロセスでなされていくのかなんとなく想像ができるようになり、知識的なインプットもあり「面白い」と思いながら鑑賞していました。
だけど、、、その緊迫感を最後まで維持したかった。そして結末も知りたかった。もやもやが凄い。
「どうなるんだ!?」と緊張感が最高潮を向かえたところで「その頃こちらでは」と急に場面が変わり、少し時間が遡った別の登場人物の視点に切り替わるのだが、そこで一旦緊張感がリセットされほのぼのした場面に急転換するため、そこで一気に冷めてしまう。そして最後も結局どうなったのか描かれていなく、そこもモヤモヤとさせる。
全体として、緊張させる→肩透かしを繰り返しで終始し、モヤモヤが残る作品だった。途中まで最高に面白かったので残念。
配信開始をかなり期待してました・・
これは期待した通り面白そうとだと思ったのは、先どうなるのかとハラハラした最初の20〜30分くらい。その後は何だこの構成は?みたいな繰り返しがダラダラ続き終わり。は?結局どうなったの?私的にはこれは観て損したとも思えるほどガッカリな駄作。
これは現実に起きた時の恐怖と緊張を体験する映画
突然自国に向けて核ミサイルが発射される。
迫り来る核の脅威と現実味を帯びていく破滅的な被害、そして第三次世界大戦開戦の予感。
唯一の対応策にすがるも、成功率50%の迎撃ミサイルは失敗に終わる。
人々は絶望し、ただ核が着弾するのを指を咥えて待つのみ。大統領は戦争開戦の"引き金“となる反撃の指示を出すのか…
映画では、その後は描かれない。
核が落とされ吹き飛ぶ都市や人々、米国の反撃の有無、それらは描かれない。
でも、それで良いのだ。それがこの映画の正解なのだ。いま地球上に住んでいる全員がこの恐怖と薄皮一枚で背中合わせになっている緊張を実感させる映画なのだから。
最後まで描いてしまえば、それは観客の興奮として消化され途端に作り話として消費されてしまうだろうから。
全166件中、61~80件目を表示










