「緊迫感はひしひしと伝わる」ハウス・オブ・ダイナマイト foolさんの映画レビュー(感想・評価)
緊迫感はひしひしと伝わる
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太平洋から発射された核ミサイルが、
アメリカ本土に着弾する。さて、どうする?
という映画。
危機管理を任されていようが
下士官であろうが
皆、同じ人間で、家に戻れば家族がいる。
そんな人々の日常を見せながら、本筋を軸に
視点を変えつつ話は進行する。
GBI:地上配備型迎撃ミサイルで撃ち落とそうと
するが、失敗。
戦争映画では、まぁだいたいが迎撃出来るから
見ていても迎撃出来ないとは考えない。
映画の中では61%と言っているが、57%とも
言われているらしく、本当にコイントスと
変わらないみたい。
この確率は、高いという判断なのだろうか。
好戦的であるが故に、常に危機を予測している
のがアメリカという国だと思っているが
7割にも満たない防御方法で良しとしているなら
それは、余りに甘い考えとしか思えない
次、更に次の対策があって然るべきでは?
と考えると、緊迫感はあるものの
現実味に欠けるとしか言えない。
実際には、次の二手三手がある筈で
敵国、所謂ミサイルを発射した「誰か」が
明確でないのに、攻撃を考える点が
納得いかない。
GBIが着弾しなかった時点で、既に
諦めている事が、非現実的で
二手三手を打っても尚、迎撃出来なかったら
諦める……というならわかるけど
大統領が「アメリカ市民が許すと思うか?」
と怒鳴る台詞は、民意に踊らされる政治家と
いう、日本でもありがちな滑稽さで
印象的だった。
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