「戦闘シーンのない「戦争映画」」ハウス・オブ・ダイナマイト みっくさんの映画レビュー(感想・評価)
戦闘シーンのない「戦争映画」
ドコからか米国へICBMが発射されてからの20分程度を、複数人物の視点で描く。
戦闘シーンはない。それでも臨場感、緊張感の演出はさすが。
大昔に見た「パトレイバー2」を思い出した。あれは「所属不明の戦闘機の接近」が「画面上」のみで描かれていた。
あとは「羅生門」みたいというのかな。
誰の視点か、によって状況の見え方が違う、という点で。(本作の場合、いずれも「米国の側」なので、羅生門とは全然違うが)
本作のような描き方なら、低予算で作れそう、って思ってしまった。登場人物は少ないし、最低限のセットがあれば良いので。(本作は豪華キャストなので、決して低予算ではないだろうが)
とにかく、戦争映画の新たな傑作の誕生、と言える。
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