「Have a nice day!」ハウス・オブ・ダイナマイト 大吉さんの映画レビュー(感想・評価)
Have a nice day!
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で始まるいつもと変わらない朝。
アメリカ本土に向けて発射されたミサイルがシカゴに着弾するまでの米国政府の混乱と対応を、危機管理室(レベッカ・ファーガソン)、分析官(ガブリエル・バッソ)、大統領(イドリス・エルバ)と周りの人たちの視点で、3回繰り返してみせる。
最初から最後までを一気に見せてほしかったような気もするが、それだと登場人物が多いからついていけなかっただろう。これが画期的な構成なのかよくあるやり方なのかは分からないが、全く視点が変わる訳でもなくところどころ重なっているので、よく理解できたし、3回あの緊張感を味わうことができた。
豪華なキャストではあるが、下手に顔見せのゲスト出演みたいな出てきかたじゃないのがいい(日本映画みたいに)。中でもやはりレベッカ・ファーガソンは魅力的。
迎撃ミサイルを発射した軍事基地の若い女性兵士たちもよかった。緊張と絶望がよく伝わってきた。
アメリカ大統領は常に抑止力と称する核のスイッチを携行している。オバマ大統領が広島を訪れた時ですら、この映画と同じように黒鞄がずっと付いていたのを思い出した。
迎撃ミサイルがあてにならない(銃弾で銃弾を撃つ)のと、アメリカの安全保障にとって日本は、この映画のキャスティングと同じように眼中にないというのがよくわかった。
劇場で観た方が絶対良い。
でも劇場公開だけでなく配信にした方がたくさんの人が観るんだろうな。
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かばこさんのコメント
2025年10月15日
共感ありがとうございます。
黒カバンの男が、非常事態にすべきこと、を大統領にレクチャーする役割とは知りませんでした。あのカバンの中には、有名な「スイッチ」も入っているんですね。
劇場で観られて良かったです。
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