「あなたの選択は、「青いカプセル」か、それとも「赤いカプセル」か ‥‥ 。」WHO? チャキオさんの映画レビュー(感想・評価)
あなたの選択は、「青いカプセル」か、それとも「赤いカプセル」か ‥‥ 。
この映画「WHO?」のエンディングの直後に、私は、映画「マトリックス」のあの有名なシーンを思い出していた。「モーフィアス」が、後に救世主「ネオ」になる、「アンダーソン」と対峙して、カプセルの選択を迫る例の場面だ。
「これが最後のチャンスだ。青いカプセルを飲めば、君はいつものようにベッドの上で目を覚まし、いつものように日常生活を送ることができ、それで終わる。そして、赤いカプセルを飲めば、君が想像しているような世界ではないかもしれないが、真実の世界を知ることができる。そして、それは引き返すことはできない。」
この映画に出てくるデモ参加者たちは、ここ数年のパンデミックに関する様々な社会的事象に、違和感を感じていて、「うすうす」というか、ほぼ、その事に「確信」をもって気づいてしまっている。
それは、そもそも、このパンデミックが、ロックダウンしなければならないほど危険なものだったのか。ほぼ、強制的に接種させられた、「ワ〇チン」という名の「遺伝子製剤」は、本当に効果があったのか。むしろ、逆効果ではなかったのか。そして、「大手製薬会社」と「WHO」、「ビル・〇イツ」という3つの巨大な利権に巻き込まれる、日本の政治と政治家たちへの不信感。
同盟国のアメリカは、当時の関係者らに議会で証言してもらう等、パンデミック対応についての検証をしている。そして、これら巨大利権に背を向け、「WHO」脱退という判断を下した。トランプ大統領やロバート・F・ケネディJrをはじめとする、アメリカは、良くも悪くも、本当に凄いと思う。
日本では、相も変わらず、ワクチン接種が推進される一方、それに反対の声をあげる者は、「陰謀論者」とレッテレルを貼られる。しかし、彼らは、何の根拠もなく、一方的に主張している訳ではなく、客観的データや専門家たちの証言などに基づいた上での行動を起こしている。
この極端に2極化されてしまう根本的な原因は、やはり政府やマスコミが、「ワ〇チン」接種を推奨はするものの、負の側面の広報には積極的ではないという姿勢にある。「強制ではなく、任意です。」というのであれば、「益」と「害」の両方の情報を発信することが、フェアな態度であると思う。
私は、医学者でも、薬学者でも、ましてや、ウィルス学者でもないので、「ワ〇チン」の核心の部分についてはコメントできないが、映画内では、ワ〇チン接種の開始時期と呼応するかのように増加する「超過〇亡数」や、○○県○○市に対する情報公開請求から判明した「ワ〇チン接種後の〇亡追跡調査」など、様々な客観的データ、専門家の意見、論文等を用いて、この「ワ〇チン」の「ヤバさ」、「いびつさ」を明らかにしている。状況証拠的には、限りなく「黒」で、ネット界隈の言葉を使えば、「答え合わせ」は完了という状況だと思う。
このドキュメンタリー映画を鑑賞し終わった直後、「あぁ、やっぱり、そうだったのか。」という悲しい思いと、そうあってほしくなかったという思いが、入り交じり、何ともやるせない気持ちになった。接種した人間からすれば、正直、不快だし、大なり小なり、ショックを受けることは確実だ。だから、「是非、見てください!!」なんて、軽々には言えない。しかし、敢えて言わせてもらえるならば、やはり「是非、見てください!!」、となってしまう。
この映画は、内容が内容だけに、上映する映画館も限定されるだろうし、おおよそ、商業ベースに乗るようなスケール感ではなく、全くもってニッチだが、国や政府に対するジャーナリズム精神をなくしたマスコミを代替する貴重なドキュメンタリー映画だと思う。
「カメラを止めるな!」や「侍タイムスリッパー」の映画のように、最初は、小規模での上映だったものが、次第に全国規模にスケールアップして行き、アンチテーゼの大きな「うねり」を作り出せれば思う。
そして、最後に。
あなたが選択するのは、「青いカプセル」か、それとも「赤いカプセル」か‥‥‥。