「ベトナム映画の現在地を知る②」狗神の業(カルマ) カツベン二郎さんの映画レビュー(感想・評価)
ベトナム映画の現在地を知る②
前月に観た「Detective Kien: The Headless Horror」以来のベトナム映画。
「Detective ・・・」と違いベトナム人の鑑賞者がほぼいなかった事を考えると、ベトナム最高記録とも宣伝文句はありつつも、実際はそれほどヒットはしていないのではないかと邪推。
不気味な犬料理や解体シーン、食べてる口元のアップなどほんとに気持ち悪く、不快で不潔で不衛生な描写のオンパレードで、案外繊細なのか?鑑賞後の昼食予定をキャンセル。
話の流れからすると、近年ベトナムでは犬を食べる習慣はかなり無くなってきたみたいだけど、まだ一部の集落では残っている模様。
犬肉屋一家が皆なかなかのクズキャラでそれなりに話を盛り上げてくれるが、そもそも話自体にまとまりがなくとっ散らかっているので驚くほどつまらないし、怖くもなんともないw
赤鼻の白い犬って「IT」のペニーワイズ(ピエロ)?
犬人間?が椅子に座って食事してる向こうで家畜人ヤプーばりに首をつながれた人間犬?が四つ足で餌食べてたりするシーンは超絶期待されてくれたが、結局投げっぱなしジャーマン・・・
(犬の)足ちょうだい!とか、血を飲んだりとか多分あちらでも異常な光景なんだろうけど、ベトナムのイメージをガタ落ちさせる責任は取れるのかな?
※ハノイとホーチミンは仕事で数回行ってますがそれなりに綺麗でした
また、世界中の食肉業者はどう思うのかとか。
怖さより気持ち悪さを狙い、更に国をあげて先進国を目指しましょうということかと思うが(個人の感想です)、脚本、演出、特撮などもう少しなんとかならないものかと思いました。
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