劇場版「JAZZ NOT ONLY JAZZ」のレビュー・感想・評価
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【圧巻の上原ワールドが炸裂】
2曲目から11曲はボーカル入りの曲ですが、大橋トリオ以外のみなさんは、なにしろ歌詞が聞き取れない。おれの耳が悪いのか。日本語&洋楽問題は未解決だったのに驚いた。ま、聞くほどの歌詞ではないのかも知れませんが。聞き取れない歌詞のせいか内輪受けの盛り上がらないMCのせいか退屈を感じていましたが、14曲目で上原ひろみが登場すると、それまでのまったりした空気感が一掃されます。まず名曲XYZをトリオで演奏。スピード、グルーブ、疾走感、キャッチーさ、攻撃性、狂気、笑顔。圧巻の上原ワールドが炸裂します。15曲目のReturn of Kung-Fu World Championもできればギター無しのトリオ演奏で聴きたかった!ホールの客席は総立ち、スタンディングオベーション。そらそうなりますわw。この2曲のために3500円払っても惜しくはありません!
1 Love Supreme / The Shun Ishiwaka Septet
2 エイリアンズ /堀込泰行
3 New Day /堀込泰行
4 Sunday in the park /堀込泰行
5 bless You! /田島貴男(Original Love)
6 グッディガール /田島貴男(Original Love)feat. PUNPEE
7 Renaissance /PUNPEE
8 Naima /The Shun Ishiwaka Septet
9 スイカ /アイナ・ジ・エンド
10 私の真心 /アイナ・ジ・エンド
11 鳥のように /大橋トリオ
12 マチルダ /大橋トリオ
13 EMERALD /大橋トリオ
14 XYZ /上原ひろみ
15 Return of Kung-Fu World Champion /上原ひろみ
16 Interlude JNOJ /The Shun Ishiwaka Septet
17 接吻 /All Line Up
特別料金の元取れます
いんや~、凄かった👏👏
エイリアンズの人やジナラブの田島さん、思いの外凄かったアイナジエンドさんに大橋トリオさんも良かったけど、大トリの上原ひろみさんのピアノの一秒でもう上原ひろみワールドですよ。
それだけで特別料金の元取れます。
NHKホール総立ち興奮のルツボと化します。
今注目のDr石若駿のパフォーマンスが隈無く見られるのも楽しいし、上原ひろみさんの時に超本気モードのドラミングも圧巻です。ベースマンもめっちゃ凄かった👍👍
ライブ会場に居ると言うよりも、同じステージで観ている様な映像は滅多に出来ないでしょ?
ちょうど「国宝」で歌舞伎座の板の上で役者さんの横で鑑賞出来ないようなもん。
観なきゃダメです、絶対。
すごいセッションを見せてもらった
映画「BLUE GIANT」でジャズの良さを知り、上原ひろみさんや石若駿さんを知り、ミーハーながら少し追っていたので気になって鑑賞。
ジャズのライブではないのか!
石若さんがセッションしてみたいと思った様々なジャンルのボーカルらを招いて、ジャズ風アレンジでライブする面白い試み。
石若さんのドラム、というかバンドの皆さんが上手いのは言うまでもなかった。
大橋トリオさんが言ってたけど、石若さんのドラムの良さは観客として感じるより、一緒に演奏したらさらにわかるんだろうなあ。
(いや、観客として見ても十分すごいのだが。)
ゲストの皆さんとのセッションは、それぞれのゲストの音楽ジャンルが異なるので比べるものではないことは前提で、個人的に印象的(好き)だったのは田島貴男さんと上原ひろみさん。
田島貴男さん、ボーカルとしての声の良さ、歌う姿の格好良さ、ギターの上手さ、ステージ上での盛り上げもうまいし、めちゃくちゃ格好良い〜!!
(映画館で観た回が私一人だったのもあり、観ながら思わず「格好良いー!」と口に出してしまった)
今度からフェスで出演されてたら聴きに行こうと思う。
あとピアノの上原ひろみさん。
音源で聴いてもどうやって実際に弾かれてるのか意味わかんないけど、演奏してるお姿を拝見したらさらに意味わかんなかった。笑
上原さんの映像、特に手元が映る時だけ3倍速になってんのかと錯覚するくらい指の動きが速い。
めちゃくちゃに鍵盤を叩いてるようにも見えるのに、ちゃんと音がきれいに鳴ってるのどういうことなの…。
最後の曲のギターの西田さんとの掛け合いのところ、2人とも何かが憑依してるかのような鬼気迫る演奏でめちゃくちゃ格好良かったな…。「どひゃー!!」って言いながら観てた。
エンドクレジット映像のスケールすらすごかった。
映像だからこそ演奏者が近くで色んな角度から観られるし劇場音響だから音ももちろん良いんだけど、これ会場で熱や生音の振動感じたらさらに楽しいだろうなー。
カメラワークが良い
ライブの題目の通り、ゲストの人選はかなり尖っているものの、選曲や順番がよく練られているためかそれほど奇をてらった感はなく、スタンダードジャズファンも楽しめる構成になっている。
カメラのアングルが頻繁に変わる。その瞬間の肝になる人物を映していると思われ、ライブでは見ることができない上からのアングル等も取り入れられている。
観る前は当日ライブに参加できなかったファンへの救済措置的な作品だと捉えていたが、ただの廉価版で終わらせないような工夫が随所に見られ、いい意味で予想を裏切られた。
興奮と多幸感に包まれる
昨年現地参加したライブでの興奮が忘れられず、映画化すると聞いて丸の内ピカデリーで鑑賞してきました。
石若駿セプテットをホストバンドに、Jpopの名手たちと上原ひろみをゲストに迎えた、ジャズとポップスの境界超えをテーマにしたライブ。
演奏・アレンジの上質さで全編楽しめた中で、白眉はアイナジエンド、上原ひろみ、そして全員参加のアンコールでした。
アイナの「私の真心」は、曲自体が持つ熱量が、アイナの情念あふれる歌・踊りとバックの演奏によって高まり続けていき、興奮の渦の中で気づけば涙が流れていました。(現地鑑賞時も同じ体験をしました。)アイナの退場の仕方も愛嬌があり印象的。
興奮と涙で半ば茫然とする中で、それを冷ますような大橋トリオのリラックスしたトークと演奏も上質で素敵でしたが、最高潮はやはり上原ひろみ。
キラーチューン「XYZ」を石若駿の音色感のあるドラムで聴ける幸せ。しかしそれ以上に上原ひろみが圧倒的で、複雑・高速な変拍子の中で繰り出される力強いタッチと見事な構成のソロにただただ釘付けに。
かと思えば、続く「Return of Kung-Fu World Champion」ではギター西田修大が上原ひろみとのソロバトルで互角以上に渡り合い、会場をこの日一番の興奮の渦に。曲の終わりでは映画の中の観客と一緒にスタンディングオベーションがしたい気持ちでした。
そして全員参加のアンコールでは、誰もが知る名曲のイントロが流れた瞬間に会場からわく拍手。ひたすら多幸感のあふれる素晴らしい時間となりました。
エンドロールで流れたリハーサルや舞台裏の様子も興味深く、カメラワークも迫力のあるもので、単にライブを追体験できただけではない、とても価値のある時間となりました。
※1点だけ、、
ドルビーシネマとのことで期待が高まりましたが、上映前に流れたドルビーシネマのサンプル映像が洗練されすぎていて、本編は映像・音響ともそれよりかなり解像度が下がっていた点だけ惜しく感じました。5分で慣れましたが。
この映画ヤヴァイ!
上原ひろみという名の台風…
エリートプレイヤー石若駿
映画としての採点はわからないけど、ライブとして「極上の上」なのです
昨年、NHKホールのオーケストラピットから観たライブ。その後、配信版とWOWOW版を観て、WOWOW版に関しては録画したので何度も(とは言え10回まではいってないか)繰り返し観た。
そして、今回、どうせ観るなら今週18日の東京国際フォーラムの第2弾の前に観たい(なんで公開19日なの?)し、観るならなるべく音がいい映画館で観たいと思っていたところ、石若さんの舞台挨拶付き先行上映の情報を得て予定をやりくり。行けそうなことが確定したときには、もう数席しかなくなっていた空席をゲットして映画館へ
何度観ても極上のライブ。わが推しアイナ・ジ・エンドさんの「私の真心」は映像で観るたび涙が出てしまう。踊りを言葉で説明することはできないんだけど、なぜ踊り・舞踊というものにこうも心を揺さぶられるんだろう。アイナさんの場合は、そのエモーショナルな踊りに全身全霊の歌まで加わるのでさらに心をグッと掴まれてしまう。あの日あの現場ではただただ圧倒されたことだけを覚えていて、少しショッキングに感じるほどだったけど、映像化されたものに関しては、こちらも覚悟も記憶もあってしっかり鑑賞モードに入っているのに、やっぱり込み上げるものが抑えられない何かがあるんだからすごいっす(舞台挨拶で柳樂光隆さんが一番印象に残ったアーティストとして名前を挙げてくれたのも嬉しかったっす)。
今回の映画版では、寄りの映像が多くなっていて、Dolby Atmosの音に包まれることでアイナさんが2~30センチくらいまで迫ってくるかのような臨場感があって、映画館で観る醍醐味を堪能させてもらいました。
と、“推し”のパートについて熱くなってしまったけど、このライブはすべての演者が素晴らしかったのです。中でも、一気に会場の熱を高めてくれた田島貴男さん、アイナさんで沸騰した空気を冷ましながら極上の音を鳴らしてくれた大橋トリオさんのステージが良かったなぁ。
しかししかし!このライブの絶頂はその先にあるんだからすごいのです。日本JAZZ界の至宝かつ化け物・上原ひろみさん!舞台挨拶では、柳樂光隆さんが「上原さんは日本のJAZZアーティストと共演したことがほとんどなくて、多くの観客を前にこれだけの時間日本のJAZZメンとセッションするのは驚きだったし、インタビューで何故オファーを受けたのかって思わず訊いた」みたいなことを話していて、それだけ、日本のJAZZシーンが育ってきていて、上原さんもいま共演する意義を感じていたんだと思う…のようなニュアンスのことを話していたと思います。
特に本当に超圧巻だったのは、上原さん本人も当日「西田修大すごかったよね」と話していたという上原ひろみさんと西田修大(アイナ・ジ・エンドファン界隈では“しゅーためん”)の火の出るセッション!そしてそれを支える石若さんとマーティを加えた4人の演奏でした。
JAZZの即興に即興で応えて、演者同士が会話するような勝負するようなやりとりの凄まじさに、その場の空気の変化も加わって会場全体が音を奏でているような膨張するような感じになっていくあの熱が、映画館でもしっかり伝わってきたように思います。
世の中にはボーカルのない音楽はどう聴いていいかわからないという人もいるようです(確か今年の春アニメ『ロックは淑女の嗜みでして』で言われてた記憶)が、この4人の演奏はそんな疑問を劇場の外まで吹き飛ばすものでした。音楽は好きだけどインストゥルメンタルはわからんって人にこそ聴いてみてほしい。こんなに熱く心を揺さぶる演奏ってあるんだって思ってくれるはず。JAZZがどうとかも関係ない。音楽をそのまま浴びてしまえばいい。
そして、アンコールの大団円で、歌つきの音楽を楽しめば、もう最高のエンディングを迎えられるでしょう。
すべての演者が素晴らしかったので、ピックアップするのは違うかもと思いつつ、思い入れのあるところについて書きました。WOWOW版とも違う映画版、本当に来て良かったし、通常の映画よりはチケット高いけど、ぜひ多くの人に観て感じてほしいです。
先行上映を観ました
予備知識なくジャズの映画だと思い観に行きました。ライブ映像でしたが上映館のサウンドがドルビーアトモスだったこともあり、とても気持ちよく音を楽しめました。
あまりミュージシャンには詳しくありませんが、後半は石若駿ドラムとゲストとしてピアノ上原ひろみとあとベースの3ピースとそれにギターが入って4ピースバンドでそれぞれ、上原ひろみさんがぶっ飛んだ演奏をして楽しかったです。
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