劇場公開日 2025年9月19日

ムガリッツのレビュー・感想・評価

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2.5料理と実験

Kさん
2025年10月9日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

噂の二つ星レストラン、ムガリッツの裏側。
毎年新メニューの開発のために半年間の休業。

各自没頭してアイデアを出し合い融合。
選ばれた時の喜びもひとしおですね。

五感が研ぎ澄まされた独創的な料理の数々に
ただただ驚くばかり。
食べ方も見事に計算されていました。

“儚さ”まで料理にしてしまう美しさ。
絵画に例えながら説明していたシーンが
とても印象的でした。

日本の麹や、納豆も登場したりと
個性豊かな食材たちが勢揃い。

力を出し尽くした後の皆様の晴々とした
表情にこちらも笑顔になりました。

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K

3.0僕らの鑑賞眼は贅沢方向に洗脳されているのかもしれない。

2025年10月8日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

スペインの有名レストランのドキュメンタリー。日本の観客は、グルメ番組を見慣れていて、登場する『食い物』について、詳細な説明をされるのがデフォ。そのあたりが不親切極まりないスペインの雑なドキュメンタリーだ。開発した『食い物』をキチンとシズル感たっぷりに物撮影し、素材や狙いや特殊技術を語ったら、食い入るように鑑賞できただろう。しかし残念ながら、本作では、何度か意識を失う瞬間があった。僕ら日本人は、グルメ系番組の<親切すぎる演出=切磋琢磨して完成度を異常にまであげた、グルメプログラムのジャパンクオリティ>に洗脳されてしまってるのだろうか。と、自問自答してしまう、そういうレベルの作品。

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t2law

4.5予告編を、ご覧あれ

2025年10月7日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

興奮

知的

斬新

お仕事もののドキュメンタリーは好きでTVも映画もよく観るが。

今回の「ムガリッツ」は、ちょっと異質だった。
おそらく素材のせい。

脳の、使ったことのない領域を激しく揺さぶられた感じ、
めくるめく未知の世界。

エンドロール終了→明るくなると同時に隣席のひと(その日初めて会って上映前に少しおしゃべり)と、顔を見合わせ、合唱。
「面白いですね!」「どんな味、するんでしょう?!」

私は映画のパンフレットは買わない主義。キリがないし部屋は狭い。なのに我慢できず、衝動買い。

鑑賞後、コーフン覚めやらず、いつもの友人にLINE。
いつも通り、まずは予告編を転送、自分も改めて観てみたところ。(何ヶ月か前にどこかの映画館で観て以来、これが2度め)

書こうと思っていた内容が、すべて詰まっていて、驚いた。友人にはその旨と、上映館の情報だけ伝えた。

大好き!とか、絶対もう一度観る!ではない。
お仕事ドキュメンタリーのTV番組(プロジェクトXとかプロフェッショナルとか情熱大陸とか)のような湿り気は一切ない、観ても涙は出ない。
でも、オススメしたくなる。

予告編はwebにあがっています。
上映館が少ない(都内でも2ヶ所のみ)ので、ちょっと急いだほうがいいかも、です。

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ちこ

3.5なんだろう

2025年10月4日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

難しい

驚く

既成の概念から料理を解放している、とでもいうんでしょうか。とにかく楽しんで自由に創作する人達。あまりにもトリップしてるので途中眠くなりましたが、こうゆう世界観はいいですねぇ。
相当儲かってるんだろうなあ…

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Dick

4.0ヘンタイ達

2025年9月29日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

知的

このようななこだわりもあるのだなーと。

出てくる人は、皆五感を研ぎ澄まし
料理が好きで戦ってる感が心地よい

登場する料理を食べながら
この作品を見たいと思った。

映像作品を目で見て 耳で聞くだけでは
評価のしようが無い

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虎吉

3.5久保建英くんも食べに行くのかな

2025年9月25日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

知的

驚く

斬新

スペインのバスク地方にある、一年のうち半分を、メニュー開発やら試食やらにあてて、残りの半分営業するマニアックな料理を創るところ(あえてレストランとは言わない)。
2024年の、オーナーが提示したテーマは「目には見えないもの」。五十種類以上の試作をし、みんなで食べながら、実際の料理に出すものを選んでいく。二十種類くらいは落とされて日の目を見ない。
何だか哲学の話をしてるみたいに聞こえた。とりあえず食に対する関心はみんな凄い。

サッカーの久保建英くんは、今同じバスク地方のレアルソシエダに在籍してるから、ムガリッツに行ったことがあるかな。行ってたら、ここで食べて「怒ったか」を知りたいw

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にっく

3.5タイトルなし

2025年9月20日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

映画にしてくれたのは感謝だけど、ムガリッツには行きたいと思わない。トロワグロと比べても、創造性のための創造性とか、私の一番キライなタイプの料理。食材も新たに開発してるし、わざわざしっかり期間を作ってるし、下からの力を大事にしてるけど、一番大事なものが置き去りになってる感。そもそも美しくないし。

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Emiri

3.0料理界のミッション:インポッシブル

2025年8月21日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

知的

驚く

スペインの名レストラン「ムガリッツ」の、革新的な料理が生み出される過程を追ったドキュメンタリー。
まず、半年間をメニュー開発に充てるため休業するという店の方針に驚く。何よりもその間の採算はどうしているのか、コース料金はいくら位なのか…といった金銭事情を知りたくなった事に、自分がいかに下世話な人間かを痛感。
観ていて率直に思ったのは、スタッフ全員が楽しそうにメニュー開発に勤しんでいる点。料理店を舞台にしたドラマにありがちな、スタッフ間のギスギス感などが全くない(もしかしたら映像ではカットしていただけかもしれないけど…)。オーナーシェフのアンドニ・L・アドゥリスが提示する、ある意味無理難題なメニューコンセプトを総出で創作しようと試行錯誤する様は、まさに料理界のミッション:インポッシブル。時としてアートに喩えられる料理だが、ムガリッツの料理は本当にアートの域に達し、味覚・嗅覚・視覚だけでなく聴覚、触覚をも網羅している。食べてみたい気もするが、食べるのが勿体ないと思う自分もいる。
アドゥリスがムガリッツを興した経緯とか、実際に料理を食した客の感想とかも聞きたかったかな。

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regency