「ハリウッドらしい痛快アクション・コメディー」ヘッド・オブ・ステイト bunmei21さんの映画レビュー(感想・評価)
ハリウッドらしい痛快アクション・コメディー
ハリウッドらしい、とにかく設定からストーリーまで、ハチャメチャの中に、激しいアクションと、クスッと笑わすコメディーが盛り込まれたエンターテイメント作品。最近は、マルチバースとかタイムスリップとか、やたらに物語が複雑になっているが、こうした単純明快な、ド派手アクションがやっぱり面白い。Amazon primeで配信されているので、夏休みに暇しているアクションファンの方には、お薦め作品。
これだけ面白い大作なのに、残念ながら日本では、殆ど公開されなかった様で、観た人も少ないようだ。まぁ、アメリカ大統領とイギリス首相の暗殺を企て、あのエアフォースワンを撃墜するし、墜落したベラルーシでの逃走劇、そしてNATOの分裂と、なかなか問題あるシチュエーションが満載。現実的にも、あちこちで起きている戦闘やトランプ大統領の暴走で、世界中を引っ掻き回している中、世界的に暗雲が立ち込めている状況を反映しているのかもしれない。
アメリカの大統領に選ばれた元アクション・ムービースターのウィル・デリンジャーと、元英国軍人上がりのイギリス首相・サム・クラークは、友好関係には程遠く、犬猿の仲。そこで、ウィルはエアフォース・ワンにサムを招いて、表面だけでも国際的友好関係を示そうと試みた。しかし、その機を狙って、強大なテロ組織が、エアフォース・ワンを乗っ取り、撃墜させる。その襲撃の目的は、これまでNATOが画策してきた、世界を揺るがす極秘工作データーを盗み出すことだった。
部下達の献身犠牲によって、墜落するエアフォースワンから、パラシュートで降下したサムとウィルの到達点は、ベラルーシの森の中。そこから2人が、データー流出で紛糾し始めたNATO本部に辿り着くまでが、『M:I』や『ワイルド・スピード』並みのド派手で、ハラハラ、ドキドキのカー・アクションやボンバーアクションが続き、痛快で見応え十分。そんなドタバタ劇の中で、敵視していたウィルとサムの間に、次第に仲間意識が芽生えていくが…。
米大統領ウィルを演じたのは、元プロレスラーで『トランスフォーマー』や『スーサイド・スクワット』等でもアクションを演じてきたマッチョ男のジョン・シナ。そして、英国首相サムには、刑事役やこちらも『ワイルド・スピード』にも出演していたイドリス・エルバが演じている。また、2人を助けるレディー・エージェントとして、インド出身で、ミス・ワールドにも選ばれたブリヤンカー・チョープラー・ジョナスが、逞しい女戦士を務めている。
すけあくろうさん(^^)コメントありがとうございます😊その達りですね。こうした頭空っぽにして、バカバカしいこど、楽しめるエンタメが、やっぱりいいですよね。
共感ありがとうございます!
こういう何も考えなくていい作品からしか得られない養分がありますね笑
この映画はアマプラ製作の映画で、ハナから劇場公開はされてないようです。
トゥモロー・ウォーという同じく影の薄いアマプラ製作の大作があるので、よければぜひ観てみてほしいです!