「アメリカはネーミングがかっこいい。」ヘッド・オブ・ステイト とむこさんの映画レビュー(感想・評価)
アメリカはネーミングがかっこいい。
シュワちゃんをイメージしたようなアクション俳優あがりの大統領とイドリスエルバ扮する真面目かっの英国首相がヒーローとして巨悪に立ち向かうヘンテコな映画。ミスチルのHEROの歌詞で『ダメな映画を盛り上げるためにたくさんの命が失われていく』みたいなのがあったけど、それを彷彿とさせるくらい、たくさんの人があっさりと死んでいく。戦国時代か?というくらい死生観があっさりしているので、そういう世界線かなと思ってしまうほどだ。コメディ色が強く、派手にアクションをこなしながらも、笑い声が出てしまうシーンが満載で楽しめる。複雑な事情や社会情勢がバッググラウンドにあることが感じられるが、そんな話あったっけというくらい出てはスルーされているので、あのシリアスな設定は必要だったのかな?と思うところはある。いい感じにサイコな米国のエージェントをメグライアンの息子のジャッククエイドが演じているのが良かった。あと吹き替えは東地さんと森川さんなので、豪華で大変素晴らしい。小ネタでアメリカのネーミングセンスについて話が出てくるが、大統領車がビーストっていうのはかっこいいなぁと思った。
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