私はタニアのレビュー・感想・評価
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無暗に美しい川、美しくない人の営み
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ペルー映画祭で1日だけ上映。たまにはこのような映画に挑んでみるのもよいのではないかと映画館へ。
主人公は祖母に始終叩かれるような生い立ちを逃れるため、川を流れる船に乗り、そして流れ着いた先で夜の商売を強いられる。
辛い記憶から逃れようとしているためなのだろう、その語りは断片的。分かりにくいのは仕方ないけれどもう少し共感させてくれるとよいと思った。
なるほど大変だと思ったセリフは「愛想が悪くて罰金」「遅刻して罰金」「酒を飲まなくて罰金」という夜の商売のつらさ。
川の美しさ、昼なのか夜なのかわからないグレーの景色が、この映画で一番のごちそうだった。
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