The Summer あの夏のレビュー・感想・評価
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キャラでなく人間を見つめる姿勢
韓国の新海誠と言われるのは、画作りについて影響を受けたと思しき部分はあるが、本作の内容については少なくとも新海監督とは異なるテイストがある。女性同士の愛とすれ違いを長い年月にわたって追いかける内容で、女性同士の愛をはっきりと描く姿勢がある。絵柄のシンプルさも作風にあっている。等身大の人間を描くことに長けていて、「キャラ」ではなくアニメーションで人間を描く姿勢は、Netflixの「あの星に君がいる」でも見られ、ここが大半の日本アニメとは異なる。人間だから醜さもなまめかしさも生々しく描かれるあたりは新海監督にはないテイストだ。「あの夏」という言葉から感じられるキラキラしたものだけじゃない、冬の寒さ、暗さも人生の一部として大事に描いている感じがある。
ハン・ジウォン監督の作品をもっと見たいと心から思った。大作の「あの星に君がいる」よりもこちらの方が好き、作家の手つきが隅々まで感じられる。
百合なの?
「オムライス美味しそう」
ままならない恋愛
中盤以降、共感できなくなった
何の予備知識もないまま、ポスターが気になって拝見。
キャラデザインが少女漫画のテイストをベースに、ジブリ(近藤勝也氏)と新海誠作品(西村貴世氏や田中将賀氏)の影響を受けているかもという思ったのですが、1枚絵のポスターより動いた時の方がストレートかつ強く、その影響下だという印象を受けました。
物語が始まれば、まさかの同性愛テーマ。
途中まで初々しく瑞々しい恋愛関係の描写が心地よかったのに、中盤で主人公・イギョンが大学生になってバイトを始めてから失速。
というか、物語が進むにつれて、主人公に対して共感ポイントが一個もなくなっていきましたわ。
己の価値観だけで他人を区別し、自分の見栄と我儘と性欲で浮気して、ほぼ奥さん状態だったパートナー(スイ)を棄てたクソだわ、この女。
断たれた夢への未練を振り切り、大学に進むには勉強が苦手で、生計を成り立たせるため新たな目標のために努力を重ねるスイの姿には、大いに感じ入るものがあったのですが。
ってか、私は断然スイ推し。
主人公がスイだったら、もっと良い印象になったんではないかと思いました。
原作があるんでは、そんな改変はできなかったでしょうが。
夏の日差しの中で少女たちの揺れる恋心が繊細に映し出されます。
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