殺人配信のレビュー・感想・評価
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雑然配信
国のモラルごと疑いたくなる倫理観の作品。
生配信にも関わらず、「後で今のとこ切り取って」とか言い出す冒頭で既にハテナ。
以後も薄い根拠で名誉毀損したり、個人情報を晒したり、不法侵入したり、やりたい放題。
死体の写真を配信に載せても平気ってことは、彼の国では普通に出回ってるの?
人気1位どころか垢BANものと感じるのは自分だけか。
承認欲求と金銭目的で過激化してるようなことは劇中でも言われてたが、サスガにこれは…
マチルダ探しが尺の大半を占めるが、面白くない。
命が掛かってるのにカッコつけアピールしたり、ウサンに緊張感がなさ過ぎる。
この件に限らないけど、生配信なんかしてたら情報や状況が筒抜けで逃げられませんか?
やらせも想定内だし、むしろウサンがグルじゃないことに驚いた。
発見後のくだらない諍いもムダに長い。
結局ジンソンが犯人でしたと言われても「そうですか」としかならず。
犯人の家で何の警戒もしないウサンよ…
ここでの取っ組み合いもダラダラ長くて、確かに正当防衛なので感じるところも特に無く。
要するに、厄介ファンが拗らせて連続殺人犯になったってこと?
承認欲求モンスターへの承認欲求の話??
ウサンに魅力がない上、生配信にも投げ銭にも縁遠い自分には理解が及びませんでした。
被害者が全員赤ボディコンミニワンピなのはスルー。
“生配信映像”という体のため、ただでさえカットが間延びするのに、無意味なCM入れるなよ。
事件に張られた伏線ガン無視で終わるし、何よりハングルが読めないと面白さは激減する映画
2025.9.29 字幕 MOVIX京都
2025年の韓国映画(91分、G)
事件解決系の配信者がとある失踪事件解決に向けて動く様子を描いたスリラー映画
監督&脚本はチェ・ジャンホ
原題は『스트리밍』は「ストリーミング」という意味で、ストリーミングは「ダウンロード即時配信システムのネットコンテンツ」のこと
物語の舞台は、韓国のソウル
犯罪分析&追跡系のライブ配信を行なっているウサン(カン・ハヌル)は、難解な事件を独自のプロファイリングで解決する配信者だった
現在のソウルでは、被害者の衣服の一部を切り取るというシグネチャー(サインとか特徴的なもの)を残す犯罪が続いていた
その犯人を名指しで批判をした配信者のメリー(パク・ヨンソン)は、犯人らしき男からの誹謗中傷を受けて自殺し、さらに5人目の被害者ハン・ジウ(イ・サンミ)も出てしまう
ウサンはこの一連の事件に着目し、新人配信者のマチルダ(ハ・ソユン)と組んで、FBIが行なっているとされている「犯行状況を演技で再現する」というコンテンツを作ることになった
ライブ配信で被害者が顔を出していたクラブに向かい、そこでマチルダと合流して犯罪が行われた様子を再現するのだが、ウサンの番組なのにマチルダは自分の推理を展開し始める
困惑するウサンだったが、視聴者の反応は歴然で、ウサンのファンはマチルダの番組へと移ってしまう
そこでウサンはファンに焚き付けられて、マチルダとの再コラボをすることになったのだが、彼女は音信不通の失踪状態になっていたのである
映画は、配信番組を観ているようなテイストで作られていて、ネットコンテンツにありがちな「ハイセンスなアイキャッチ」「謎の企業CM」などが展開されていた
リアルとコンテンツの境界線がほとんどない作品なのだが、事件全般のカラクリはさほどインパクトのあるものではなかった
結局のところ、マチルダの失踪は彼のストーカーとされたジンソン(ハギョン)のチャット仲間「KJ5385(ハ・ヒョンス)と」の自演であることがわかる
そして、この一連の配信に見切りをつけた助手のヒュンシク(リュ・ヨンソク)は途中で去り、ジンソンがピンチヒッターとしてアシスタントを務めていく
さらにこの男が実は、という感じに展開していくのだが、ぶっちゃけ結構早い段階で彼が犯人であることはわかってしまう
投げ銭欲しさに過激なコンテンツを作るというのは今でもあるもので、いわゆる「迷惑系YouTuber」などもこれの代表例のようなものとなっている
映画に登場する配信者は「基本全員が迷惑系」といっても差し支えがなく、その中でも「人間的に最も最低なのがウサン」というふうに印象付けられている
謎解きも「ヒントのオンパレード」となっていて、素人プロファイリングでサクサクと事件が解明されていく
緊張感もさほどなく、謎に関しても幼稚なものばかりだった
自身のコンテンツを成長させるためにインフルエンサーと組むというのはありふれたもので、ウサンはマチルダの一連の騒動に見事に嵌められていて、連続殺人鬼にたどり着くまでが実に長いという印象があった
わずか91分の内容でも、中身がスッカスカだと時間が経つのが遅かったりする
結局のところ、配信番組は音声情報よりも文字情報の方が大切な部分もあるので、そこを工夫して、質の高いものを作った方が良いのだろう
映画館よりは「配信されたらスマホで観る映画」という感覚があるし、映画が展開している間にも様々な文字情報に面白みがあると思うので、ハングルがわかる人向けの映画なのかな、と思った
いずれにせよ、事件には犯人探しに向かう謎解きと、犯行動機などを抉っていく人間ドラマの部分が大事なのだが、本作はその両方があまりにも軽くて脱力してしまう
マチルダとKJ5385のやらせ誘拐もアレだが、唐突に助手が離脱して、マチルダのストーカーが助手になってしまうのもご都合主義以外の何者でもない
服の一部を切り取るのも「ウサンに取り上げられたいから」という意味不明な理由だし、ともかく「有名になりたいので、そのためにはなんでもする人」しか出てこない映画だった
また、絵作りの部分で「配信番組をリアタイで観ている」というテイストで作っていくのだが、悪ノリ(一応は関連性のある企業CM)などが突如入ったり、コンテンツのロゴみたいな映像が意味不明なタイミングで入ったりしていた
このあたりは韓国の配信あるあるだと思うので、それ以外にも文字情報から得られるあるあるなどを拾うためには「ハングルが読めることが前提」の作風になっている
ある程度はセリフで説明するし、無理やり字幕をつけたりするのだが、「画面から発見する」というのが配信の面白みであると思うので、そこに参加できない人ほど評価が厳しくなるのかな、と感じた
【”犯罪チャンネルの一位を確保するために、手段を選ばないための愚かしき配信者達が行った事。そして自業自得のスナッフフィルムセルフ配信・・。”今作は、何だか、鑑賞後に漂う虚無感が嫌だなあ・・。】
■犯罪チャンネルの配信者、ウサン(カン・ハヌル)。
広告料を独占できるのは1位のみという「WAG」で未解決の犯罪事件を分析し人気を得ていたが、別の女配信者マチルダ(ハ・ソユン)との共同配信時に彼女に主導権を取られた事で、頂点から転落する。彼は頂点に復帰しようと、女性を狙った連続殺人鬼をリアルタイムで追跡する配信を開始する。殺人犯の正体に迫っていくが自身の配信を視聴していることを知ったことから、予想外の展開へと発展していく。
◆感想
・こういうタイプの映画は、「search/サーチ」が嚆矢的作品であったと思うが、あの作品は失踪した娘を、パソコンを使って捜索していく過程が、スリリングで魅入られたモノである。
・今作は、冒頭からガチャガチャとした如何にも、闇サイト配信の雰囲気は出てはいたが、予算の関係もあるだろうが、いわゆるワンシチュエーションのみの映像になっているために、作品としての”画”としての広がりが無い気がしたかな。
・後は、申し訳ないけれど、作風にセンスが無い感じがしたかな。ごめんね。
<マア、ラストのウサンによる、自分のアシスタントの企みに引っ掛かった挙句の、自業自得のスナッフフィルムセルフ配信シーンは、可なりシニカルではあったかな。じゃーね。>
Master Mind
配信チャンネル「WAG」で配信する女性の殺人事件が多発し、その経緯、何で起こったかと調べ事件解決、真相に近づこうとする配信者・犯罪ハンターウサンの話。
配信チャンネルWAG、広告料は配信者と運営で50%ずつ、配信ランキング1位を取れば100%って理由から無理する配信者が続出するなか…。
視聴者の登録、獲得する為のヤラセ配信の茶番劇を延々と観させられてって感じで…。
終盤ラスト近くで結局犯人は?と思った辺り、兄貴と呼ぶ彼とウサンのバトル辺りから少し面白かったかなって感じ。
マチルダがイスに拘束されてる姿…ん~キライじゃない!笑
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