「“ギブス”だから「i 罠 B wiΘ U」ってこと?」2人のギブス uzさんの映画レビュー(感想・評価)
“ギブス”だから「i 罠 B wiΘ U」ってこと?
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カットは長く、台詞は遠く、主役2人の空気感のみを伝えるゆったりしたオープニング。
…あれ、たしか60分しかなかったよね?
その後の後輩との会話で、怪我のきっかけやそれぞれの実力、部内での立場を伝えるのは上手い。
しかし中谷の情緒がまったく分からん。
浮気を見つかった瞬間の反応も、その後の第一声も、それからの言動行動もすべて意味不明。
詩織に関しては徐々に理解できてきたが、愛花は最後まで本心が見えてこなかった。
バスケに対するスタンスも本音か強がりか…
そして、2人が怪我する前は仲良くなかったというのが後半になって台詞だけで明かされる。
それ自体は構わんが、以前の関係を知らないのでどの程度の変化かが掴めない。
2人ともとっくに治ってましたはいいけど、後輩ちゃんたちがコントみたいな倒れ方したのは何?
急に詩的に語り出すし、最後はエンドロール終わっても踊り続けるし、ストーリーどこいった。
導入とか、愛花が廊下を歩いて行くカットとか、尺が足りないというより無駄遣いしてた印象。
終盤は特にだけど、舞台的な演出も目立った。
着眼点は面白かったし、志緒理の機微なんかはよく描けていたので、正直勿体ない。
ギプスというから石膏が嵌まってると思ってたので、ああいう形だったのは意外。
でも自分だったら、ギプスを外した時に愛花だけ石膏が無くてってところから話を転がすかな。
2人の衝突ではなく中谷の爆発を推進力にしちゃったことで輪郭がボヤけた気がする。
「負けない」とか言ってたマネージャーは揉まれ損。
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