ワン・バトル・アフター・アナザーのレビュー・感想・評価
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革命の血とダメ親父の哀愁、そのすべてを笑うアメリカ
ポール・トーマス・アンダーソンがまたしても「やってくれた」という印象。正直に言えばアクション大作の顔をした極めて風変わりなブラックコメディであり、同時にアメリカという国家の過去と現在を皮肉る寓話である。観客の多くが「革命家の娘を救う父の奮闘」という表層のストーリーを追いながら、鑑賞後にじわじわと「この国の病理」を突きつけられるような後味を残すのが本作の最大の効用と感じたのでは?
物語は単純。かつて移民解放を掲げた革命組織「フレンチ75」のメンバーであったパット=ボブ(レオナルド・ディカプリオ)が、16年の潜伏を経て娘ウィラと静かに暮らしている。だが、過去に辱めを受けた収容所長ロックジョー(ショーン・ペン)が再び現れ、娘を拉致する。父は立ち上がり、国境を越えて追走し、最後に娘を取り戻す。表向きはそれだけである。しかし、その背後に潜む「血の真実」が、映画をただの人情アクションからねじれた寓話へと転化させる。
ウィラの実父はボブではなく、ロックジョーである。DNA鑑定というあまりに生々しい小道具で明かされるこの事実は、血縁と時間、記憶と現実の対立を露骨に観客へ突きつける。16年間育ててきたボブは、娘から「あなたは誰?」と問われる。しかし彼は一度たりとも自分が父ではないとは思わない。ここで観客が笑うのは、ディカプリオの間の抜けた演技だけではない。アメリカ社会そのものが「血の純潔性」と「共同体の記憶」という二つの価値を揺らし続けている事実を想起するからだ。トランプ支持層がこの映画を観て「だからリベラルは危険だ」と騒ぎ立てるだろうと危惧されるのも頷ける。
ショーン・ペンのロックジョーは、不死身の軍人でありながら変態的な白人至上主義者として登場し、屈辱の記憶と性倒錯を抱え込んだ悲喜劇の化身である。最後は呆気なく殺されるが、その過程で彼が放つ滑稽さと哀愁は、アメリカの極右運動そのものが孕む滑稽さに重なる。極左的な革命も極右的な人種主義も、等しく「狂気」として提示するP.T.Aのバランス感覚は、皮肉を超えてもはや諧謔の域に達している。
そして何より重要なのは娘ウィラ。彼女は被害者でありながら、革命家の血を受け継ぎ、自ら銃を取り、逃走と闘争を繰り返す。最後に父ボブに抱きつきながらも、選んだのは「普通の生活」ではなく「母ペルフィディアの道」であった。つまり、戦いは終わらない。タイトルが示す通り、バトルに次ぐバトルが世代を超えて繰り返される。ここにあるのは救済ではなく、むしろ「闘争の連鎖」というアメリカの業そのものである。
ディカプリオは『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』に続き、どうしようもないダメ男を演じ切り、ついに「ダメ親父役者」としての境地を完成した。メイクでハゲ散らかした中年を演じながら、娘に小馬鹿にされ、合言葉を忘れ、情けなくも走り続ける。だが、その哀愁にこそ観客は笑い、同時に共感するのだ。ベニチオ・デル・トロ演じる「センセイ」や、革命仲間の断片的な登場人物たちも、どこかで世界の縮図を茶化すスパイスとして機能する。
結局、この映画の問いはシンプルである。「親子とは何か」。血縁か、記憶か。国家とは何か。理想か、現実か。アンダーソンはその答えを提示しない。むしろ「戦い続けるしかない」という不条理を笑い飛ばすことで、アメリカ社会の虚無を描き切った。観終えた後、笑いながらも背筋が冷える。いやはや、いや最高ですね。
極上のエンタメブレンド珈琲
ストーリー、アクション、音楽、コメディ&社会問題的要素……全てにおいて完成度が高い作品であると感じました。なんというか極上のエンタメブレンド珈琲を飲んだ感じ。
最近の映画は3時間近い長尺作品も珍しくないですが、ラストまで飽きもせず鑑賞できる体験はなかなかありません。長尺作品としては最近、鬼滅の刃、国宝を観ました。どちらも途中で何度か時計を見てしまったのですが、この作品に関してはそうしたことはなく、ホントあっという間に3時間が過ぎた感じです。
レディオヘッドのメンバー、ジョニー・グリーンウッドによる音楽センスもよく、登場人物の心情をうまく表現したようなコミカルな音が使われていたりと、心に深く残りました。
時間を空けてもう一度観たい作品ですね。
面白すぎて脳がバグる
こんなにエンタメに仕上がってるポール・トーマス・アンダーソン作を見れるとは、しかもこんなにずっと興奮が続く映画とはっ!で脳が狂うよ!?となりながら鑑賞しました。
ディカプリオが腰が砕けながら右に左に歩いて走って移動する、ただそれだけと言いきってもいいくらいの映画ですが、とにかくその様、動き、表情が素晴らしいです。
娘の身体の動きの軽やかさ聡明さとの比較で、情けない左翼革命家崩れのディカプリオがとにかく愛おしく、チャーミングですらありました。
ショーン・ペンやデル・トロ、ハイムの!など、他の役者陣も素晴らしかった。
ラスト近く、何故か生きてたショーン・ペンの歩き姿はまじで最高に狂ってて良かったですねー。
カーチェイスの手前←→奥の関係の望遠ショットはもう痺れました。
思い返せば、ファントム・スレッドでの闇夜の猛スピードで飛ばした車のシーン、リコリス・ピザでの静かなカーアクションからして、PTAは車シーンめちゃくちゃいい監督でしたね。
笑えて、興奮して、最後は泣ける、素晴らしい娯楽作でした。
こんな完璧な娯楽作品、次にいつ見れるかわからないので、なるべく何回も劇場で観たい!
昔の名作映画みたいなノリを感じた。
雑な表現になっちゃうけど、見ている時の感覚は「昔の名作アクション映画」を見ているな〜って感覚でした。飽きず、楽しく、無駄がなく、風景が良く、画がずっと良くてずっとハラハラする感じが続いていて心地が良かったです。
CGなどの映像技術やファンタジーな要素を一切抜きにした現代を描いた映画で撮影にとにかく気合が入っていて良かった。
180分近い本編にも関わらず一切飽きずに見られたし、真面目なシーンだけどわざと笑わせにきてるシーンが多くて楽しかった。特にショーン・ペンが演じるロックジョー。彼の一挙一動で劇場でクスクス笑いが起きていて良かったです。
映画好きにはとことん刺さる映画だと思いました。2025年トップクラスに面白かったです
お二人さん、お久しぶりです。
悪人と狂人と
時代に逆行する「自称リベラル」的大傑作
登場する人の誰にも感情移入できない
引っかかりが何もない
というのがこれほど苦痛なのかというのを久しぶりに思い出した作品。
自称リベラルな人々によるメディアを使ったあまりにもあまりな他者批判・自己弁護の印象操作は、日本より欧米でかなり酷い状態でしたが近年、その揺り戻しが起きています。
どちらも日本じゃ観測し難い事象ですが、海外エンタメニュースをウォッチしていれば、この作品が倉庫にしまい忘れてウッカリ店頭に並んでしまったそのテの「傑作」であることはすぐ分かるでしょう。かつてのようにゴリ押しするには勢いが足りませんよ今は。
「異なる意見の人々との対話を重視する言論人を弾丸で黙らせる」という、どうしようもなく民主主義を完全に否定する痛ましい事件が起きた直後に、
暴力革命を礼賛する人々が主役で、国境と国民を守ろうと献身する人々を徹底的に愚弄し嘲笑する映画を公開するとは呆れてものも言えません。
大体「不法」移民がまずいんだと何度言えば分かるんでしょうこの手の人々は。
不法に入って来たという弱みにつけ込まれてべらぼうに安い賃金でこき使われる未来か、そもそも働かず働けず大盤振る舞いの社会保障を齧り倒すか犯罪組織に入り治安を悪化させる未来しか無い(実際そうなっている)本人達も、
仕事の領域が丸被りな上にダンピング料金で仕事をやられちゃうお陰で、本来得られる仕事に溢れたり猛烈な賃下げ圧力に巻き込まれて貧困化したりする「正当な手続きを経たまっとうな移民」の方々も、どちらも地獄を見る未来しかないのに、
表面しか見ていないおハイソな人達は豪邸のプールで寛ぎながら、ボンヤリした「移民が虐げられているのを庇うボクら」を発信してご満悦なんて救えませんよ。
「これは映画なんだし、一番痛い革命家は酷い人間として描かれてるじゃないか、バランスも取れている」と思い込もうとしましたが、やっぱ無理でした。結局全体的にWASPは○ね、革命万歳!になっちゃってるもん。
そもそもほぼ軽蔑すべき人物しか出てこない、見てて楽しい部分が何も無い映画というのはそれだけで苦痛だし、重ねて思想的にも間違い続けているとなれば拷問です。
終盤のカーチェイスの決着だけは「おぉ」と思うものがありましたがそれだけ。この長い拷問で得たものがそれだけという事実が更にきつい。
グレタ・トゥーンベリ女史なら大絶賛するんじゃないでしょうか。
合言葉は大事だな
この先どうなるのかとワクワクドキドキしました。
前半が少し長く感じますが後半特にラスト間際の3台の車のシーンは圧巻です。
本当にあんな道路があるんですか?あのロケ地は聖地ですね。
パルクールのシーンも光と影で良かったです。
クリスマスの冒険者とは恐ろしく危険な秘密結社だな。白人至上主義で自分達以外を異人種と呼び、交わる事すら許さない。
排外主義、排他主義の極端な表現かもしれませんがそのステイタスに憧れ死にかけてもなりたかったメンバーにガスで殺害されるなんて憐れなり。
ざまあみろと思う人も多いはず。
家族の為、娘の為に命を賭けて戦う強いけど少し頼りないお父さんがアメリカの理想。ディカプリオにはピッタリな役。
その理想はアメリカだけじゃないか。
狂った人達
どこまでも“エンタメ”な作品
これもまた『父と娘』映画!
面白い!2時間40分もあるのにまったくダレないし、なんならあっという間。
まず、この後どう展開するのかがまったく読めない。
冒頭からずっと今起こってることにくらいついて、一瞬先の展開をただ待ってる。そうしてるだけで最後まで連れて行かれちゃう。そのくらいストーリーが面白い。
そして役者陣。
ディカプリオは最近ダメなおっさんが板についてきたけど、本作のダメなおっさんっぷりは最高。合言葉が思い出せないくだりのダメさは尺を食ってるけどそれでもずっと観てたい。
ベニチオ・デルトロの「センセイ」は彼の愛らしさ全開だし、娘のウィラ役の子も不安と強さを同時に表現できる素晴らしい役者だった。そしてショーン・ペンのヤバさよ。一挙手一投足が見逃せない!
劇伴も文句なしだけど、なにより撮影!特にラストのカーチェイスシーンはちょっと観たことがない撮り方で、緊迫感が凄かった。
PTA作品は、ザ・マスターとゼア・ウィル・ビー・ブラッドを劇場で観られなかったから今でも観てないんだけど、本作は観て良かった。皆さまは同じ後悔をなさいませんように…
そしてなにより、本作もまた『父と娘』映画のレベルを更新してます!是非劇場で!
闘争と家族愛をエンタメに仕上げる凄さ
アメリカに革命家ってどれだけいるんだろうか。しかも本作に登場するのはそれなりの過激なやつ。拘留されている施設から移民たちを解放するという冒頭の作戦はたしかにレジスタンスだよな。弾圧される革命闘争(という表現が正しいのか迷うところだが)が描かれた後、逃亡先で16年が経過した現在に場面は変わる。
革命家として活動していた緊張感はもはやなくなり、面倒くさいことをのたまう父親になっていたボブ。包囲網をかいくぐりながら、さらわれた娘のウィラを救うために奔走する。
面白いのは革命組織が水面下できっちり根付いているところ。緩さもあるがきっちり組織されている。暗号を確認するシーンとか結構笑えたりする。でも、白人至上主義のやつらと闘っている姿はカッコいい。本当にこんな闘争があるのかは怪しいが、今のアメリカの問題を浮き彫りにする効果はあったはずだ。
ただ、本作のメインは革命家たちの闘争ではなく、家族愛だと感じた。闘争よりも家族を選ぼうとした男と、子どもを育てることよりも闘争を選んだ女が描かれる。そして彼らは家族としてどんな選択をしていくのか。DNAと育った環境・教育。そんなことを考えさせられる娘の存在。ウィラを演じたチェイス・インフィニティが素晴らしい。気が強そうで凛としてて、でも優しさを内包している。親の監視から逃れるしたたかさも持っていたりする。いろんな事実を提示され、それでも目を背けなかった彼女の闘いが印象的だった。
革命家たちを描くことで小難しい話になるわけでもなく、きっちりエンタメ作品に仕上げている。追ってくる車からウィラが逃走するシーンとか、その決着も含めて地味ながらとても緊張感のあるいいシーンだった。好き嫌いは分かれるかもしれないが、とても質の高い映画だ。
スピルバーグが絶賛してて3回も観たらしい。
情報をシャットアウトして観ました。
事前情報は…
“これは逃走劇のフリをした闘争劇”のキャッチコピーと、だらしなさそうなディカプリオ(笑)
アンダーソン監督作、おおまかなキャスト、スピルバーグが絶賛してて3回も観たこと。
期待値が高かったけど、ガッカリすることなく面白かった。
クライム系スリラーだと思ってたけど、ほぼ合ってると思う、アンダーソン監督っぽくないですね。
移民問題、人種問題、差別問題、いろいろ入ってます。
観てる途中では予想できたけど、観る前では予想だにできなかった着地の仕方。
序盤は、そこまで…と思ってたんだけど、時間が経つごとに、だんだん面白さが加速していきます。
IMAXは時間が合わなくて通常スクリーンで観たんだけど、後日フルサイズのIMAXでも観まーす♪
『スーパーマン』のカタカナ表記の日本版ポスターが貼られてるシーンあり。
アラナ・ハイム出番が少なくて残念だった(笑)
ちなみに、僕は移民には反対です。
IMAXでもう一度ビール飲みながら見たい
初日に来てしまうのは宮崎駿とゴジラの新作とスターウォーズとポールトーマスアンダーソンくらいか。来てしまったよ。
そもそもピンチョンの作品を映画化できる人なんて羨ましい。今回もヴァインランドが〜とか噂にはなってたけどヴァインランドは読んでない。読んでいないがおそらく「ごった煮POPスペクタクル」に違いない。そして本作は言うなればPTA流のジェットコースタームービー(ジェットコースタームービーの元祖はスピルバーグ)。とはいえ、これがピンチョンだ!とかこれがポールトーマスアンダーソンだ!というような満足感は実はない。それほどこの人には期待値が高いのでそうはならない。(最もピンチョンぽい映画監督って実はキューブリックだと思ってる)。単にインヒアレントバイスからその掛け算がうまくいってると思ってない。
しかし本作は面白い。アクションに継ぐアクションのテヤナ・テイラーの魅力全開の前半の革命運動シークエンスはもう一度見たらこれが最高!なのかもしれないけど初見では若干長くは感じる。しかしジョニー・グリーンウッドの切れ目ない音楽も見事にはまっていてテンションがあがっていく。
怪しい光を放つのは徹底的にショーン・ペン。一癖二癖というか癖の塊みたいな鬼軍曹みたいのが革命軍団を追っていく。しかもそれは仕事以外に途方も無い執念が湧く仕掛け(性癖と欲望)がしてありそれが笑える。
そして中盤から始まる爆笑チェイスの情けないランボー、というかトム・クルーズの逆張りで攻めるだらしないディカプリオのかっこよさ!(娘から相手にされないわ、暗号は忘れるは、なかなか充電させてもらえないわ)。
そしてショーンペンも異常性がましていく。「リコリスピザ」のアラナ・ハイムが見れてよかったと思ってると中盤に現れるチェイス・インフィニティの新旧ヒロインの交代にハッとしながら、撒かれた種の回収(かなりとぼけている)もすべてアクションで進む。特に終盤のあのカーチェイスはこれだけアクション映画を観ていてもなかなか見れないものではあった。
という具合にあっという間に終わる。本当にある意味「ミッションインポシブル」といいうアクションスターの娯楽映画のフォーマットをPTAとディカプリオで真剣にパロディしてるというか、換骨堕胎して、ポストモダン化してる。そしてアクションシーンもタランティーノとかと違ってキレがある。
そして忘れてはいけないのはそのショーンペンがかわいく収まってしまうクリスマスの冒険者の面々のリアリティ。『プロミッシングヤングウーマン』のスノッブ集団に次ぐナイスキャスティング。
もう一回観たいな。次はビール持ってIMAX最前列で。
映画らしい、ホントに映画らしい映画
ストーリーはトマスピンチョンという20世紀最高のアメリカ文学者の作品が元らしいですが、そんなことはどうでも良いくらい最高。細かい説明はぶっ飛ばして、映像と出演する役者の演技で私たちをぐいぐい引っ張っていく、本当に映画らしい映画だった。ディカプリオのキレっぷりはいつものお約束、ショーンペンはいい感じで老けて頑固ジジイがお似合い(ジーンパックマンの後を継げるのでは?)、ベニチオデルトロは安定をもたらす、とにかく面白く力強い映画でした。音楽の使われ方も良かった。いまは映画館を出た後、賞金稼ぎのアバンティが最後にとった行動を考察してるところ(どなたかコメント求む)。
ところでこの映画、トランプが見たら何ていうのかね?
面白いとしか言いようが無い🫵
点数4.65🔥
結論から言うと3時間を全く飽きさせないです👍
内容は単純に娘を助ける話ではあるけど予定調和ではなく先が読めよみづらい展開なのでずーっと緊張感があるし笑える要素もチョイチョイ入れてくるから緩急のつけ方のバランスが良いんです🤓
あとその場にいる人の心情を表す音響🔈の効果も絶大だしIMAX撮影した利点を最大限に生かした絵作りで通常スクリーンでの鑑賞じゃなくて良かったと思えるくらいのIMAX体験でしたよ(ノーラン作品全般やノープくらい上手く活用できてました)凄かったです(ラストのカーチェイスの時の地面を這うような映像は4dxの用な臨場感ありました)
この作品は監督の作風を考えると派手なだけの単調なアクションだったりド派手な爆破シーンがメインでは無いからそれを期待すると面白く無いでしょうね🤮(そもそも過去の作品もこんな感じで長い作品ばかりなので監督のクセを知っていてこの監督の作品を観て面白いって思う人じゃないと刺さらない万人にはウケない内容だとおもいますよ🥱更に言うと共感主義者には共感出来るヤツが居なくてガッカリのパターンもありますが変態軍人のショーンペンを観て共感して号泣してる😭ヤベェヤツもいるんだろうな😆🤣😂)
更に言っておきますがゼアウィルビーブラッドを作った監督がまともな作品作る訳無いしいつも思うのが監督の作風を全く知らないで観た結果低評価ってパターンをよくみるんですがそこを注意するとハズレが少なくなるからそこをチェックする習慣を付けるとハズレが少なくなるので🤓
プリオに関してはカッコいいヒーローの役とかをあえて外すような作品ばかり出ていてそれを上手く演じるのは凄いですね👍更にプリオとデルトロは全面に出ないような抑えた演技で(プリオもデルトロも顔演技がヤバかったしアカデミー賞のノミネートもほぼ確実でしょう)良かったしショーンペンが主役レベルの存在感でノーカントリーのアイツ以来って言い切れるくらいの気持ちの悪さで🤮ウルトラ超絶ドMの🦹🏼♂️🪢変態軍人を完璧を超える演技でやっていて🤣過去イメージが全てブッ飛ぶ最強のキャラを演じていて最高でしたよ😆🤣😂
出来ればIMAXカメラ🎥での撮影の作品なので通常スクリーンだと恐らく画面の40%くらいが削られると思われるし臨場感が相当凄くて音響も激ヤバだったのでIMAXスクリーンがあるならIMAXでの鑑賞が間違い無しです🥳
あとテーマは社会問題になってる移民の話だし演技も最強レベルだしアカデミーのノミネート数も多くなるでしょうね(逆に派手なアクションしかウリの無い質の低い安いバカ作品じゃなくて良かったです)
ポールトーマスアンダーソンは作品を作ると毎回必ず映画祭で賞🏆をついつい取ってしまう天才肌というか賞レースに強い作品しか作らない職人さんならではの出来でしたね🏆
自分的には今年観た作品の中ではブッチギリ一位の国宝の次に面白かったです🙂↕️
最後のカーチェイスに圧倒される
前半部分は、なにが起こっているか、どういう状況なのかを理解できないまま物語が進んでいきました。私の理解力が足りなかったのかもしれません。
終盤のカーチェイスの場面は大変な緊張感があり、手に汗握りながら見入ってしまいました。見せ方が非常に巧みで、波打つような道路が緊張感をさらに高めます。映画の展開は目まぐるしく、観ているこちらも息切れしてしまいそうです。
演技では、ショーン・ペンのロックジョーが強烈なインパクトを残します。怖さと異様さが同居した演技で、物語に不可欠な緊張をもたらしています。ディカプリオは、普段見せるヒーロー像とは異なる“欠点を抱えた父親”像を抑制的に表現しており、その違いも魅力的でした。
情報量が多く、登場人物の描写が十分追い切れていないと感じる場面もありますが、何度か観返すことで、理解が深まる可能性もあると感じました。本当に2時間40分も経ったのだろうかと思うほど。体感的には2時間程度だったのではないか、という印象です。
火には火を
革命家グループのフレンチ75を壊滅させた軍人と娘を狙われた元革命家の男の話。
革命家集団の黒人女性が、怪し気な軍人を煽り巻き起こっていく。
そこそこの尺を使って自称革命家なテロリスト集団の活動をみせつつ、テロリストカップル誕生と、煽られてノリノリになっちゃった変態軍人をみせていく序盤…長い。
そしてようやく16年後と展開して行き、探して、匿って、追って、追われてという流れになって行く。
話し自体は難しくないし、みせ方が上手いのか大きく弛むことはなかったしそれなりには面白かったけれど、作りが丁寧過ぎるのか、やっぱり長い。
ということで、この内容なら出来れば100分ぐらい、長くても120分以内で何とかして欲しいもんだ。
最高に面白かった!PTA監督作にしては一般向けだと思う、ものすごい熱量でグイグイ引き込まれる、あっという間の162分
本作はPTA監督のこだわりで35mmフィルムに加え、はるか昔に廃れたビスタビジョンを復活させ撮られた、という事でできるだけ画角の近いIMAXで鑑賞、結果ゴージャスな映像とド迫力の音響に圧倒される素晴らしい作品でメチャクチャ面白かったです
特に後半クライマックスのカーチェイスシーンは映画史に残る緊張感たっぷりの息を呑む圧巻の名シーンになったと思います
そして何より一番印象に残ったのはレオナルド・ディカプリオさんの超おバカ演技、彼の演技は『ギルバート・グレイプ』(1993)から観てきていますが、本当にウマい役者さんになったなぁとあらためて感心しました
特にベニチオ・デル・トロさん演じる“センセイ”の家で組織に電話しキレまくるくだりは完全にコメディ、声出して笑っちゃいました、レオ君 最高です!
そしてたぶん『ツリー・オブ・ライフ』(2011)以来に見たショーン・ペンさん、ブッ飛んだド変態キャラぶりが最高!
あれを真面目にやっているかと思うと、いろんなシーンで笑えて仕方がなかったです(笑)
非常に形容しがたい作品ではありますが、とにかく圧巻の映像と最高のキャストが振り切った演技で魅せる本年を代表する傑作の誕生に大満足です!
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