ワン・バトル・アフター・アナザーのレビュー・感想・評価
全542件中、21~40件目を表示
バイオレンス満載だけど清々しさを感じた、もう1度観たくなってきたぞ
ざらっとした質感の、バイオレンス満載の、クレイジーな映画。
けれども、なんだか清々しさを感じさせる不思議な作品です。けっきょくテーマは「愛(家族愛)」なのか?
ディカプリオやテヤナ・テイラーたちの演技も見応えがあったけど、変質的な役どころのショーン・ペンがとくによかった。
音楽も very nice👍
エンドロールに映し出される写真や言葉の意味するところは僕にはわからなかったのですが……。
僕はこの映画のトーンが好きです。
なんかもう1回観たくなってきたぞ。
それにしても、もうちょっと気の利いた邦題にできなかったのかなぁ。
最高!
面白すぎる...!
レオ様のダメ親父っぷりが何とも愛おしいし、
コメディとしてもアクションとしてもめちゃくちゃ面白い。
伏線とその回収までのテンポが良く3時間の長尺さを感じさせない作りなのも良かった。
終盤のカーチェイス?シーンは新鮮で、親子の抱擁シーンは号泣。
ラストのパーフィディアの手紙は何だかまともな母っぽくなってたけど、
彼女はどんな生活を送っていたんだろう。どんな心境の変化があったのかも気になる。
そして本作のキーマンであるセンセイもめちゃくちゃいいキャラだったな。
かつてパットらが行っていた革命とは全く別の方法だけど、センセイは立派な革命家なんだなぁと思った。
最高の映画でした!
「極上のエンターテインメントとテーマ性の見事な融合」
戦いが次々続く。まさに冒頭から「ワン・バトル・アフター・アナザー」である。
移民排斥で抑留されている人々を「フレンチ75」という革命家集団が救出するところからバトルとチェイスが始まる。ただこの映画の根底におかれている移民排斥と異人種差別のテーマは揺るぎなくラストに続く核心となっていて単なるアクション映画ではない、
冒頭「フレンチ75」のバトルシーンで、ボブ(レオナルド・ディカプリオ)が「俺は何をやればいいの」と戸惑っている姿がコミカルであり、ベルフィディア(テヤナ・テイラー)が抑留所の責任者ロックジョー(ショーン・ペン)に屈辱的な仕打ちをするシーンは変態的でエロチックでありコミカルでもある。しかしロックジョーの復讐心をかきたててしまう。
ベルフィディアとボブは恋に落ちベルフィディアは妊娠する。ただベルフィディアは黒人で、ボブは白人という設定が重要なポイントになる。ベルフィディアがほぼ臨月でお腹がパンパンなのにマシンガンをぶっ放す姿はまさに革命家だ。娘が産まれてもベルフィディアの生き様からボブと娘を捨て革命家の道に進む。しかしベルフィディアはロックジョーに捕らえられ仲間を売ることになる。
ボブと娘ウィラ(チェイス・インフィニティ)は名前と土地も変え隠れるように暮らしていく。ボブは過保護的にウィラを溺愛している。ウィラが高校生になったときロックジョーはあることから再度執着心たぎらせ、ボブとウィラを探し出し捕えようとする。ここから逃げる、逃げる、逃げるシーンの連続。ボブは家が襲われ逃げ惑う、追う警察、このチェイスがすごいスピードで撮られている。車で逃げる途中、ウィラの空手の先生(ベニチオ・デル・トロ)が別の顔を持っていて、ボブの逃走を助ける。中年のさえないオヤジになっているボブは走って逃げても仲間の最後尾、段差に足をかけて飛び越える、ビルの間を飛ぶが飛び越えられず警察に捕まるという、レオナルド・ディカプリオのコミカルな演技が絶妙だ。ウィラも逃げたが結局ロックジョーに捕らえられる。そこであることが判明する。捕まったボブは仲間に救われウィラ救出に向かう。
ボブはひたすらウィラを探す。先生も協力してくれ二人でウィラを探す。ここから二転三転するアクションとカーチェースと効果音の入れ方が絶妙で見ごたえ充分。捕らえられたウィラの戦いはさすがに革命家の母の血を受ついでいる勇敢さを見せつける。ボブの懸命な追っかけ。ウィラとボブとロックジョー、そして謎の会の車の起伏ある坂を利用したカーチェースはぞくぞくするほど興奮度MAXだ。そしてラストは・・・ウィラがラストシーンで見せる行動はさすが革命家女性戦士の血がたぎっている姿にうなずくだけだ。
登場人物のキャラクターの設定のうまさ、バトル、チェイス、変態チック、エロチック、コミカル、スピード、音、スリリングなカーチェース、血、家族愛。一本の映画にこれらの要素がてんこ盛りになっていた。しかもレオナルド・ディカプリオ、ショーン・ペン、ベニチオ・デル・トロ、オスカー俳優3人の共演もさすがに魅力的で、他の俳優の演技も見事であり、エンターテインメントとして見る者を酔わせた。
さすがのポール・トーマス・アンダーソン。脚本を書き、製作も担当し撮影し監督している。彼の頭の中にあることをストーリーにし、彼が望むカメラのフレームに映像をしっかりと収め、俳優に効果的な演出をして、迫力と魅力を兼ね備え、しかも移民排斥、異人種差別が現在アメリカにも存在するというテーマ性を最後まで訴求し続けた映画作家に讃歌を送りたい。まさに映画とともに戦いに次ぐ戦いに圧倒された2時間42分であった。
ポスター(チラシ)のディカプリオのビジュが…
「スピルバーグが3回観た」に釣られて観に行ってしまった。ディカプリオは映画内で普通にカッコ良かったので、内容も悪くないし、ポスター(チラシ)にもっとカッコいい写りのを採用したら女性グループとか入ったと思う。
音楽の使い方(劇伴)が印象的で、物語に引き込む役割を果たしていたと思う。編集も上手いのかな。監督はアメリカで今いちばんホットな監督?略してPTAと言うんですね(他の方のレビューで知りました)。
最初はシリアス&セクシー路線で失敗したかなと思ったけど、娘が生まれてからはコメディータッチになって面白かった。ディカプリオのポンコツぶり、溺愛パパぶりが良かった。
ショーン・ペンの変態性が際立っていた。ディカプリオと会話するシーンはスーパーでのワンシーンしか無かったけどゾッとして面白かった。さすがは天才同士ですね、もっと二人の絡みが見たかった。
クライマックスのカーチェイスシーンが絶賛されているようですね。同じような画が続き、派手さはないけど、でも不思議と気になって見入ってたら、まさかの…で「そう来たか〜!」と唸った。
娘のサバイバル能力、頭脳は母親譲りか。幼少期のディカプリオとの父娘シーンがあったらなお良かったな。続編で見せてくれるに違いないと淡い期待を抱いていよう。娘役の子も華があって良かった。これからどんどん出てくるだろうな。
※以上、鑑賞後に備忘録的に書きましたが、下書き保存していたのを見返して今更の公開です。この作品の続編は望めますかねぇ?アカデミー賞にノミネートされるかもという記事もあったので楽しみ。複雑な内容ながらもディカプリオのコメディーセンスは抜群で面白かったし、この父娘のその後も観てみたい。そしたら次の敵役は誰がいいかな?メガロポリスの主役の人とか面白そう。ショーン・ペンに匹敵するくらいの変態性(演技力)のある大物でないと。
あとやっぱり作品のメインビジュアルは客層に大きく影響すると思うんですよ〜、チャラい印象にしたくなかったかもしれないけどディカプリオは美男子じゃないですか。劇場は予想よりかなり空いており、ほぼ男性客でした。おじさん、男友達同士が一席空けて座ってたり。二十歳前後の男性が一人で見入ってましたね。あと中年カップル。日本だけでもチラシのビジュアルは考えて欲しいです。洋画離れが激しいので。
致死量のハイウッドムービー要素を浴びた
生みの親より育ての親
良いところ
親子の愛情
?なところ
子供は親の所有物じゃない
ポリコレ一直線
なんか終盤のシナリオ破綻してない?
結局のところ、血縁関係のない人同士の繋がりの方が強い、みたいな話。血縁関係の親子はくそみたいなやつばかりで、地下組織の仲間やら傭兵の突然の心変わりとかが人らしい。最後でいきなり親子の愛情みたいなもん振りかざす母親だけど、これって困窮して子供に依存しようとしてるだけじゃ?としか。
あの警視の行動がいまいち理解できない。子供連れ出して適当に処分すればいいのに、死体見つからない方法なんていくらでもあるだろ。自分で殺すのが忍びないと見える描写はなかったし、なんか都合で動いてるような。
kkk要るか?移民とかポリコレとかに絡めたかったのはわかるがどうにも一方的で響かない。あと、金持ち権力持ちの割に自分で動くのが割と面白かったよ。
でも、あれ客観的に見ると、飛ばして来ただけの車乗りを事故らせて謎の言葉浴びせて挙句射殺してるだけなんだけど。そもそもどういう位置関係でああなったんだ?あの車に娘が乗ってるってどこで知ったのかも謎。なんかこう、シナリオと描写が釣り合ってないような。
タヤナ・テイラーの美尻🍑
中年でもカッコいいディカプリオ
自分だと速攻で退場するキャラだろうなI’d probably be the kind of character who gets taken out immediately.
この映画を観るまで
「聖域都市」なる言葉を知らなかった。
不法移民、不法な状態になった外国人などを
保護する都市のことを指すらしい。
北米などに実在する。
レオナルドディカプリオ演じる主人公たちは
若かりし頃
革命家を名乗り、これら不法移民を助けたり、
気に入らない政治家に対して爆弾を爆発させたりする。
普通に暮らす人々は、この映画にとっては
ただの背景、NPCにすぎない。
物語を彩るのは
イカレタ革命家同士から娘が出来て
今は元革命家になった父親とその娘や
今なお、革命家を名乗る現役のメンバー、
元革命家のせいで目覚めてしまった変態の警察官、
KKKを思わせる白人至上主義のイカレタ連中
など、多くの普通の人からはかけ離れた人たち。
ただ、これがフィクションかと言われると、
全くの荒唐無稽な話とは言えないんだろうな
という迫力はある。
一般市民風になった娘と暮らす元革命家だったが
イカレタ革命家だった過去が追いかけてくる。
法を破って「イェーイ!」なんてことをしたことない身からすると
全く理解できないし、1mmも共感できないが
現実世界のある意味断片なのは理解した。
地続きの国境がある国の実態としては
なかなかの地獄だなと感じた。
Until I watched this film, I’d never heard the term “sanctuary city.”
Apparently, it refers to a city that protects undocumented immigrants or foreigners living in illegal circumstances — and such cities actually exist in North America.
The characters led by Leonardo DiCaprio were once self-proclaimed revolutionaries who helped illegal immigrants and bombed politicians they didn’t like.
Ordinary people in this movie are nothing more than background — mere NPCs.
The story is colored by an eccentric mix of people:
a former revolutionary and his daughter, born from two insane radicals;
current members still clinging to the revolutionary cause;
a deranged cop awakened by the former revolutionary’s past;
and a group of white supremacists reminiscent of the KKK —
all far removed from anything resembling normal society.
Yet despite how fictional it seems, there’s a certain intensity that makes it feel not entirely implausible.
The ex-revolutionary now lives quietly with his daughter, who appears to be an ordinary citizen — but his deranged past comes back to haunt him.
As someone who’s never once broken the law and shouted “Yeah!” about it, I couldn’t relate in the slightest — not even a millimeter.
But I could still understand that this film reflects a fragment of the real world.
It made me realize just how hellish life can be in countries with continuous land borders.
面白かった
革命家の善、悪
色んなシチュエーション入り混じり飽きないアクション!
いやーよかった!時間が短く感じた。
まさかの渋滞で冒頭10分見逃し、革命家時代の話がすっ飛んだけど、ディカプリオに尻揉まれたあとショーンペンといたすところくらいからみれたので話は大体繋がった。
ザザコルダで気になったベニチオ続けてみられてすっかりファンに。冷静に珍妙な行動取るセンセイ役がピッタリ!かっこよかったー
レオ様も思えば最近全て当たり役、フラワームーンやハリウッドすごくよかったし私が一番好きなインセプションもよく考えたらレオ様だ。ダメ男役が最近すっかり定着してしまったがそんな中では元英雄としてそこそこカッコ良さも披露するシーンが。。なかったな。
生まれて16年間ずっと謎の機械を持たされ携帯を禁止されパラノイドな父に耐えてきた娘が漸く状況を知り、本当の父かもしれない人に命を狙われ、母が裏切り者だと暴露され、でも持ち前の空手精神と技で悪に立ち向かい逃走する、かっこよすぎ!
そして悪の組織がKKKならぬ白人至上主義団体、そこに入ろうとする軍曹が黒人女性好きで証拠隠滅をはかる、革命軍のフレンチなんとか、は過去の英雄を讃えながらずっと大昔からのマニュアルの暗号を頑なに守り続けて活動している。変えなくていいの?笑
最後、逆転で娘が暗号に頼ってそれを(ラリって覚えられない)パパプリオがもういいんだ、と投げ捨てるのがついにこの日々も終わり。。な感じで良かった、が本当に終わるのかな?少なくとも親娘はロックジョーは車の中で死んだと思っているはずだけど、母と再会する第二弾とか面白そう。
よくわからなかったのが、DNA結果。親子なら線が出る、その線がわからなかったけどでたことになってたの。。??ハテナ。
あとカーチェイスは、逃げてるのは娘だけでクリスマス会のおっさんは別に追っかけてる訳ではなかったのかな?それともみんな消せというオーダーだったっけ?パパも前の2台に娘がいるかわからないながらとりあえず追っかけていただけ?いずれにせよ娘ちゃんの車の止め方すごかった!
現代社会への静かな反抗
『ワン・バトル・アフター・アナザー』は、革命運動と現代社会の対立を軸に、個人と国家、理想と現実の狭間で揺れる人間の姿を鋭く描いた社会派ドラマである。かつて革命に身を投じた男が、成長した娘との断絶を埋めるために再び闘争の只中へと戻る。その物語は、政治的闘争の外側にある、父と娘という家族の絆の再生のドラマとしても深い余韻を残す。
本作が興味深いのは、革命の精神が世代を超えて受け継がれる過程を通じて、理想主義の限界と現代社会のシステム的暴力を対比している点だ。監視社会の中で薄れていく“個”の意志、そして体制に組み込まれることで失われる“闘う理由”を、登場人物たちの葛藤を通じて浮き彫りにする。
さらに、舞台となる現代アメリカの政治的現実(中絶法や社会的分断といった問題群)が、物語全体に風刺的な陰影を与えている。理想と暴力、親子の愛と政治的信念が交錯するその構造は、単なる社会派映画の枠を超え、「革命とは何か」「家族とは何か」という根源的な問いを観る者に突きつける。
ビミョーだな
割と好意的な評の人がいるけど、何か話がとっ散らかっていて、単なるアクションものでも無いしかと言って余韻が残る考えさせられる話とも言い難い。
アメリカに密入国したいメキシコ人たちとそれを食い物にする連中…白人至上主義者達の醜さ、おぞましさ。ベニチオ・デル・トロ扮する空手(忍術?)の道場主は「センセイ」と日本語で呼ばれているのが可笑しかった(道場に貼られているポスターが、何故かカタカナで表記された日本版のスーパーマンとか)。トランプ政権下でのあるある話が随所に感じられて、如何に現状のアメリカが混沌としているのかが垣間見られる。
とは言え映画的には160分!も必要だったかなぁ?最近やたら長い作品が多いけど、もう少し絞り込めた気がするけどね。
全542件中、21~40件目を表示
映画チケットがいつでも1,500円!
詳細は遷移先をご確認ください。









