ワン・バトル・アフター・アナザーのレビュー・感想・評価
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些細なつまずきの連続
「何事も思うように転がるものではないよ」と人生の教訓を優しく、体をはって教えてくれているような、登場人物みんなが愛らしかったですね。
また、虚ろな眼をした大人たちがほとんどだったのと対照的なウィラの常にまっすぐな眼が印象的でした。
虚と実を上手に味付けした、PTA監督特有のストーリー運びが、悲惨な展開を面白くみせてくれていました。何よりそのテンポが気持良かったです。
若干、「キル・ビル」の影響受けてる?と思わせる感じもありましたが。
そして、(切り株みたいと言い捨てられてしまう)どこか頼りない男、迷うことなく妻を愛した夫、子を第一に行動する父、16年の歳月の経過も踏まえ、それぞれの表情を見事に体現したレオさまは今なお健在でした。
ズレたシュール
出来不出来の落差の激しいPTA作品のうち、これは傑作、というより怪作と言えます。
この作品の魅力は「ズレ」です。
三人の主人公(お父さん、空手の先生、刺客)が、それぞれの役割を十二分に果たしているのに、それぞれの力の入れどころや絡み合いが微妙に「ズレて」います。特に空手の先生のKYぶりは堂に入っていて可笑しいです。
音楽が妙に大げさだったり、少しピントが外れていたりして微妙に「ズレて」います。
アクションも派手で、会話もふんだんですが、話の展開、なかんずく全体の流れと微妙に「ズレて」います。隣の外人さんがシリアスなシーンで大笑いしていたのは、その辺りでしょう。
三人の最上級の演技力と存在感に基づく、所謂ユーモアとは違った「ズレ」がシュールな味わいを生み出し、これがこの作品の魅力です。
ワン バトル アフター アナザー
タダの革命家と家族愛だけに終わらない内容で
観れば観るほど,ハマる映画です!アクションの
見せ方がここぞと云うところで疲れを感じさせないしストーリーに没頭出来るので長い映画に
思わないです!主演のデカプリオさんの演技が
上手いよ!ショーペンさんには驚かされました!勿論他の俳優さんも👍
おすすめです!
カーシーン🚗
見応えはあるけど感情移入しづらい
これは逃走劇のフリをした闘争劇
シネフィル向けなのかな
ハリウッドらしいアクション娯楽作
公開直前まで目に付かなかった作品だったが、デカプリオ出演作であることと、予告編にハリウッドらしさを感じたので、「とにかく観てみよう」と観賞。
【物語】
革命家を名乗る過激派グループ“フレンチ75”のメンバーのボブ(レオナルド・ディカプリオ)は、“フレンチ75”主要メンバーであり代々革命家の血を継いだパーフィディア(テヤナ・テイラー)と結婚。娘ウィラが生まれたのを機に、娘を溺愛するボブは活動から手を引こうとパーフィディアに訴えるが、彼女は聞き入れずある日活動に出掛けたまま帰って来なかった。
16年後、ボブは“フレンチ75”の掃討作戦から逃れ、片田舎でひっそりと娘のウィラ(チェイス・インフィニティ)だけが生き甲斐の凡庸な日々を送っていた。しかしある日、16年前に“フレンチ75”掃討を指揮した軍人ロックジョー(ショーン・ペン)がある事情でボブ父娘を強引な手段で探し始める。それを察知した“フレンチ75”の残党メンバーがウィラを匿ったとボブに連絡する。娘の身に機関が差し迫ったことを知ったボブは一刻も早くウィラを引き取り、自分で守りたいと思うが、焦るばかりで誰がどこへ連れていったか把握できず、動揺する。
ボブは限られた情報と伝手をたよりに動き出すが、ボブとウィラにロックジョーの手下の刺客たちたちが次々と襲いかかる。 娘を助けたい一心のボブは彼らと死闘を繰り広げる。ウィラもまた命の危険が差し迫る中で革命家の血が目を覚ます。
【感想】
コロナ前までは邦画/洋画の観賞数比率はほぼ半々だったが、コロナとハリウッドの業界ストライキの影響が尾を引いているのか、未だにハリウッド映画の上映数が少なく今年の比率は7:3。ハリウッド映画欠乏症気味だが、久しぶりにいかにもハリウッド映画らしい作品を観たような気がする。血生臭さ、命の危険迫る緊迫感、バトルの結末の爽快感を久しぶりに味わったという気がする。
父親が娘を救出するために戦うという構図では“96時間”シリーズが思い浮かぶが、ボブ(ディカプリオ)はリーアム・ニーソンほど凄腕じゃない。元革命家と言っても、そのメンバーだっただけに過ぎず、どこか頼りない。が、そのどこか頼りないお父さんの奮闘がこの作品の味になっている。例えば、昔の仲間から情報を聞き出そうとするも秘密の暗号を思い出せない、その間抜けさが逆にいい。
あと、俺が「すごくいい」と思ったのはベニチオ・デル・トロ。彼の役回りはボブを助ける近所のおっさん。と言っても闇社会にも通じる。“ただのおっさん”ではないのだが。 出番もそう多くないのだが、彼がスクリーンにいる間は空気が変わる。過去何作か彼を観て、凄い役者だと思っていたが、本作でも彼が醸す「このおっさんは頼りになる」感が凄い。頼りない“お父さん”とは対照を成す“センセイ”の存在が際立っていた。武道の先生なのだが、すごいアクションを見せるわけでも、眼光鋭いわけでもなく、どちらかと言うとヌボーっとした顔つき・表情なのにただ者ではない男を演じられるこの存在感はなんなんだろうと不思議にさえ思える。
また、母親役テヤナ・テイラーに白人男が惹かれるのは、俺には全然ピンとこなかったが、ウィラ役チェイス・インフィニティはなかなか魅力的だった。今後イイ女風黒人女性役としては重用されるのはないかと思う。
ハリウッドらしいアクション娯楽作として悪くない。
怒れる人の闘争とイカレタ人からの逃走
1 暴力的な革命団体のメンバーと権力者がドンパチしながら追いつ追われつするアクション劇
2 前半は団体が引き起こすテロと犯罪劇を描きながら、団体の女性リーダーに警察官ショーンペンが係わる。後半は、その女性リーダーの子供とディカプリオを巡り、ショーンペン
が牙を剥く。さらにその子の出生の謎とともにショーンペンを狙う白人至上主義団体の刺客が後を追う。そして、・・・。
3 時代背景は不明ながら差別や麻薬、不法移民など現代的な病巣を扱っているところはリアル感がある。一方、字幕だけの問題かもしれないが革命家というもはや時代錯誤的な活動家や謎のエクゼティブな白人至上主義団体が出てくるところは、フィクションの味付けである。全体的にテンポがよく、だれるところがなかった。
4 ディカプリオは、今回も汚い風体の役。昔の面影は消えた。元革命家のマイホームパパだけど次第にやる気を出すところが良い。そしてショーン・ペンのイカレ具合が表情や態度、思考、野望、フェイドアウトに至るまで振りきっていた。デルトロの縁の下の力持ち的な堅実さや賞金稼ぎの命と引き換えに気脈を通じた助力も忘れがたい。革命団体の女リーダーの顔つきと逞しいケツやその娘の可憐さとキャピキャピしたところが印象深い。
5 アップダウンが連続する道路での複数の車によるチェイスは視覚的に面白く感じた。
緊張と笑いが襲いかかってくる感じ
これPG12でいいんですかね?
結構期待して観に行ったんですが、ちょっと事前に想像した内容とは違いました。
3時間近い時間を長く感じることもなく、次の展開が読めないのでのめりこめるんですが、それなりに過激な性的&バイオレンス描写に、これホントにPG12でいいの?と終始感じさせられました。
およそ主役とは思えないディカプリオの役どころや、相変わらず過剰な演技が鼻につくショーン・ペンにうんざりしながらも、アメリカの負の部分を見せつけられるようなキャラクター&背景設定や、前述通り展開が読めないストーリーに、脳天気なアクション大作やヒーローものとは一味違う骨太ハリウッド映画を堪能できました。
ただそうであるがゆえに鑑賞後にスカッと爽快というわけにはいかず、このキャストで長時間作品なら誰もが楽しめるハリウッド大作だろうと思って観に行くと面食らうと思います。
実際そのような感覚で観に来たであろう親子連れ(子供は中高ぐらいの女子)とおぼしき三名が同じ列の隣に座ってましたが、鑑賞後は相当気まずいだろうなと親御さん側に同情しました。
まあそれでもこういう作品が米国とほぼタイムラグ無しで観られるということに感謝しつつ、対極にあるリーアム・ニーソン版裸の銃を持つ男の日本公開も早急にお願いしたいところです。
追われて追って、追って追われて。 パワフルかつお茶目な作品。笑える...
かっこ悪いディカプリオに拍手
主役のディカプリオの慌てふためく元革命家ボブがそれでも懸命に娘を探す姿には共感してしまいます。シリアスドラマでありながらコメディ要素たっぷり。IMAXに相応しいラストのカーチェイス。人種問題、移民問題など背景にした現代に蘇ったニューシネマです。
まずディカプリオ扮するボブのカッコ悪さ。パスワードを思い出せなくて周りに八つ当たり、革命のヒーローもここでは普通のおじさんです。彼を助けるのは娘の空手のセンセイ、慌てずサポートする彼の姿に武道魂を感じました。彼がディカプリオに「トムクルーズみたいに飛び降りろ」という場面は笑ってしまいます。
もう一人のキーマン、ショーン・ペン扮する軍人ロックジョーのキャラも強烈、冷酷無比な軍人、「アイアムサム」の面影なし。貫禄十分な演技に圧倒されます。DNA鑑定の娘とのシーンは愛憎ないまぜのすごいシーンでしたね。
そしてなんといってもオープニングから釘付けになるテイヤナ・テイラーのカリスマ革命家。革命一直線、淫語を常に口にしながらの銃撃、爆弾。性欲旺盛でまさに自己中、やりたい放題、後半、もっと出てきて欲しかったです。
とても楽しめた作品でした。
ダメ親父と変態警部
革命・逃走・救出、最高でした
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