ワン・バトル・アフター・アナザーのレビュー・感想・評価
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一生上映していて欲しい
キャスト陣の演技、ストーリー、映像の見せ方、全てが圧倒的。緊張の連続の中にたっぷりのユーモアを散りばめ、緩急をつけたテンポの良い構成で162分を全く長く感じさせない。
何度でも観たくなる大傑作エンターテインメントでした。
娯楽で見ても、風刺で見ても面白い
予告はコメディタッチでしたが、本編は結構シリアスな感じでコメディも挟むがそれが逆にリアル感が出ていたと思います。 音楽が凄く良くて役者の演技を際立たせてた、全体的に演技が素晴らしかったです。 設定はよく見たことある感じでしたが、展開や構成でこれだけ面白くなるのかと思ったがリアルタッチで独特の世界観があんまり無いので社会現象とまでは行かないかもしれませんが素晴らしい映画だったと思います。 あとメッセージ性が強いので風刺視点で見るとより楽しめると思います。 最初らへんはまぁまぁ性描写が多いのでこんないるんかなとは思いましたが、移民の治安度合いを見せるために結構入れたんかなと思いました。 用語とかの意味が分からないのが結構あったので2回見る方が楽しめるかもしれません。 評判通りの面白さでした。
アメリカンドリームはどこに?
アメリカの分断
「マグノリア」、「パンチドランク・ラブ」、「ファントム・スレッド」、「リコリス・ピザ」と観てきましたが本作は異色です。
予告は観た時には『えっ?あのPTAがアクション映画を?』と意外性を。
しかもPTA監督初のIMAXでの上映とは!
それまでのPTA監督の作風からしてIMAXはイメージ出来ません。
怖いもの見たさな感覚でIMAXでの鑑賞。
IMAXは正解でした!
特に後半のカーチェイスのシーンは見応え十分です!
主演のディカプリオの演技は言わずもがなで、本当の主演はウィラ演じるチェイス・インフィニティとロックジョー演じるショーン・ペンではないでしょうか。
特にショーン・ペンの変態振りには笑っちゃいました。
物語に大きく関わってくる白人至上主義の組織「クリスマス冒険クラブ」の暗躍など今のアメリカの分断を描いていて見応えがありました。
惜しいのはフレンチ75のメンバーとして出演していたアラナ・ハイムがあっという間に射殺されたことです。もう少し活躍してほしかったです。
テヤナ・テイラーも逃亡してからも手紙を残すのみというのもモヤモヤ感が残りました。
とても面白かった
初めての映画体験!
好みが分かれる映画
長い
センセイ、素敵!
親近感が湧かない
メキシコ移民、人種差別、白人至上主義、原住民差別、様々なアメリカの抱える闇をテーマに、サスペンスと人間のグロテスクな部分を融合させ、面白いストーリーで一気に見せる。
ストーリーの面白さと軽快なテンポで一気に見せていくので、飽きずに見られる。ただ、上記の時事的な問題はやはりアメリカ国民ならではこその問題なので、日本で生活してる我々が見ても、自分事として感じにくい。そこがあまり日本で評価されていない理由の1つであるように思う。
家族の話なので全く感情移入できないわけではない。親子愛は世界共通だからだ。しかしながら、アメリカならではの題材は日本人からするとやはりとっつきにくく、 思いっきり入り込んで見ることは難しいだろう。そういう意味で、あらゆる人に勧められる映画とは言えない。
個人的には個性派俳優ショーン・ペンの怪演が素晴らしく、 こんな俳優だったっけと思ってしまった、それぐらい素晴らしい演技をしていたのが印象的だった。
最後のエンディングはいい感じにまとまっているが、いなくなったあの人については、もう少しひとひねりあってもよかったような気がした。でもリアリティをつけるためにはあれぐらいのインパクトがいいんだろう。
決して面白くない作品ではないが、万人受けとは言えない作品だと思う。
エンタメと社会風刺のベストマッチング
最初から最後まで、ずっとスゴイ画が
続いて、これぞ大作、これぞ映画の凄さ
を味わえた気がしました。
ちょっと狂気っぽい役柄が最高と思っている
ディカプリオのやや狂気っぽい演技も十分に
観れたのも楽しかったです。
ただ、自分のタイミング的に、
疲れ気味の状態での視聴だったので、
今のアメリカ社会が抱える不安と
葛藤の全部を煎じ詰めたような設定や
格差や対立を強調する演出は、
ちょっと心に堪えました。
心に重く感じられるぐらいの
いい映画だったと思います。
ゴダールが主張していた、
今、現在の社会を風刺したり、
映し出して警鐘を鳴らすような
役割が映画にはある、
そうでなければ、映画に
この世の中での立場は無い、
うんぬんかんぬんの系統と、
エンタメが見事にドッキング
していたのも監督の
見事な手腕だなぁと感心しきりでした。
ディストピア感からは、
古くはトゥモローワールドや、
シビルウォーの流れにある
気がしましたし、
バイオレンスの味付けには
とことんリアルで残酷な場面と
ちょっとおちゃめで笑える(?)
場面が混在している感じに
タランティーノ風味が
感じられました。
革命と前衛音楽
映画全体のクオリティが非常に高く、重厚感があり、広大である。何より最近の映画では感じられないリアリティを映像から深く感じられた。古き良きアメリカ映画のようだった。しかし、テーマとなっている移民や革命は昨今の国際的な問題が反映されており、現代へ問いを投げかける社会派映画だった。映画が始まってすぐにその世界観に引き込まれる。いつの間にかどんどんと飲み込まれていき、そしてあっという間に終わってしまう。しかし、頭の中にいくつかのシーンが鮮明に残っている。映画のどこで一時停止をしても画になる。意図的に静止させている箇所はなおさらである。理想的な映画であることは間違いない。
実はこの映画を観に行く動機となったのは、映画館で見た予告編だった。どの画も特徴的で記憶に残るものだった。しかし私がそそられたのは音楽だった。音楽を目当てに観に行ったと言っても過言ではない。
今までも予告編の音楽に興味を持って映画を観に行ったことは何度かあったが、映画本編で予告編の音楽を超える映画にはなかなか出会ったことがない。しかし、この映画は違った。予告編の音楽のハードルを平気で超えてきた。この映画の音楽の特徴に、クラシック音楽、特に前衛音楽の技法が数多く使われていることが挙げられる。具体例を挙げると、ミニマルミュージック、微分音、アコースティック楽器の特殊奏法、電子音楽等、サウンドだけをみても実に多種多様。それにとどまらず、これらの技法を組み合わせることで、表情をつけ、微妙な心理描写を音楽で描いている。昨今の映画音楽ではほとんどなくなってしまった、特徴的で耳に残るテーマ曲。また、そのテーマ曲を情景描写や心理描写に合わせて編曲して用いる方法がこの映画では取られている。なんと、前述した前衛音楽の技法を用いた音楽で。確かに前衛音楽は美しいメロディやハーモニーが無い分、心理描写や情景描写に長けているとされるが、これほどまでの成功例は今まで目にも耳にもしたことがない。これは映画と音楽が組み合わさることによってこそ起きた現象だろう。この作曲家の卓越した音楽性や芸術性が垣間見える。また、前衛音楽のサウンドを用いたのは、単なる音響上の実験にとどまらない。前衛音楽とは、アドルフ・ヒトラーが愛したドイツ・クラシック音楽の象徴する秩序や権威への否定という側面も持ち合わせている。秩序から逸脱した響きによって「革命」というテーマを音で体現しているようにも感じられた。
実はこの映画には前衛音楽だけではなく、聴き馴染みのある美しいメロディやハーモニーが使われている音楽もある。映画冒頭にも流れるこの映画のテーマ曲であり、ストーリーが大きく変化する重要な場面でも用いられるため、とても記憶に残る。前衛音楽だけにこだわらず、聴きやすい音楽も用いている点から、あくまでも映画音楽の体裁を保ち、大衆を置いていかない心意気が伝わってきて、評価できる。
昨今の映画音楽はどれもこれも風景のような脇役になっているものばかりである。その風潮に一石を投じる映画であり、映画音楽であることは間違いないだろう。この映画が提示した音楽の可能性は、映像と音響の新たな融合の始まりを告げているように思う。
ベルリン、カンヌ、ベネチアの3大映画祭で受賞歴を誇るポール・トーマ...
ベルリン、カンヌ、ベネチアの3大映画祭で受賞歴を誇るポール・トーマス・アンダーソンが、レオナルド・ディカプリオを主演に迎えて手がけた監督作。トマス・ピンチョンの小説「ヴァインランド」からインスピレーションを得た物語で、冴えない元革命家の男が、何者かにひとり娘を狙われたことから次々と現れる刺客たちとの戦いを強いられ、逃げる者と追う者が入り乱れる追走劇を展開する。
革命家??(・・? 過激派左翼の物語なのですが美談に仕上がってます。
タイトル覚えずらいぞ!
よくよく考えると実にくだらないことなのに、 緊張感が溢れる逃走劇
タイトルだけを見れば不評に見えるかもしれない。しかし本作を観て、頭の中で物語がつながっていくうちに「なんと下らんことに大層なことしでかしとんねや!」と考えるに至る。
しかし、そのくだらなさを曲者しかいないキャラクターが、緊張感が持続するカメラワークが、演出が、すべてを面白い方向へ転がしていく・・・。見終わった感想は、
「このぶっ飛んだくだらなさが面白い!!」
主演のディカプリオのハチャメチャ感、名優:ショーン・ペンの変態感、スマート感あふれるベニチオ・デル・トロ、変にミステリアス感と情熱さと自己中さを併せ持ったテヤナ・テイラーに、マジで巻き込まれただけで不運も生き抜く力がすごそうなチェイス・インフィニティ(名前から凄そう(笑))。ほかにもまだまだ一癖二癖持ち合わせるキャラクターがうようよ出てきて、それらが無駄なく暴れまわっている。そしてそれらに緊迫感、緊張感、焦り、不安というスパイスをふんだんに盛り込み、それらがケンカすることは一切ない。もう見事な演出、見事なカメラワークというほかない。特にクライマックスのカーチェイスなんか重力さえ感じてしまうってから自分としては驚きしかない!監督のポール・トーマス・アンダーソンが作る映画は良質ぞろいと聞くが、実はこの監督作品を観るのはこれが初。でもこれはすごいわ!ほかの作品も見たくなってしまいました。
また、ストーリーは「くだらない」と言っても、“移民問題”や“黒人差別”を描いてるとこを見るからして、しっかり今のアメリカの社会問題に対しても提議しているように思うところから、「ただのアクションコメディ」に終わらない。現実問題を見つめ、そこを風刺するようにくだらなく面白く描いているところに、本作の魅力があると思います。
いや、ホンマに今考えても「くだらなくて面白い!!」普通の作品にはない魅力を存分に楽しめる本作。これはおすすめ!
豪華薄味ワンプレート映画
ディカプリオ×ペン×デル・トロの豪華食材で「これは贅沢!」と高評価を付けたかったのですが…、
すみません、どうにも満腹感が得られませんでした。
カリスマ女性革命家の思想もポジションもぼんやりしたまま、ディカプリオの革命家堕ちも説明薄く、父娘愛や無償の救出劇という“ハリウッド定番の味”の中で満たされない感じが拭えません。
次々と襲いかかる刺客たち、ディカプリオが娘のために数々の困難を乗り越える……のかと思いきや、その熱血度は控えめ。娘のほうがよほど乗り越えます。
物語は移民問題など現代アメリカのディープな社会背景を下敷きに進みますが、冒頭から観客を置いてけぼりにしてしまう構成…(隣席の女性が冒頭から3/4くらいまで爆睡してました)。
警察の腐敗やメキシコ国境の張りつめた緊張感、秘密結社や謎の修道院などエッジの効いた要素は揃うのに、どこか演出もストーリーも薄味です。ポリコレ”への配慮にもモヤモヤ感が…。
豪華俳優陣の演技はさすがも、脇キャラ含め皆どこか印象が薄く、緊張感やドラマの厚みが感じられません。スタイリッシュな映像や多ジャンルの挿入曲など、雰囲気作りは巧みでも、本筋のハラハラドキドキは弱め。カーチェイスや撃ち合いの緊迫感は抑えめ。振り切ってるのはショーン・ペンのキャラのみ。
監督の作風や批評性には惹かれるものの、没入感は今ひとつ。個人的には「面白かった!」とは言いづらい複雑な一作です。
マイルドなコメディ―、そして社会派風味の新感覚ヴィーガンシネマ――好きな人には刺さると思います。
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