ワン・バトル・アフター・アナザーのレビュー・感想・評価
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アメリカはテロと不法移民対策で大変だ!
謎の中毒性を感じた
ディカプリオってキラキラほっそい美少年から、気づけばジャック・ニコルソンになってるが、いい年の取り方してまじでいい役者だわと心底思う。
トム・クルーズともブラッド・ピットとも違って、むしろ見た目は一番変わった気もしなくはないが、演技の面やこの人出てるならハズレなさそうなランキングでは一位じゃね?というやっぱ見たくなる役者だぜ。
それに加えて他のキャストもヤバいうまい、監督もヤバいと聞くが実は初めて見たのだが確かに他の作品も見たくなる、滑り込みで映画館で観てよかった。
もっとでかいスクリーンの時に行けばよかったな。
基本、自分は半分近く笑いながら観てた気がする。コメディ要素強め。おもろい。声あげて笑いながら観たい。、
でも数多の評論家のコメントや皆さんのレビューのとおり、すっごい今のアメリカの世相を表してもいる社会派とも言えるのが面白かった。リアルなのかという恐怖。そして皮肉。ごった煮かもしれんが、ごちゃごちゃを感じさせない。何の映画かと枠にはまらない、聞かれても答えられないのがすごいな。でも後味いいし、感動もさせられちゃうからやられた。
ちょっぴりだれた感は否めかったが、なんかまたすぐ観たくなる映画だ。
なお、日本も似たテーマが問題になるのも遠い日ではないのかもしれないが、あの日上がった土地の映像は日本からの遠さを感じてしまった。一方で日本ネタけっこうあって親近感も感じてしまう二面性。やっぱ謎だわ。
久しぶりにクレイジーなアメリカ作品だった。 こうこなくちゃ。懐かし...
おもしろいけど大人な作品だね ポリコレ完璧クリアでのアカデミー狙い...
やば
なんかすごい映画を観たな、って感じ。
父親が娘を取り戻す話、みたいなあらすじを聞いた時、正直ありきたりで面白そうに思えなかった。でも、ディカプリオが主演で面白くなかったことないしな…、と思って観ることにした。
で、これはかなりの問題作というか…。少なくともこれは日本では作れなかった映画だと思う。それは、「テロ組織が正義として描かれてしまっている」から。で、このテロ組織はけっこー人命を軽視してる感じで、観てて変な意味ではらはらする。
テロ組織の敵役は陰謀論に出てきそうな組織。政府組織の中枢に入り込んでて、KKKみたいな白人至上主義者。これもけっこー問題ある設定だと思う。
そもそも物語の発端はメキシコの移民問題なわけで、現実の政治問題だと思って観始めるのでそのあとの展開がえぐくて…。
「ジェントルメン」みたいな完全に非現実的な世界観の物語だったら、殺し合いがどんなに凄惨でもあんまり気にならないのだけど、この映画の世界観て変な意味で現実的でなまなましい。
この映画の世界観が反政府的な考えを持っている人の妄想だとしたらめちゃくちゃこわい。
でもこういう映画が成立しちゃうくらい、今のアメリカってすごく分断が進んでるってことなんかな…。
この映画のストーリーを俯瞰で観ると、ヒーローものとしても観れる、というのも面白い。母親はヒーローの能力を持っていて活躍していたが敵の手に落ちて仲間を裏切ってしまう。そして敵との間に娘をもうける。娘は呪われた血筋に悩むが、覚醒してヒーローの能力を顕現させる。敵組織はまさに秘密結社そのもので、ショッカーみたいな感じだし。
あと、情けない父親を演じるディカプリオがとても良かった。
この映画で一番驚いたのが、「お前死んでなかったんかい!」と誰もがつっこんだであろうところ。これって「敵組織は未だ健在ですよ」、ってのを後のシーンで示すために必要だったのだろう。
些細なことだけどちょっと気になったのが携帯型の遺伝子検査キット。こういうものが現実にあるのか調べてみたら、電気泳動と小型遠心機とPCRマシンが一体になっている製品が実際に存在した。
でも実際に遺伝子検査するとなったら、映画のように電気泳動に時間がかかるのではなく、PCRに時間がかかるはずだし、電気泳動の結果も変だったので、ちょっとリアリティがないなー、と思った。
左派には共感できないが面白かった
娘役の女優さんが魅力的
この映画の最大の美点は娘役の女優さん。単なる美人とも違う、なんというか姿形が爽やかでスッキリしてる。こういう人が苦境に陥ると観客は「がんばれ!」と応援したくなる。空手をやってるという設定を活かして空手を使ったアクションが見たかった。というか見せるべきでしょ。監督の怠慢というと言い過ぎか。
話はこの娘が捕まって逃げるとこから急にぐちゃぐちゃになっていく。
① あの賞金稼ぎがなんで殺しを始めるの?
② そもそもあの賞金稼ぎって人探しが仕事だろ、なんであいつに娘を引き渡すの?
③ 青い車の男はなぜ白い車に娘が乗ってるってわかるの?
④ 娘の方もなんであの青い車の男が追っ手だとわかるの?
⑤ しかもなぜディカプリオはその二台の車を追いかけるの?
③〜⑤についていうと登場人物が全員超能力者でないと説明がつかない。
ただし、この話の最大の問題点は娘の救出劇にディカプリオがらまったく役に立ってないこと。単に右往左往してるだけ、解決したあとで現れるってね。信じられないくらい下手くそな作劇だ。
ディカプリオの周りのキャラ立ちがすごい傑作
家族愛を描くのにこんなやり方があるのか!って物語を、派手でもなく抑制でもないポール・アンダーソン監督の「見たいところを見せてくれない」ウズウズするカメラで描き切る。
宣伝にあるようなコメディでもなく、シリアスなヒューマンドラマでもなくバイオレンスだけでもない、噛んでも噛み切れない感じがすごくいい。
主体性があるんだかないんだかわからない主人公のディカプリオは今作ではあくまでハブに徹していて、とにかく周りが全員キャラ立ちまくり!
敵役のロックジョー大佐を演じるショーン・ペンは、これでアカデミー助演男優賞を獲ってもいいと思う。
音楽も素晴らしいので、それだけを味わいにもう一度観に行きたい(2時間40分もあるので今度はボンタン飴持ってw)。
革命家と父親とエゴイストの闘いを観たい人におすすめ
おもしろいね~
ディカプリオ、ショーン・ペン、デル・トロが出てるということ以外は監督名前だけで鑑賞しにいきました。
何かいい感じに集中をさせてくれる映画で、「2000年頃の映画ってこんな感じの映画ちょこちょこあった感じがするな~」って観てました。
後半になるにつれ面白くなっていき、先が読ませてくれないので2時間40分中だるみもなく、飽きることなく観れました。
内容の事前知識なく観に行ったのでコメディテイストにやられました。
脚本と役者がいいのでこのコメディ感が映画に厚みを加えてくれている感じがしました。
イデオロギーや暴力を話しの主軸にしながらコメディテイストを散りばめて絆を描く、普通に良くてきたいい映画だと思いました。
映画は役者が良いとっても楽しくなります。
奇妙なれど冗長な現代アメリカ風刺劇
元革命家が拉致された娘を奪還する追跡アクションなんだけど、監督がポール・トーマス・アンダーソンなんで一筋縄ではいかない作品です。絶賛している人には悪いけど、3時間近い上映時間がすごく長く感じられ退屈しました。主人公と女革命家の馴れ初めの過去のシーンだけで1時間、15年後の本編に入っても、何かのメタファーや狙いがあるのかもしれないけど、一つ一つのシーンが長過ぎて疲れました。白人至上主義者の秘密結社やいまだに革命の夢を追っている連中やそのシンパなど、現代のアメリカ社会を風刺するために、あえて冗長な作り方をしているかもしれないけど、なんかあんまり心に刺さりませんでした。また、出てくる登場人物がことごとく感情移入できない連中なのも、長時間の作品を見続けるにはしんどい原因でした。役者では、ディカプリオが本当にイケテない親父役が妙にハマっていました。ヒロイックな役より情けない男の役が結構うまいんですよね。ショーン・ペンは、まあこの不快なキャラを見事に演じてました。
期待しすぎた。
アメリカが病んでる証拠
中盤までは最高 後半はウーン?
私は、ディカプリオなどの、俳優さんや監督のファンではなく、予告が面白そうだったので、見に行きました。 中盤の、娘が拐われて、主人公が助けに行くところまでは、テンポも、内容もとても面白かったです。 海外で話題のポリコレ問題も 上手く処理して、物語に違和感なく落とし込めてると思いました。
しかし、結末にかけては、ライバルである、ロックジョーにケリをつけるのは、終始 クリスマス会という、第三者の組織であり、主人公である、ボブはほとんどなにもしてません(追いついた頃には、全部終わっていた)
また、なぜ2回殺されたのかよく分からないロックジョー めっちゃ強そうで実はいいやつ?みたいな感じだったのに、いつの間にか、相討ちになってた暗殺者 前半の革命描写と比べると、予算不足のあった最後のカーチェイスシーン(終わりかたもそこだけなぜか現実離れしてた)など、終盤は突っ込みどころ満載で、疑問が多くあまり楽しめませんでした。 中盤までは、かなり面白かっただけに、終盤の無理やりな感じが残念に思いました。
あと、革命の映画なのに、ボブは、革命家らしいことほとんどしてません。 ほとんど奥さんがしてました
ダサさがカッコいい!
生みの親と育ての親
古き新しき良き悪きアメリカを表したような映画でした。
また、キル・ビルのような映画を想像していましたが、キル・ビル2のような映画でした。
レイシストがレイシストに粛清され、
革命家(テロリスト)の遺伝子は引き継がれる。
アメリカという実験国家で起こっている、人種とイデオロギーのごった煮は近代国家の抱える現実なんでしょうね。
ロックジョーの歩行の姿はヤバい奴のそれだった。
良かった
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