ワン・バトル・アフター・アナザーのレビュー・感想・評価
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エロと破壊とポンコツ父に注目!
うーん前評判がとても良かったので、かなり期待していましたが、腑に落ちるところが少々少ないようなモヤモヤ感がありました。とはいえ、褒められるところはたくさんありました。まずエロテックなところ、想像するだけで感情がやられそうなところがありました笑。それも、最後まで怪演で、気色悪かった変態軍人の印象があまりにも強いのでちょっぴり辟易笑。それからアメリカの抱えてきた差別主義や移民問題(今日本でも大変なことになりそう?)も絡んでいて、かなり複雑なイメージが全体を覆ってます。ですので単純なエンタメとはいきません。しかもテーマが革命なのか、プロパガンダなのか、アクションなのか、も定まっていないのがモヤモヤ感につながっているのかもしれません?それでもこの巨匠監督の作品が好きな人にとっては、たまらないものかもしれません。ところで、私が高得点をつけるとしたらディカプリオの演技。飲兵衛で薬物に溺れているのに、昔取った杵柄(爆薬担当の革命家)で、愛娘のためにヨロヨロしながら振り切って戦う必死さが、めちゃくちゃ滑稽さを通り越して熱いオヤジの愛情が感じられて涙です。そして、ラスト近くで親子の関係のどんでん返しがあってびっくりするのですが、それでも変わらないディカプリオの深い愛情に脱帽です。アクションの見どころは車での追跡劇でしょうか。今までにはないアップダウンの道での激走はとても印象に残りました。
追記 娘役のチェイス・インフェ二ティの毅然とした顔つきが素敵でした。将来が楽しみ!
タランティーノ作品を進化させてみたが、無駄な会話だけは入れなかった、という感じ
[60代男です]
ディカプリオ主演作と言うこと以外、内容をまったく知らない状態で鑑賞した。
物凄くエネルギッシュな作品だ。
強いて言うならタランティーノ作品に似ている。が、無駄な会話はない。
はじまりが、いきなり銃を手にしたゲリラかギャングか分からない数人の戦闘員が、軍か警察の施設を襲撃している場面なのだが、誰が何の目的で行動しているのか分からない。
タランティーノ作品のような本筋と関係ない登場人物たちの過剰な無駄話などなく、それどころか説明的な会話すらないので、この話がどこへ向かっているのかも、後半になるまで分からなかった。
本作は映画ファン向けで、多くの作品を観てきた人ほど、見惚れさせる。
分かりやすさを心掛けていないので、映画鑑賞初心者には、入り込みにくく感じさせる。
こういう映画の序盤は、普通、主人公や今現在の状況を説明する、面白くもおかしくもない日常生活の描写から始まるのがパターンで、たとえオープニングだけはアクションの見せ場から始まったとしても、そのあとに退屈な日常描写が用意されている。
どうしても序盤はそうなっている。そういうものだ。
しかし本作にはそういった日常描写が、まったくない。
物語の進行に関係ないシーンがないのだ。
強いてあげるなら、時間が16年とんで主人公の娘が成長したのを表す、空手の型の稽古をしているシーンが唯一の例外くらい。
ここまで日常生活の描写がない作品は初めてかもしれない。
サスペンス映画の構成は、基本的にこうだ。
物語が動く、登場人物が落ち着かない、撮影と編集も緊張感と躍動感があるシーンが見せ場としてあり、その間をつなぐように、観客の気持ちを落ち着かせるように、または時間つぶしのように、落ち着いた映像で、登場人物たちがたいして意味もない会話をするシーンがある。
ところが本作には、見せ場をつなぐ、その落ち着かせるシーンがない。
物語が動く、緊張感と躍動感のあるシーンだけを取り出してつなげたような構成なのだ。
2時間半以上あるというのに!
けっこうお金もかかっている。
主人公が必要があって、市街地の、違法な人たちがたむろする場所など、さまざまなところへ行くのだが、どこへ行ってもいろんな人たちがいろんな状況にいるのが背景として描かれているのも凄い。
脇役とすら呼べないモブキャラたちをいちいち配置して動かすのに、どれだけ手間とお金をかけるのだろう。
話の展開に必要なわけでもないのに、この監督の、映画に深みを与えるためのこだわり、その情熱がすごい。
主演のレオナルド・ディカプリオは、良い俳優だとあらためて思った。
ショーン・ペンが、いままで見たことがない彼史上最低の、情けない変態軍人の役で、これが印象に残る。
ベニチオ・デル・トロだけは、いつも通りのベニチオ・デル・トロで、頼りになるいい男の役だ。
主人公の娘役チェイス・インフィニティと、変態革命家の女性役テヤナ・テイラー、2人とも初めて見る役者だったが、しっかり記憶に刻み付けられた。
面白かった。
期待し過ぎか?
台詞でクスッとなるのだが、闘争時代とパパデュカプリオの落差が思っていたよりも小さく、小ボケレベルでした。闘争時代でも妻に引張られていた感が強くて、小物感が強めなのが原因かも?
それでもラストの携帯の使い方を娘に教えてもらうシーンとか、娘が何処ぞの集会?に行くのを否定しない所とかは二人の関係が窺えて良いラストだと思いました。
けど、万人向けの映画ではないよね…
思う事は人それぞれ
日本人の私には、よく判らない映画
おぢさん達のちょっと滑稽な逃走と追跡劇
予告の時点ではあまり惹かれるものはなかったのですが、「ザ・ザ・コルダのフェニキア計画」のベニチオ・デル・トロが非常に良かったので、その勢いで本作を…。
思った以上にアクションあり、笑いありのエンターテイメント作品でした。ストーリーは白人至上主義だとか、黒人がどうだとか、革命がどうだとか…いまいちピンとこない部分が多く、前半は飲み込むのに少し苦労しました。苦労した要因の1つがテンポの良さですね。エピソードごとに深く掘り下げるのではなく、重要な事象を観せたら、はい次ー!はい次ー!ってな具合に場面がポンポンポーン!です。私は一歩二歩遅れて頭の中で解釈しながら追っていったのでちょっと疲れましたw
何が起こってるか大体把握できたら、後は集中して楽しむことが出来ました。テンパってるレオ様だとかすっとぼけたデル・トロだとか、結構笑えるところが多かったです。よくスパイものとかにある合言葉を使ったコントみたいなやりとりとかwあと、スタントマンってやっぱり危ない仕事だよな…って改めて思ったり。
アンダーソン監督曰く、映画の結末を決めずに撮影に挑んだとか。あの終盤のカーチェイスの名シーンも偶然の産物であると。たまたま面白い地形を発見したと…。そんなことあるー!?(笑)奇跡だ…。
テンポ良く、アクション、コメディのバランスも良く、長尺でありながら飽きずに観れました。ラストはちょっとほっこり。ガッツリ社会派作品ってわけでは無いので、俳優目当てとか、単にエンタメ作品を観たいって人も是非😊
全然万人受けじゃないと思うなあ
個人的に注目していて、評価も高いので期待してました。
コメディパートは沢山あって結構笑っちゃいました。ディカプリオ面白すぎる!合い言葉忘れて開き直る。そして屋根から落ちて簡単に捕まる間抜けさがたまりませんでした。
ですが、それはそれ。ストーリーはそんなに面白いとは思えず。誰にも感情移入できないまま終了してしまいました。
元々この監督がお好きな人には刺さっている感じがします。
残念ながら、ちょっと合いませんでした。下品な言葉が多い映画はダメかも。
エンドロールに入ってあっという間に半分くらい退場したので、勝手な想像ですがその方々も同じ気持ちだったのかと思いました。珍しく明るくなるまで座っていたのはほんのわずかでした。
それから、いつになくシアター内でのマナーが悪くてがっかりしました。
予告編の間中話し続ける人々、なんなら上映中も。
そんなに混んでいないのに謎のトナラー。
エンドロール入ったら速攻スマホ使う人々。飲食店探してる雰囲気だったな…外でやってほしいです。
どうなるんだ?って
骨太映画
最高の娯楽作品なのは確かだが、潜む左翼毒に注意。
リコリス ピザ
ハイムの三女、
やっぱり居たよねー
途中で、あの子じゃねえかな?
て思って後で調べたら、合ってた。
多分学校の所だと思う
間違い無く前半で観た気が…
カーチェイスの所も、リコリスピザに似てた。
前のは暗いし、他の仕掛けも有ったから
明るく純粋なカーチェイスやりたかったのか?
アメリカの不思議なシコリを観る映画
漸く秋の訪れを実感しつつあるマ王です😁
いよいよ秋の映画が始まります😆
まさに文化の秋である✨
手始めに今週から公開の『ワン・バトル・アフター・アナザー』で口火を切ったワケなのよ👍
分厚いパンフレット片手に鑑賞してきました✋
う〜ん、大作というワリには盛り上がりが無い作品であり、また「こういうのが傑作」という方には堪らない作品なのかもしれない😐
そもそもアメリカの現代史に詳しくないとポカンだし、マ王って案外複雑な家庭に育ってるのでその点も説教臭がする😮💨
「家族ってこうだよね」みたいな考えを押し付けられてるような気がしたのはマ王だけかいな?
何と言うか作品全体から「観ろ!どうだ!」みたいな声が聞こえてくる映画なんよ😑←サブリミナルか?
レオナルド・ディカプリオやショーン・ペンやベニチオ・デル・トロを出演させて絵的には迫力あるかもだけど、マ王的には楽しめなかった⤵️
アメリカの移民問題や差別思想が根幹にある映画は鑑賞方法が難しくなる。
以前も話したように日本の原爆被害を映画化するのと同じで、当事者には響くけど部外者には全くなのよ。
ポール・トーマス・アンダーソン監督(以下PTA)は『マグノリア』『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』の時もそうだったが、マ王の期待をシッカリ裏切る。
本当は面白い映画なのかもしれないが何処にどういう面白味を感じて良いのか解らない。
おそらくPTA監督は左派芸術家なんだと思うのよ。
それは映像で、物語で、構成で「観せる」映画を製作するのではなく「魅せる」だけを追求してんだと思うのね。
妊婦と女子高生の射撃シーンのシンクロも然りアメリカを象徴するような2つの架空過激派組織を描いてる辺りにもマ王はソレを感じた。
マ王は映画を娯楽と考えるバカなので、何か政治的に偏りのある今作は前評判に騙されたと思ってます。
ディカプリオが薄汚く小太りでアルコールとドラッグに溺れたダメダメな元革命家なのに娘を想う気持ちだけは一人前以上の父親という複雑な役を熟したのは天晴だし、ショーン・ペンの変態軍人役も流石であった✨
だからと言って名作と決めてしまうのは些かな判断ではなかろうかと思うのがマ王だ🤔
冷静に鑑賞するなら褒める点が少ない本作は駄作認定しても良いと感じる😫
結局は誰が作った誰が出てるよりも誰が鑑賞するか何を思うか、なのよね映画って🌀
PTA監督信者には昇天するような映画なんだろうけど、テーマが難解というより定まって無い作品なので(プロパガンダなのかレジスタンス推しなのかバイオレンスなのか)正直、VOD落ちまで待っても問題無いですし何なら無料まで我慢するような作品です✋
最近の予告編とか前評判とかを信じられなくなり始めてるマ王がいます😭
映画館での鑑賞オススメ度★★☆☆☆
昔のディカプリオの面影無し度★★★★★
何となくドナルド・トランプ度★★★★☆
めったにお目にかかることのないハイレベルのエンタメ作
混沌と熱狂の162分のジェットコースタームービー
162分、退屈せずに惹きつけられた。シナリオが次から次へと展開するジェットコースタームービーだ。主人公のディカプリオを囲む主要登場人物は皆強烈な個性の持ち主で、現実にここまで強烈な人物いるだろうか?と疑問を持ちたくなるような設定なのだけれど、助演陣の役者たちの名演・怪演が、その疑問を挟む余地を作らせない。
特に、敵役の軍人ショーン・ペンの怪演が際立つ。最初しばらくペンだとはわからなかった。筋トレしたのだろうか、あるいは何らかの特撮なのか? マッチョで年老いた軍人の外見から、体幹がぶれない軍人らしい動作まで、どうやって撮影しただろう。
あともう一人、妻であり母となるテヤナ・テイラー。初めて見た人だ。性的興奮と闘いの高揚感をカクテルして戦う危険な革命の闘士を見事に演じていた。なんか人間として別次元の野生で、本当に近くにいたら怖いような迫力だった。
その中でのディカプリオは革命の闘士であるのだけれど、ただ一人の普通の人に見えてくる。そして、普通の人だから、時に情けなく、時に感情が爆発し、喜怒哀楽に翻弄される。ディカプリオ見ているだけで、画面に惹きつけられてしまうのである。
そうやって楽しく見たのだけれど、その一方で、この話はどこに向かっているのか、何を言いたいのか、どこにカタルシスを得るのかがピンとこなかった。脚本が破綻しているのではと思ってしまい途中引っかかってしまった。
なので的外れになるかもしれないけれど、改めてこの映画を振り返りつつ考察を楽しんでみたいと思う。
まず、この映画の一つの軸は、父娘関係の変遷だ。革命組織に所属し、過激な武力闘争をしていたディカプリオは子供が産まれて父性に目覚める。子育てに夢中になるディカプリオに魅力を感じなくなった野生的な闘士のテイラーは姿を消し、ディカプリオは革命から身を引いて、娘を育てるために16年間を捧げた。
しかし、娘はそんな父の献身的愛情を全く理解せず、父を嫌っている。まず、これだけで多くの父は泣けるのでは。僕に娘はいないけれど、娘を持つ友人たちの話からすると普遍的な父の姿かもしれない。世の娘たちには、この映画を見て、父を理解してあげてほしいくらいである。娘への接し方は間違っているかもしれないし、家で見る父に情けなさを感じるかもしれないけれど、父はあなたのためにあなたの知らないところで闘ってきたのである。
平穏に生きてきた娘は、拉致されて酷い目に遭うことで、守られてきたのだと自覚したのではないだろうか。しかし、たくましい母の遺伝子で娘は自力で勝つのであるが、おろおろと追いかけてきた父に愛情を自覚した。その愛情を父に示すきっかけになるのが、母テイラーからの手紙である。
この手紙に僕は引っかかってしまった。いつテイラーは、こんな手紙を書く人物になったのだろう。どうやってそれを書いて届けたのだろう。組織を裏切るような形で、多くの仲間を死なせた罪への自覚はあんまりなさそうで贖罪はなされていない。自分の中に子供への母性的愛が芽生えなかったから、家族から離れたのではなかったか。いつ、母性や、かつてのパートナーへの愛が生まれたのだろうか。
もしかすると、この母からの愛情を示す手紙は、ディカプリオが娘のために創作したものなのだろうか。それならわかる気がする。でも、それは描かれなかった。
国家が信じられない時代に、意味を持つのは、親子や家族という小さな愛情空間であるという寓意を伝えたいのだろうか。だとすると、その物語も母の手紙がもしかすると虚構かもしれないように、愛情も虚構に頼らざるを得ないということだろうか。
多分、ちゃんと観れていなかったのだと思うけれど、ここは一つの引っ掛かりポイントではあった。
この映画の時代設定は、明確に描かれなかったれど、近未来、あるいは現代の並行世界というSF的設定だと思う。この世界観は現実のアメリカ社会を色濃く反映した架空の設定で、とても面白かった。
ディカプリオを妻が所属するフレンチ75は革命組織だ。かつてのフランス軍の武器の名前であり、またジンとシャンパンで作るカクテルの名前でもあるのだそうだ。彼らの武力闘争は、極左的な革命と人道主義がベースの理念だろうけれど、そうした思想性は感じさせず、知らないもの同士が集まって開く単時間のレイブ・パーティのようでもあった。
アメリカでもかつて都市ゲリラや武装闘争を行う極左集団があったようだから、それらと現実をカクテルして発想したのかもしれない。
そして、その敵側は政府や警察・軍であるはずなのだけれど、この映画では白人至上主義の秘密結社クリスマス・アドベンチャーズへと変わっていく。これはKKKがモデルのようでもあるし、それが白人エリート層の結社として蘇ったら、というような設定ではないだろうか。
ここにパラノイア的に徹底的に働く軍人のショーン・ペンはメンバーとして迎えられる。本人はエリートの仲間入りをした、私の人生は報われたと感無量だが、実際は便利に使われただけだった。現実の組織人として自分にも重なる部分があって泣けた。彼の鍛え上げた肉体とスキルは、結局エリートに便利に使われるためだけで終わってしまった。
この映画の父娘のドラマとともに、こちらも多くの父である組織人にとって、身につまされて共感できる悲哀を見事に描いたとも感じた。
あとアクション映画としても見どころは多い。特に最後の娘と白人至上主義組織の放った刺客のカーチェイスのアイデアはすごいと思った。革命の闘士の遺伝子が娘に受け継がれていることを表現しているし、アップダウンの多い砂漠のような大地という舞台を見事に活かし切っていて、スカッとした。
観終わった後は、これはなんだったんだろうと不可解だったけれど、こうして振り返ってみると、見どころいっぱいのドラマである。3時間近くの上映でも全く飽きずに観られるし、ディカプリオはじめとするスターたちの素晴らしい演技を堪能できる快作だった。
混沌と熱狂の162分をどう読むかは、観客それぞれに余白として委ねられた豊かな映画だと思う。
こういうのがいいんだよ!
前半パートの革命家(テロリスト?)のあたりから、交わされる会話がとんでもなく下品な上に、めちゃくちゃ言葉が汚ない(笑)。
「フ〇ラするくらいまでしゃがめ!」とか、もうたまんないっす🤪
しかも言葉責めで〇〇されられたアブノーマル性癖の警官が、よりによって「おまえを見逃してやるから〇〇させろ!」なんて脅して無理矢理ヤッちゃうんですから、もうムチャクチャですわ😓
そんなこんなで16年後。あの頃と打って変わって抜け殻のようなディカプリオが、娘を拉致されてスックと立ち上がり引き出しの裏の銃を取り出して車に乗り込んで愛娘の救出に…行けないんだよなぁ。もう酒とヤクに溺れてまともに走れないディカプリオがなんか泣ける。
そしてカラテ?のセンセイがダメダメなディカプリオとは違って未だに臨戦体制で生きている👍 彼が手伝ってくれて救出劇に乗り出すのだがやはり足を引っ張る主人公には笑ってしまう。
そして娘を監禁した変態警官ロックジョーが彼女の口に何かを突っ込んだと思ったら、まさかの口腔内からのDNA検査のサンプル採取(笑) それを使ってまさかの自分との親子鑑定って、なんだよそれ。しかもそれで双方の親子関係が判明。ディカプリオくんは外していたのか。
後半のクライマックスの波打つ道路(笑)での壮絶なカーチェイス。まさに先が見えないアップダウンの激しいブラインドロードでは、クルマを放置する自爆のようなトラップを仕掛けて追突させるという日本では有り得ない荒技で一気にラストへ。
望遠レンズの使い方が秀逸すぎて感動してしまう。
そしてエンディング。白人至上主義クラブ?に入会できたかと思ったロックジョーだが、いきなりクスリで眠らされてそのまま焼却炉へポイ。あれは彼がが黒人女性と関係を持ってあまつさえ子供まで作ってしまった「穢れた」存在だから速攻で排除されたんだろうなぁ。マジでキモいクラブだ。
鑑賞動機PTA10割
ディカプリオで撮ると聞いた時、正直大丈夫か不安だった。ディカプリオを観たい人と、PTAに翻弄されたい人はあまり重なっていないのではないか。しかもどうやらピンチョンの『ヴァインランド』にインスパイアされたストーリーだとか(あらすじだけなら、かなり違うように見えるけど)で、ますます不安に。無駄に貶されるくらいならいいけど、上映期間が短くなったりしたら嫌だなあと。
鑑賞時はもうトイレが危なかった。冷や汗かきながらエンドロール見て、サウンドトラックの表示あたりで席を立った。ふうっ。最後に追加シーンとかないよね?
合言葉の一連の会話とか、携帯の充電とかこれギャグだよね。おかしくって、座席でプルプルしてしまった。
終盤の逃走と追跡はものすごい緊張感で、あの対処方はこれまで描かれたことはあるのだろうか。
同級生尋問シーンの演出とか好き。
ディカプリオは情けないキャラが板についてきた感じ。
なんでショーン・ペンのキャラが、あらすじであんな含みのある書き方されているのかと思ったら、ドMでしかもベタ惚れじゃないですか!その上、やろうとしていることは、鬼畜極まりないとか。
デルトロセンセイはもう少し裏があるかと思ったけど、何か見逃したか。
アラナの最期は、つい吹き出してしまった。
どちらにも肩入れしようがないけど、お話としてはわかりやすいし楽しんだ。
全300件中、41~60件目を表示
映画チケットがいつでも1,500円!
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