「いやまじて最高」ワン・バトル・アフター・アナザー Raspberryさんの映画レビュー(感想・評価)
いやまじて最高
かつての暴力と破壊を繰り返したレボルーションは時代遅れ。現代のセンセイはコミュニティを守り安全な場所を確保していた。革命のかたちが変化していく様を軸に、もうひとつの時代遅れの象徴、白人至上主義クラブをまるでコントみたいに描いていた。
自分が白人男性であること以外に誇れるものがない男。こういう男は、頭では自分の相手は白人の女しかあり得ないとか思いつつ、自分より優位に立ちそうな女、自分の立場を脅かしそうな女には発情しないんじゃない?
抑圧されたみじめな自分を解放して、SMプレイで本能をさらけ出す快楽と、自分が絶対的優位に立てるという支配欲が相まって、あの奇跡の肉体を持った〝黒人〟の〝犯罪者〟に凄まじく執着する。
ショーン・ペンが前髪を気にする仕草にそんなことを思いながら鑑賞。
さて。
ダメプリオは見せ場がひとつもなくて最高。カッコいい行動ではなく、彼は存在そのもので娘を救っていた。ものすごくグッときた。
ラスト、娘がレオに聞く。「あなたは誰」。
母が裏切り者だったこと、本当の父親がアイツだったこと、レオとは血の繋がりがないことを知った娘がどうしても聞かなければならなかった言葉。
「父親だ!」
うん!これさえ聞ければ前に進める。
ウィラ役の彼女、すごく好き。
音楽も編集も凄まじくエッジが効いていた!
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