「エンタメと社会風刺のベストマッチング」ワン・バトル・アフター・アナザー こむぎさんの映画レビュー(感想・評価)
エンタメと社会風刺のベストマッチング
最初から最後まで、ずっとスゴイ画が
続いて、これぞ大作、これぞ映画の凄さ
を味わえた気がしました。
ちょっと狂気っぽい役柄が最高と思っている
ディカプリオのやや狂気っぽい演技も十分に
観れたのも楽しかったです。
ただ、自分のタイミング的に、
疲れ気味の状態での視聴だったので、
今のアメリカ社会が抱える不安と
葛藤の全部を煎じ詰めたような設定や
格差や対立を強調する演出は、
ちょっと心に堪えました。
心に重く感じられるぐらいの
いい映画だったと思います。
ゴダールが主張していた、
今、現在の社会を風刺したり、
映し出して警鐘を鳴らすような
役割が映画にはある、
そうでなければ、映画に
この世の中での立場は無い、
うんぬんかんぬんの系統と、
エンタメが見事にドッキング
していたのも監督の
見事な手腕だなぁと感心しきりでした。
ディストピア感からは、
古くはトゥモローワールドや、
シビルウォーの流れにある
気がしましたし、
バイオレンスの味付けには
とことんリアルで残酷な場面と
ちょっとおちゃめで笑える(?)
場面が混在している感じに
タランティーノ風味が
感じられました。
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